【大学受験】志望校を下げるのはまだ早い!偏差値逆転を叶えるための基礎固め戦略
更新日 : 2025年8月14日
夏以降、模試の判定や周囲の空気に押されて「志望校を下げたほうがいいのでは…」と考える受験生は少なくありません。この時期、この相談もよくあります。しかし、これは多くの場合、合格の可能性を自ら狭めてしまう危険な判断です。
特に取手・守谷・牛久・我孫子・龍ヶ崎エリアの受験生からもよく相談を受けますが、共通して言えるのは「今は志望校を下げる時期ではない」ということです。

志望校を下げると「楽になる」という誤解
一見、志望校を下げると合格しやすくなるように思えます。しかし、実際には多くのケースで勉強量や必要な学力はそれほど変わりません。
- 偏差値55の大学を目指す場合も、偏差値60の大学を目指す場合も、必要な基礎力は同じ
- 過去問演習や記述対策の時期までは、ほぼ同じ内容を勉強する
- 途中で目標を下げると、モチベーションが一気に落ちる危険がある
つまり、「志望校を下げる=楽になる」わけではないのです。
今やるべきは「基礎固め」
模試の判定が悪い時期は、志望校を変えるよりも圧倒的な基礎力の底上げに注力すべきです。
1. 英語:単語・文法・長文基礎
- 単語帳を1冊完璧に(1日100~200語の復習ペース)
- 文法・解釈の問題集を周回
- 長文は語彙チェックをしながら精読
2. 数学:公式暗記+典型問題
- 教科書レベルの例題をすべて解けるようにする
- 「なぜそうなるか」を説明できるまで理解
- ミスノートを作り反復
3. 国語:現代文は論理的読み
- 段落ごとの要旨をまとめる練習
- 漢字・語彙問題を地道に暗記

受験勉強のゴールデンルール
- 基礎8割・応用2割の比率を守る
- 模試の判定は気にしすぎない(特に夏〜秋は足りない基礎力養成期)
- 目標は下げず、勉強法を修正する
校長の実例
校長である河村の、昔の教え子にも高3の夏にE判定続きの生徒がいました。志望校を下げることも検討しましたが、徹底して基礎固めに集中し、冬にはB判定へ。最終的に第一志望へ逆転合格しました。
**鍵は「諦めるタイミングを遅らせたこと」**です。
まとめ
志望校を下げるか悩んでいる時は、まず「基礎固めが十分か?」を冷静に見直しましょう。ほとんどのケースで、今必要なのは志望校の変更ではなく、基礎力の徹底強化です。
お悩みがあれば現論会取手校まで!