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【文系・前半/入門編】そもそも「文系」とは?- ”暗記”だけじゃない、社会の多様な問題を読み解く学問の本質と、早期から始めるべき国語・英語・社会の勉強法

更新日 : 2025年7月29日

今日から数日は指向を変えてそもそも「文系」「理系」ってなんだろう?というテーマで話をして行こうと思います。前半は文系から!

「文系」と聞いて、あなたは何をイメージしますか?

「歴史の年号や古文単語をひたすら覚える、暗記が得意な人のためのコース」
「数学が苦手な人が選ぶ、消極的な選択肢」

もし、あなたが少しでもそう思っているなら、非常にもったいない誤解をしています。文系とは、本来、社会で起きている複雑な問題を多角的に分析し、その解決策を探る、非常にダイナミックで知的な学問なのです。

この記事では、「文系」という学問の本当の面白さと、その探求のために高校1・2年生の今から始めるべき「本質を理解するための」勉強法について解説します。

文系とは「社会の”なぜ?”を探求する」学問である

私たちの周りには、「なぜ?」と問いたくなるような、簡単には答えの出ない問題で溢れています。

  • なぜ、世界では紛争が絶えないのだろう?(国際関係・史学)
  • どうすれば、貧困や格差のない、より公平な社会を作れるだろう?(法学・経済学)
  • なぜ、ある商品は大ヒットし、ある文化は世界に広まるのだろう?(商学・社会学)

これらの問いに、たった一つの数式で答えを出すことはできません。過去の歴史を学び、現代の法律や経済の仕組みを理解し、人間の心理や文化を分析する…。様々な学問の「レンズ」を通して初めて、問題の本質が見えてきます。文系とは、この多様なレンズを使いこなし、社会の「なぜ?」を探求していく学問なのです。

「暗記」ではなく「読解」と「思考」。高校の勉強との繋がり

では、その探求のために、なぜ高校で国語・英語・社会を学ぶのでしょうか。それは、これらの科目が、社会を探求するための「基礎体力」を鍛えるトレーニングだからです。

  • 国語・英語 → 正確な「読解力」
    社会の問題を考えるには、まず他者の書いた文章や資料を、その意図も含めて正確に読み解く力が必要です。この力なくして、思考を始めることはできません。
  • 社会(歴史・地理・公民) → 思考の「データベース」
    優れた分析や意見は、正確で豊富な知識に裏打ちされています。社会科の学習は、単なる事実の暗記ではなく、社会について思考するための「データベース」を、あなたの頭の中に構築する作業なのです。そこから何が見えてくるのかを細かく分析するのが文系と言ったところでしょうか。なので数学が苦手だからという理由だとちょっともったいないです。数式では解決できない、人と人の関わり、社会のあり方などを自分というレンズを通して解決の糸口を探してみたい。そういったモチベーションに気づけるとより楽しいかもしれません。

高1の夏から始めるべき「本質を理解する」勉強法

この「基礎体力」を効果的に鍛えるため、以下の勉強法をこの夏から試してみてください。

国語(現代文):「要するに?」と一言でまとめる習慣

評論や小説の段落を一つ読んだら、そこで一度立ち止まり、「この段落は、要するに何が言いたかったんだろう?」と、一言で要約するクセをつけましょう。これが、筆者の主張の核心を掴む、最もシンプルで強力なトレーニングです。

英語:「なぜこの文構造?」を意識して読む

英文をただ日本語に訳すだけでなく、「なぜ筆者は、ここで現在完了形を使ったんだろう?」「なぜ、この文は受け身の形なんだろう?」と、文の構造や時制の”意図”を考える習慣を持ちましょう。これにより、表面的な意味だけでなく、書き手のニュアンスまで汲み取れるようになります。

社会(歴史など):「なぜ、この事件は起きた?」と因果関係を物語にする

歴史上の出来事を、バラバラの点で覚えるのはやめましょう。一つの事件を知ったら、必ず「なぜ(原因)」「その結果どうなった(結果)」をセットで捉え、出来事同士を因果関係の線で結んでいくのです。そうすれば、歴史は暗記科目から、壮大な一つの「物語」に変わります。昔のことに思えてそれは実際あったことなんです。ただの事実じゃなくて人情とか義理とか色んな想いがあってその出来事は起きています。だって君たちが今生きるこの時間も、振り返ればいつかは歴史になるんですよ?

その「なぜ?」を、私たちと一緒に深掘りしませんか?

ここまで読んで、お気づきでしょうか。すべての「本質的な学習」は、「なぜ?」という問いから始まります。

しかし、自分一人では「どこに“なぜ”と疑問を持つべきか」に気づけなかったり、その答えにたどり着けなかったりします。

私たち現論会のコーチングは、まさにその「なぜ?」を、生徒との対話を通じて一緒に深掘りしていくプロセスです。「筆者はなぜ、ここで”しかし”を使ったんだと思う?」「この革命が起きた一番の理由を、君自身の言葉で説明してみて」…。毎週の面談でこの問いを繰り返すことで、生徒の思考力は飛躍的に向上します。

文系とは、知的好奇心さえあれば、誰でもその面白さにのめり込める、奥深い世界です。前半はここまで。後半は具体的なキャリアパスについて話ます。

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