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【英語長文】読むのが遅い…を解決。ネイティブの思考に近い「スラッシュリーディング」の正しいやり方と鍛え方

更新日 : 2025年7月27日

試験時間残り15分。目の前には、まだ手をつけていない英語長文がまるまる一つ…。

焦れば焦るほど、英文はただの文字の羅列に見え、内容は全く頭に入ってこない。結局、最後は当てずっぽうでマークシートを塗りつぶす…。そんな悔しい経験はありませんか?

英語長文が「読み終わらない」原因は、あなたの単語力や読解力が低いから、とは限りません。根本的な原因は、英語を日本語の語順に一度訳し直しながら読む「返り読み」という、非効率な”クセ”にあるのです。

この記事では、その悪癖を矯正し、ネイティブの思考回路に近い形で英文を前から処理していくための最強の技術、「スラッシュリーディング」の正しいやり方と鍛え方を、徹底的に解説します。

あなたの読む速度を半減させる”元凶”、「返り読み」の正体

例えば、”I have a pen which my father bought for me.” という文を読む時、無意識に「私には(父が私のために買ってくれた)ペンがある」というように、後ろから前に戻って訳していませんか?これが「返り読み」です。

この読み方は、一文を読むのに「行ったり来たり」と二度手間になるため、単純に時間が倍かかります。さらに、複雑な文構造になると、頭の中が混乱してしまい、結局なんども読み返す羽目になるのです。

ネイティブの思考回路をインストールする「スラッシュリーディング」とは?

スラッシュリーディングとは、英文を、意味のカタマリ(チャンク)ごとにスラッシュ(/)で区切り、頭から順番に理解していく読解法です。これにより、「返り読み」を物理的に不可能にし、ネイティブのように前から英語を処理する思考回路を脳にインストールします。

やり方①:意味のカタマリごとに「/」で区切る

まずは、意味の切れ目となる場所に「/」を入れていきます。最初は、以下のルールに従って、細かく区切るのがおすすめです。

  • 前置詞(in, on, forなど)の前
  • 接続詞(and, but, that, whenなど)の前
  • 関係代名詞(who, which, thatなど)の前
  • 不定詞(to do)や分詞(-ing, -ed)の前

例:I went / to the library / to borrow a book / that my teacher recommended.

やり方②:頭から順番に、カタマリごとに日本語を当てはめる

次に、区切ったカタマリごとに、前から順番に意味を捉えていきます。綺麗な日本語に訳す必要は全くありません。「私は行った / 図書館へ / 本を借りるために / 私の先生が推薦した(本を)」のように、意味がブツ切りでもOK。この「前から処理する」感覚を脳に覚えさせることが重要です。

やり方③:慣れてきたら、スラッシュの数を減らしていく

この練習に慣れてきたら、スラッシュを入れる間隔を少しずつ広げていき、より大きなカタマリで意味を捉えるようにします。スラッシュはあくまで思考を助ける”補助輪”です。最終的には、スラッシュを入れなくても、頭の中でカタマリを意識しながら読めるようになるのがゴールです。

最終形:I went to the library to borrow a book / that my teacher recommended.

最強のトレーニング法「音読」との組み合わせ

スラッシュリーディングの効果を最大化するのが、「音読」です。スラッシュで区切って意味を理解した英文を、そのカタマリを意識しながら何度も音読する。声に出すことで、物理的なスピードが生まれ、後ろに戻る隙を与えません。このトレーニングを繰り返すことで、黙読のスピードも飛躍的に向上します。

「なんとなく」のスラッシュでは、意味がない

この強力なスラッシュリーディングですが、一つだけ注意点があります。それは、なぜそこで区切るのか、という文法的な裏付けを理解せず、なんとなくでスラッシュを引いていては、効果が半減してしまうということです。「なぜ前置詞の前で区切るのか」「このthatは関係代名詞だから、ここからがカタマリの始まりだな」という意識が、正確な読解には不可欠です。しかし、この判断を一人で完璧に行うのは、簡単ではありません。

あなたの「読み方」を、ネイティブの思考法に矯正します

私たち現論会のコーチは、ただ「長文を解いてきなさい」とは言いません。生徒が解いてきた長文に、どのようにスラッシュが引かれているかをチェックし、こう問いかけます。

「ここにスラッシュを引いたのは、どうして?このtoは不定詞だから、確かにここで区切るのは良い判断だね。でも、こっちのスラッシュは、文の構造から考えると、なくても一息で読めるようになろう」

このように、一人ひとりの「読み方のクセ」を、文法の知識と結びつけながら、マンツーマンで丁寧に”矯正”していく。これこそ、専門家によるコーチングの価値です。

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