受験にフライングはない|高1から始める「勉強の土台」のつくり方
更新日 : 2025年11月10日
「受験勉強って言われても、
正直、何をしたらいいのかわからない」
「部活もあるし、友達とも遊びたいし、
毎日長時間勉強しろって言われても無理」
高校1年生でこう思っている人は、珍しくありません。
むしろほとんどの高1生は同じところで悩んでいます。
一方で、すでに毎日何時間も勉強できている人もいます。
そういう人は、もちろんそのまま続けてください!
この記事は、
「頑張りたい気持ちはあるけど、動き方がわからない」
「一度決めたのに続かなかった自分が嫌になる」「自分で頑張るのはちょっと難しい」
そんな高1生に向けて書いています。
■ 「受験にフライングはない」
よく「受験にフライングはない」と言われます。早くスタートしたもん勝ちということですね。
この言葉には2つ意味があります。
1つは高3になってからいきなり平日毎日5〜6時間やるよりも、
高1・高2のうちから、少しずつでも勉強を生活に混ぜて、勉強習慣をつけれている生徒さんのほうが毎日安定して勉強できる、という意味です。スマホとの付き合い方などとも含めて、自分の勉強スタイルを身に着けることが大事です。
ただし、「じゃあ今から毎日5時間やれ」という話ではありません。
部活もある。行事もある。友達との時間もある。
高校生活を全部削って勉強だけ、というのは現実的ではないし、
必ずしも正解とは限りません。
大事なのは、長時間やることではなく、早めに“土台”を作り始めることです。
そして、2つ目の意味は、勉強内容です。そのまますぎるかもしれませんが説明させていただきます。
例えば英語でいうと、基礎の内容として英単語、英文法、応用的な内容として長文だったり英作文の力が挙げられると思います。高1、高2から基礎の部分をコツコツやってきた人と受験期になってから急いで仕上げた人では、基礎の定着度にも差がありますし、応用に使える時間にも差があります。
ただ、ここで大事なのが、勉強習慣は自分に合ったやり方があるのですが、勉強内容の方に関してはある程度正解があるということです!多くの高校生が困っているのはここだと思います!今、何をするのが正解なのか、多くの方が悩んでいると思います!
■ 「何をしたらいいのかわからない」は、ごく普通の状態
・数学:範囲が広すぎて、何からやればいいのか分からない
・英語:文法と単語以外の参考書とかの進め方、何がいいかもわからない
・理社:学校の授業は全然終わってないし、なんなら選択科目も決めてない
この状況で「受験勉強を始めろ」と言われても、
手が止まってしまうのは自然なことです。
実際、高3になっても、
「自分の勉強のやり方が本当に合っているのか分からない」
「何から手をつけるべきか分からない」
という相談は非常に多いです。ネットやYouTubeで「参考書 ~大学」などと調べてる方も多いかと思います。
だから、今のあなたが「何をしたらいいか分からない」と悩むのは、
能力の問題ではなく、“情報と設計の不足”の問題です。
■ 「今めちゃくちゃ頑張れている生徒」も、「まだ全然できていない生徒」もいる
ここで、3つのタイプをはっきり分けておきます。
① すでに毎日かなり頑張れている高1生
・平日でも2〜3時間、休日はもっと勉強している
・自分なりに参考書を選んで、コツコツ継続できている
このタイプの方は、スタートにおいては心配ありません。ただ、自分がやってることがあってるか、頑張ってるのに伸び悩んでいる科目の成績のあげ方などわからないことがあるかもしれません。いつでもお待ちしております!
