理数系は暗記科目?
更新日 : 2025年3月31日
スタディサプリ講師監修のコーチング塾、予備校の現論会取手校です。
年度末ギリギリ、学年が変わるタイミングですね。

勉強できる環境は整っていますでしょうか。
さて、今回は以前に書いた暗記についてです。
取手周辺の皆さん、暗記は塾や予備校・自宅・カフェ・図書館などなど様々な場所で
取り組まれていると思います。
今回は暗記ではなく理解が重要と思われている
理数系、特に数学についてのお話です。
理系の方はもちろん、文系で数学が必要という方も
数学の考え方がちょっとでもいいほうに変わったらうれしいです。

数学の勉強段階
まず、現論会では各科目に学習段階というのを設けております。
学習段階をイメージできていれば、自分がいまどのあたりにいるのか、
あと何をやれば志望校に合格できるのかをイメージしやすくなります。

ほかの塾や予備校でも、この考え方を使っているところは少ないかと思います。
今回は数学についてお話をします。
概要把握
高校1~3年生までの数学単元を一通り理解する段階です。
ここでのゴールは教科書例題レベルの問題が解けるようになることです。
各単元で、どんなことをやったかをざっくり頭に入れられたらOKです!
解法暗記
入試で出題される典型的な解法を用いた問題を即座に解けるようにする段階です。
例えば、二次関数のグラフを作図するためには、展開と因数分解の知識のもとに成り立つ平方完成の知識と、頂点と軸に関する理解が必要です。
世の中の入試問題は武器と武器の組み合わせで新たな1題が作られており、東大・京大をはじめとした最難関大学でも、名前のついた解法に細かく分けることができます。
最小の努力で難関大の入試で使う解法を覚えるのがこの段階の目標です。
問題練習
難関大学入試レベルの問題で合格点を取れるようにする段階です。
先ほどの解法暗記の解法を2つ以上使用する問題を主に取り扱います。
覚えた解法を使えるシーンや解法の組み合わさり方を見抜くためには、実際に問題演習をしながら思考プロセスを身に着けていくことが重要です。
その他
数学には最も大切な計算練習や
志望校に合わせた分野別対策も重要です。
過去問などと一緒に対策をしていきましょう!

解法暗記について
学校でも塾でも予備校でも
数学はよく「ひらめき」や「理解」や「センス」が大切と聞きますが、
大学受験においてはそれらは必要ありません。(あるに越したことはないですが)
大学受験において、数学はおおよそ
文系:250 理系:400
の解法を覚えていれば解けます。
この解法を覚え、素早く使えるようになる段階が非常に大切で
解法暗記と呼ばれる数学の学習段階です。
ここをスムーズにできるようにしていけば、志望校にグッと
近づきます!

まとめ
今回は数学の解法暗記という勉強段階についてお伝えしました。
塾・予備校、学校や参考書でも数学はひらめき・センスと言った話はよく出るかもしれませんが、
大切なのはまず解法を暗記することです!
現論会取手校では、その学習段階を何で・どうやって・いつまでに仕上げるかを
1人1人に合わせて最適なもので進めていきます。
ぜひ、取手周辺で塾・予備校、大学受験をお考えの方は一度ご相談ください!