授業が嫌いな生徒さんへ|それは勉強が苦手なのではなく「合う学び方」をまだ見つけていないだけ
更新日 : 2025年11月7日
「授業を聞いても頭に入ってこない」「座っているのがしんどい」「ノートは取るけど身についていない気がする」――そんな感覚を抱えている生徒さんへ。
結論から言えば、授業が嫌い=怠けではありません。
多くの場合、それはあなたの理解の仕方・集中のリズム・学びの好みと、授業の形式(スピード・説明の順番・教室の環境など)が噛み合っていないサインです。やり方が合えば、同じ内容でも理解のスピードも定着も大きく変わります。
■ 授業がしんどくなる本当の理由:人それぞれの「ズレ」
授業が苦手だと感じる背景には、いくつかの“ズレ”があります。どれも「気合い」で解決するより、設計で整えるほうが効果的です。
- スピードのズレ:説明が速すぎて置いていかれる/逆に遅すぎて退屈になる
- 入口(インプット)のズレ:言葉の説明より図や具体例が合う/先に全体像→細部の順が合う 等
- タイミングのズレ:授業の前に軽く予習して“聞ける耳”を作ると理解できるタイプ
- 環境のズレ:周囲の視線や物音が気になり集中が切れる/質問のタイミングが取りづらい
- 評価のズレ:ノートの美しさや提出物より「できるようになった実感」を重視する傾向
この“ズレ”は誰にでも起こります。重要なのは、自分の理解軸に合わせて学び方を組み替えること。授業が合う人と同じやり方を無理に続ける必要はありません。
■ 「わからないまま進む苦しさ」にまず共感させてください
分からないポイントが解消されないまま進むと、授業が「処理すべき時間」に変わります。ここで起きるのは次の3つ。
- 自信の低下:「自分は勉強ができないのでは?」という誤解が積み重なる
- 受け身化:「言われたことをこなすだけ」になり、思考が動かなくなる
- 定着の遅延:授業後の自学(確認・再現)がぼやけ、成果が翌週に回される
ここで必要なのは叱咤ではなく、「どこから噛み合っていないのか?」の可視化です。
たとえば「定義は分かるけど適用ができない」「方針は立つけど計算が重い」「本文の根拠を拾えない」といった“詰まりの種類”を言語化できると、打ち手は一気に具体的になります。
■ 勉強の本質は「できるようになる」こと――授業と自学の役割分担
勉強は教わる(インプット)とできる化(アウトプット)の往復で進みます。授業が合わないと感じる生徒ほど、「自分に合う入口」→「すぐ確認」→「再現で固める」の順に切り替えると、定着の速度が上がります。
- 入口を合わせる:自分に合う説明・教材・例題順でまず理解する(短時間でOK)
- すぐ確認する:1〜3問のミニ演習や「声で要点説明」で理解を点検
- 再現で固める:別問題・別文脈で同じ考え方を再現できるか確認
この「確認」と「再現」がないと、授業で“知った気”になっても得点に結びつきません。逆に言えば、ここを設計できれば授業の有無に関わらず伸びるのです。
■ 学校・集団塾を否定しない。合う学び方を“組み合わせる”視点
学校・集団塾には体系的カリキュラム・良質な教材・仲間からの刺激・リズムの維持という大きな価値があります。
同時に、「全員同じペース・同じ説明」で進む以上、必ず相性の問題も生じます。
だからこそ、授業の価値は活かし、噛み合わない部分を“個別の設計”で補うという発想が現実的です。
- 学校・集団塾:全体像の理解/基礎の網羅/演習量の確保
- 個別設計(現論会):あなた専用の順番・量・確認ステップ・復習タイミング/詰まりの即時解消
どちらかを選ぶのではなく、「自分に合う割合」で併用する。これが無理なく伸び続ける方法です。
■ 現論会は「教わる」よりも“できるようにする”塾です
現論会三宮校のコーチングは、あなたの理解軸に合わせて毎日の行動まで落とし込み、できるまでの導線を作る設計です。
- 現在地の可視化:過去問・演習のログから、詰まりの種類(知識/読解/手順/速度)を仕分け
- 志望校から逆算:必要な点数と配点から優先順位を設定(伸び幅の大きい順に着手)
- 教材・順番・量の最適化:「いまの自分に合う1冊」「1日の適量」「確認→再現の組み込み」
- 毎日のToDoを明確化:迷いをなくすため、時間・ページまで具体化
- 週次の改善:進捗・理解・定着を数値と感覚で点検→すぐに翌週へ反映
これにより、「分からないまま進む」時間が消えます。授業が苦手でも、自分のペースで“できる”が積み重なる流れに切り替わります。
■ 生徒へ:あなたの理解軸に合わせていい
あなたの理解の入口(図から入る、先に結論を知る、全体像→細部など)は、誰かと同じでなくてかまいません。大事なのは、あなたが「分かる→できる」に移れる道かどうか。
- 短時間の予習で“耳を作る”:見出しと例題だけ眺めてから授業へ
- 5分の確認を必ず挟む:授業後に1問だけ/声で要点説明
- ミスの言語化:「語彙不足」「設問読み違い」「途中式の省略」など原因を1行でメモ
- 再現テスト:翌日・翌週に同レベルの別問題で同じ考え方を使う
この小さなサイクルが回ると、授業が合う・合わないに左右されず、自分で前に進める感覚が手に入ります。
■ 保護者様へ:現時点での成績が悪い=勉強が苦手、ではありません
自分に合ったやり方があります、もし学校や集団塾、従来の個人指導塾が合ってないんじゃないかと思ったら、是非お声掛けください!
■ 今日からの一歩:やる気ではなく、仕組みから
勉強を軽くするのは「やる気」ではなく、始め方と確かめ方の仕組みです。まずは次の3つだけ。
- 開始の儀式を固定:席に座る→深呼吸→教材を開く→見出しを音読(30秒)
- 5分の確認:声で要点説明/1問だけ解いて「なぜ?」まで言語化
- 翌日の再現:同じ考え方を別問題で使ってみる(できた/詰まったを記録)
小さく回る手順が手に入れば、授業が合わない日でも、あなたは自分で前に進めます。
■ 現論会ができること:あなたの理解軸に合わせた計画と伴走
現論会三宮校は、“教える量”を増やすのではなく、“できるまでの導線”を一緒に設計します。
- 学習計画:志望校・配点・得意不得意から、勝ち筋の順番と量を決める
- 毎日のToDo:迷いゼロの具体化(時間・ページ・確認方法・締め切り)
- 定着の仕組み:確認→再現→振り返りのミニPDCAを週次で回す
- つまずきの即時解消:質問・手順の修正・教材変更を迅速に
- 自習環境:集中しやすいブース、相談しやすい距離感
学校・集団塾の価値を活かしながら、あなた仕様の学び方へ調整します。
授業が好きでも嫌いでも、「できる」へ進む道は必ずあります。
■ 最後に――自分をあきらめないために
授業が嫌いでも大丈夫。
それはあなたのせいではなく、方法がまだ合っていないだけです。
学び方はひとつではありません。あなたの理解軸に合わせて、できるまでの導線を作っていきましょう。
現論会三宮校には、神戸大学・大阪大学などの現役コーチが在籍しています。
学習計画、教材選定、毎日のToDoまで、合格までの道のりを伴走します。
まずは、今の状況や不安をお話しください。
あなたに合う“学びの設計”を、ここから一緒に始めましょう。
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―― 神大・阪大の現役コーチが、あなたの「できる」を積み上げます。