【勝負はここから】高校1年生・高校2年生がみるべき大学受験の募集要項で絶対に見逃せない2つの最重要チェックポイント
更新日 : 2025年11月1日
まず受験勉強を始める前に難関大学合格を目指す皆さんにとって、受験勉強のスタートラインは「正しい戦略」を立てることです。そして、その戦略の設計図となるのが、大学が発行する「募集要項」です。
募集要項を読み飛ばしてしまうと、せっかくの実力が発揮できないことがあります。
この記事では、大学受験の一般選抜で合格を実現にするために、募集要項のどこを、なぜチェックすべきかを、2つのステップで徹底解説します。
1. 合否を左右する「選抜方法と配点比率」
あなたの得意科目を活かし、合格を掴むための戦略の核心です。ここは妥協なく確認してください。
🚨 科目ごとの「配点比率」と「傾斜配点」
- 配点比率:科目ごとの点数配分を確認します。配点の高い科目(例:慶應経済学部の英語200点など)に重点的に対策を集中させる「傾斜配点戦略」を立てる上で不可欠です。
- 共通テストと二次試験の比率:国公立大志望の場合、共通テストと二次試験の比率を把握し、どちらの対策に重点を置くか決定します。
🚨 試験科目と出題範囲と試験時間の確認
- 科目と範囲:受験に必要な科目名と、学習指導要領上のどの範囲(例:数学II・B、数Cなど)が出題されるかを確認します。
- 選択科目の可否:地歴公民や理科で、どの科目が選択可能で、いくつ選ぶ必要があるかを確認します。
- 試験時間:科目ごとの試験時間を確認し、過去問演習で時間配分の感覚を掴みます。
2. 見落としがちな「合否判定の個別条件」
単に合計点が高いだけでなく、大学が独自に設ける特殊な条件がないかを確認します。
🚨 「足切り(一次選考)」の有無と基準
- 足切り基準:特定科目で最低基準点(例:慶應経済学部のB方式の英語など)が設けられている場合があります。この基準に満たないと、他の科目が採点されないため、最優先で対策が必要です。
🚨 最低合格点と得点調整
- 最低合格点:複数年の最低合格点が公開されていれば、目標とする具体的な得点ラインを設定できます。
- 選択科目(特に地歴や理科)間で難易度の差が出た場合に、公平性を保つための「得点調整」が行われます。これが適用されるかどうかは、募集要項に明記されています。
📘 募集要項は「合格への戦略書」です!
募集要項は、単なる手続きの案内書ではありません。それは、大学が受験生に求める能力と、合格のために取るべき行動を示す「戦略書」です。
面倒くさがらず、受験するすべての大学の募集要項を確認し、あなたの得意科目を最大限に活かせる戦略を立てましょう。
現論会では、上記の点を踏まえて志望校の募集要項とあなたの学力を徹底的に分析し、最短で合格に辿り着くための「オーダーメイド戦略」を作成・指導しています。不安な点は、ぜひ一度ご相談ください。
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