② 正直、まだほとんど勉強できていない高1生
・テスト前は頑張るタイプ
・「1週間ちゃんとやろう」と決めても続かない
・「受験勉強」は始められていない
③テスト前すらがんばれていない高1生
・スマホ、ゲームばっかりしている
どのタイプも、責める必要はありません。
ただし、「自分一人で何とかする」のはかなり難しいのも事実です。
■ 「1週間だけ頑張ろう」と決めて失敗したとき、何が起こるか
想像してみてください。
「よし、今週は本気でやろう。
毎日2時間勉強するって決めた!」
月曜はなんとかできた。
火曜は部活で疲れて、30分しかできなかった。
水曜は友達と遊んで、そのままゼロ。
木曜からは、もう勉強モードに戻れない——。
もっと早い人もいるかもしれません
月曜、やろうと思ったけど休憩でスマホ触っちゃって戻ってこれず
火曜 できず。
このとき、人はだいたい次のどれかになります。
- ① 自分を正当化する:「まあ高3からでいいでしょ」「みんなまだやってないし」
- ② 自分を責める:「自分はやっぱりダメだ」「意志が弱い」
- ③ 何も考えず、元の生活に戻る:特に振り返りもせず、また同じパターンを繰り返す
この状態を一人で改善するのはなかなか難しいです。
一番もったいないのは、
「なぜ続かなかったのか」を誰とも一緒に整理せず、
そのまま時間だけが過ぎていくことです。
■ 本当に頑張れていない人ほど、「最初は他者の助けが必要」
ここが大事なポイントです。
本当に勉強習慣がない状態から自力で立て直すのは、かなり難しい。
・何をしたらいいか分からない
・計画を立てても、一人だとすぐ崩れる
・崩れた理由を、自分だけでは分析できない
こういう状態のときに必要なのは、
「根性論」ではなく「外からの設計とサポート」です。
学校の先生に相談するのも一つの方法ですが、
「忙しそうで話しかけづらい」
「勉強の相談って、何を聞いたらいいのか分からない」
という声もよく聞きます。
だからこそ、勉強の話だけを、毎週落ち着いてできる場所があると、
高1のうちから一気に動きやすくなります。
■ 長時間勉強よりも、「土台」と「習慣」づくりが先
何回も言いますが、高1の段階で、
「毎日5時間勉強しよう」とは言いません。
今この瞬間、本当に毎日5時間やれている生徒は、
それはそれで大きな武器なので、自信を持って続けてほしい。
ただし、全員が今すぐそこをそこを目指す必要はないということです。
高1で大切なのは、次の2つです。
① 勉強の「土台」を作ること
・英単語・基本文法・数学の基礎計算・主要教科の理解など、
後から何度も使う“基礎の部分”を少しずつ固める。
② 勉強の「習慣」を作ること
・毎日30分〜1時間でもいいから、
「机に座って勉強する時間」が当たり前になるようにする。
この2つができていると、
高2・高3で本格的に受験モードに入ったときに、
一気にギアを上げられるようになります。
■ 現論会三宮校が高1に対してやっていること(長期×短期のサポート)
現論会三宮校では、高1だからといって
「とりあえず学校の勉強だけでいいよ」と丸投げはしません。
かといって、「今から毎日何時間もやれ」とも言いません。
現論会が行っているのは
① 長期的な計画作成(志望校へのルート設計)
- 現時点の実力(模試・定期テスト・学校進度など)
- 志望校・志望学部のイメージ(まだぼんやりでもOK)
- 部活・行事・生活リズム
これらを踏まえたうえで、
「高1の間にどこまでできていればいいか」
「高2で何を積み上げるか」
といった大きなロードマップを一緒に作っていきます。
② 毎週のコーチング(短期サイクルの改善)
計画は立てたら終わりではなく、動かしながら修正するものです。
現論会では、毎週のコーチングで次のようなことを行います。
- 先週の計画達成率のチェック(できた/できなかった)
- できなかった原因の深掘り(時間?環境?やり方?)
- 原因に対する具体的な解決策を一緒に考える
- その週のToDoを「いつ・何を・どれくらい」まで落とし込む
ここで大事なのは、
「できなかったね、来週は頑張ろうね」で終わらせないことです。
・なぜできなかったのか?
・どこでつまずいたのか?
・そのつまずきをどうすれば超えられるのか?
これをコーチと一緒に言語化して、次の1週間に反映する。
このサイクルを回すことで、
「1週間頑張ろうとして挫折して、そのまま放置」ではなく、
失敗も含めて前進の材料にしていけるようになります。
■ 高1の今、どんな生徒でも押さえておきたいポイント
最後に、高1として覚えておいてほしいことを整理します。
・受験にフライングはない。
・今めちゃくちゃ頑張れている人は、その努力を誇っていい。
・全然頑張れていない人も、「今始められたらアドバンテージ」。
・「何をしたらいいか分からない」は、設計と情報の問題。
・自力で立て直せないと感じたら、外の力を借りるのは立派な戦略。
そして、長時間やることよりも、方向と習慣を早く整えること。
これが、高1の“受験準備”として一番大切です。
■ 現論会三宮校から高1生へ
現論会三宮校には、
神戸大学・大阪大学など難関大の現役コーチが在籍しています。
自分たちも高校時代に、
「何をしたらいいのか分からない時期」を通って改善できた人たちです。
だからこそ、
・今すでに頑張れている高1生には、より良いやり方を。
・まだ動けていない高1生には、一歩目と習慣づくりを。
それぞれに合わせたサポートができます。
「本当はちゃんとやりたいのに、動き方が分からない」
そんな気持ちが少しでもあるなら、
一度、今の状況を話しに来てみてください。
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