【2025年9月以降】大学受験模試の完全ガイド|種類・目的・科目別対策
更新日 : 2025年8月31日
はじめに:なぜ「9月以降の模試」が特別なのか
大学受験において、模試は単なる「点数チェック」ではありません。特に夏休みが終わった9月以降の模試は、志望校合格までの現実的な距離感を測る重要な指標になります。
取手・龍ヶ崎・守谷・牛久・我孫子といったエリアの受験生も、この時期に受ける模試をきっかけに「逆転合格」への道を切り開いてきました。今年も切り開いていくでしょう。
本記事では以下の内容を徹底的に解説します。
- 大学受験模試の種類(マーク式/記述式)と目的
- 代表的な模試とレベル感
- 科目別の模試活用法
- 9月以降に注意すべき勉強戦略
- 模試の結果から生徒の不安と乗り越え方
- お子様の勉強のご様子を見た、保護者の心配への対応法
大学受験模試の種類と目的を整理しよう
模試には大きく分けて「マーク式」と「記述式」の2種類があります。それぞれの特徴と受験目的を整理しておきましょう。
1. マーク式模試
- 形式:共通テスト型がメイン。
- 目的:スピード感、処理能力、基礎学力を測る。
- 対象:共通テストを軸に受験する全受験生。
- メリット:全国規模での相対位置を把握しやすい。時間配分の感覚が掴める。
2. 記述式模試
- 形式:答案を書かせる。国公立・難関私大志望に必須。
- 目的:思考力・論理力・表現力を測る。
- 対象:国公立志望者・早慶志望者など。
- メリット:答案練習の場として有効。実際の入試本番に直結する。
3. 模試を受ける本当の目的
- 立ち位置を知る:志望校までの距離感を客観的に把握。
- 弱点を知る:科目・単元ごとの弱点を明確化。
- 計画を修正する:模試の結果を次の学習戦略に活かす。
代表的な模試の種類とレベル感
模試は主催する予備校によって難易度や特徴が異なります。ここでは代表的なものを紹介します。
駿台模試
- 難関大志望者に人気。問題がやや難しめで記述力が問われる。
- 東大・京大・医学部志望者向け。
河合塾 全統模試
- 全国最大規模。データの信頼性が高く、判定も安定している。
- 基礎から応用まで幅広い層が受験。
代ゼミ・東進模試
- 問題が実戦的で、難関私大志望者にも対応。
- 出題傾向がやや独特。
共通テスト模試(各予備校)
- 本番に近い形式。時間配分と戦略を練るのに最適。
模試を選ぶときは「自分の志望校に必要な力を測れる模試」を意識することが大切です。
科目別の模試活用と対策法
英語
- マーク式:
時間配分を徹底的に練習。文法・単語は精読のための道具。長文は「設問の根拠」を本文に線を引いて確認する習慣を。 - 記述式:
英作文は模試を“添削のチャンス”と捉える。和訳問題は「逐語訳」ではなく「意味が通じる訳」を意識。書くことが大事。
数学
- マーク式:
典型問題の演習を徹底。スピードを意識して計算力を磨く。 - 記述式:
部分点を確実に取る答案作り。解法の筋道を言語化してノートにまとめる。
国語
- 現代文:
根拠を明示して解く。模試の復習は「本文のどこが根拠だったか」を振り返ることが最重要。 - 古文・漢文:
単語・文法を徹底暗記。模試の直前は「助動詞一覧」や「漢文句形」を見直す。
理科・社会
- マーク式:
基礎知識の確認に最適。暗記不足がすぐ点数に出るので復習は即日。 - 記述式:
因果関係を説明する力が問われる。模試後に「なぜそうなるのか」を自分で説明できるかを確認。
9月以降の勉強で注意すべきポイント
- 模試の復習を最優先
→ 点数よりも「間違い直し」に価値がある。解説を読むだけでなく、自力で再解答を。 - 過去問との並行
→ 志望校の過去問を解き始める時期。模試の結果と照らし合わせ、傾向の違いを意識。 - 生活リズムの固定
→ 本番を想定し、朝型の生活習慣を少しずつ意識、確立することが大切。(受験は朝にあります) - 科目バランスの見直し
→ 模試で判明した弱点科目に時間を多く配分しつつ、得意科目は維持。
受験生の不安とその乗り越え方
「模試の点数が伸びない…」
→ 模試は伸び悩む時期がある。重要なのは「復習の質」。できなかった問題を“自分の参考書”にする感覚でまとめよう。
「志望校判定がE判定…」
→ 判定はあくまで参考値。秋以降に逆転合格を果たす生徒は少なくない。特に基礎を徹底した受験生は後半で一気に伸びる。
「周りと比べて不安になる…」
→ 模試は“他人との競争”が重要ではなく“自分の立ち位置と課題の発見”の場。本当に見るべきは「過去の自分との比較」。
保護者の不安とその解消法
大学受験は本人だけでなく保護者にとっても大きな試練です。特に模試の結果を見て「大丈夫だろうか」と心配される方が多いです。
よくある不安
- 「結果が悪く、このままでは合格できないのでは」
- 「子どもが模試の復習をしていない」
- 「今からでも間に合うのか」
解消のポイント
- 結果より過程を評価する
→ 模試の点数だけでなく「復習しているか」を見守る。勉強しにいっているのであれば、信じてあげる声をかけてあげてください。 - 声かけは肯定的に
→ 「頑張ってるね」「次に繋げよう」と支える言葉が大切。 - 専門家に相談する
→ 学習計画の修正は塾・予備校に任せるのが安心。現論会取手校では、模試後にも必要であれば個別面談を行っています。
まとめ:模試を「通過点」にできるかが勝負
- 9月以降の模試は志望校合格に直結する指標
- マークと記述、それぞれの目的を理解して活用する
- 科目ごとの復習・対策を徹底する
- 結果に一喜一憂せず、課題を次に活かす
- 保護者は「結果より努力」を支えることが重要
取手・龍ヶ崎・守谷・牛久・我孫子エリアで塾や予備校を探している方は、
大学受験予備校現論会取手校 にぜひご相談ください。
模試を正しく活かすことが、逆転合格の第一歩です。
あなたの努力を無駄にせず、合格まで伴走します。