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国公立二次試験の参考書を最大限に活かす|傾向分析・自己分析・目標設定・計画で“勝てる学習”を設計する

更新日 : 2025年10月27日

国公立二次試験の勉強は、共通テストの対策とは異なります。
限られた時間の中で、「どの科目に、どの力を、どの順序で」伸ばすかという戦略的な設計力が試されます。
この記事では、傾向分析・自己分析・目標設定・時間配分・参考書活用法まで、入試直前期の学習を最大化する考え方をまとめます。


傾向を知る:大学ごとに「問われる力」は違う

同じ「国公立二次試験」でも、大学や学部によって問われる力は大きく異なります。
英語であれば記述量・英作文の比重・要約問題の有無。数学なら誘導形式か証明重視か。国語なら論述の分量や現代文・古文・漢文の比率。

まずは過去3〜5年分の出題傾向を分析し、自分が「何を問われる大学」を受けようとしているのかを把握することが出発点です。
傾向を知ることは、勉強内容を決めるだけでなく、“自分の弱点を定義する”ことでもあります。


自己分析:弱点ではなく「傾向とのズレ」を見る

模試の成績や得意・不得意の感覚だけで判断するのは危険です。
入試本番で差がつくのは、「自分が解けない問題」ではなく「大学が重視する力」と「自分の力」のズレです。

たとえば、阪大の英語は長文、和訳、自由英作、和文英訳が満遍なく出るため、長文メインの神戸大学や関関同立の選択式英語とは性質がまったく異なります。
自分の“得意分野”が本当に入試の得点源になるか、出題傾向に照らして見直すことで、優先順位が明確になります。


目標設定:「下振れしても合格最低点を超える力」

「合格最低点を取る」ことを目標にしてしまうと、本番での緊張や問題の難化、運による下振れで届かないことがあります。
大切なのは、“下振れしても合格最低点を超える”だけの余力をもって臨むこと。合格平均点を目標にすること。(残り日数が少なくて実力もぎりぎりの時は合格最低点を、実力的にも時間的にも大分余裕がある時はさらに好成績を目指す方針でもちろん大丈夫です。)

そのためには、配点と得点の伸びやすさから、「投資すべき科目」を決めていく必要があります。
英語・数学・理科の配点が高いなら、まずはそこを安定させる。
国語・社会のように波が出にくい科目は、「捨てないが伸ばしすぎない」設計にします。
このように“合格ライン+安全マージン”を前提にした目標が、最も実戦的です。


限られた時間をどう使うか:「配点×伸び代」の戦略

時間はすべての受験生に平等です。
だからこそ、「勉強時間=得点」ではなく、「勉強時間×伸び率=成果」と考えます。

具体的には、各科目で次のような計算を行いましょう。

  • 配点 × 伸び代 = 優先度スコア
  • 例:英語(配点200×伸び代0.8)> 数学(配点150×伸び代0.5)> 国語(配点100×伸び代0.7)

このように数値で見える化することで、「今やるべきこと」が明確になります。
勉強の“量”ではなく“配分”を戦略的に決めることが、限られた時間の中で最大の成果を生む鍵です。


参考書をどう使うか:科目別アプローチ

英語:構文理解と英作文の「再現練習」

参考書を「知識集」にせず、「表現を使えるようにする」ことが重要です。
特に英作文は、模範解答を丸暗記するのではなく、構文単位で使い回せるフレーズを抽出する練習を繰り返しましょう。
リスニング・読解・英作文のバランスを取りながら、思考の速さと精度を両立させることが合格への近道です。各分野の参考書の進め方、対策に関しては順次公開していきます!

数学:解答“再現”を意識した演習

二次試験の数学では、「正解にたどり着く」よりも「筋道を立てて説明できるか」が評価されます。
問題を解く際は、式の書き方・論理の飛躍を減らす練習をしましょう。
また、同じ問題を“数日後に再現”する「再生練習」を行うと、論理の定着が格段に上がります。

国語:論理構造を読む力を中心に

国公立二次の国語は、記述量が多く、文章の構造理解が命です。
本文を「筆者の主張」「根拠」「対比構造」に分けて整理することで、論理的に書く力が養われます。
古文・漢文は文法+単語+背景知識を組み合わせ、“読める状態”を安定化させましょう。

理科・社会:知識の“つながり”を意識

理科や社会では、単なる暗記ではなく、概念同士の因果関係を理解することが二次試験対応への鍵です。
例えば化学反応なら「条件→結果→理由」、地理なら「データ→現象→要因」。
知識を線でつなぐ勉強を意識することで、記述問題にも対応できます。


計画の重要性:「今やるべきこと」と「全体の整合性」

計画を立てる目的は、単に勉強内容を管理することではありません。
「今やるべきことを決める」と同時に、「全教科のバランスを取る」こと。
どちらか一方が欠けると、努力の方向がずれてしまいます。

入試本番では、1教科の失敗が全体の合否に影響するため、教科間の整合性を保つ計画が必要です。

現論会では、各教科の参考書の進め方だけでなく、全科目を踏まえた計画設計までサポートしています。
「どの順序で」「どのレベルまで」仕上げればいいかを一緒に考え、実行可能なスケジュールを提案します。
いつでも無料で受験相談を受け付けています!
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参考文献・出典

  • Zimmerman, B. J. (2002). Becoming a self-regulated learner: An overview. Theory Into Practice.
  • Ericsson, K. A. (1993). The role of deliberate practice in the acquisition of expert performance. Psychological Review.
  • Sweller, J. (1988). Cognitive load during problem solving: Effects on learning. Cognitive Science.

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