【とある日のモノローグ #45】次は北へ
更新日 : 2026年3月22日
オーストラリアでの濃密な実習を終え、私は今、次の目的地であるネパールへと向っています。正確にはもう着いている頃だと思います。どんな景色を見ているんでしょう。観光ブックには雪を頂くヒマラヤの山々が広がっています。
ここでお知らせがあります。これから向かう地域は、これまで以上に通信環境が厳しく、しばらくWiFiのない生活が続く見込みです。そのため、ブログの更新が止まってしまわないよう、これまでの経験をもとに書き溜めておいた記事を順次時間に合わせてお届けする形になります。私がオフラインの間も、皆さんのもとに言葉が届き続けるように準備しました。
さて、次に私が足を踏み入れるのは、オーストラリアとは対極にあるような環境です。
日本では「ネパール」と聞くと、街角にある温かい雰囲気のカレー屋さんを思い浮かべる人が多いかもしれません。私にとっても、どこか親しみやすく、穏やかな人たちが住む国というイメージがありました。
しかし、これから私が向かうのは、医療の「最前線」というよりは「限界点」に近い場所です。
設備も、医薬品も、そして十分な数の中央病院もない。オーストラリアで当たり前のように使っていた最新の検査機器や、清潔なオペ室は、そこにはありません。
最先端の医療を知った直後に、その対極にある「資源のない場所」で医療は何ができるのか。
薬が足りないとき、医師は患者さんに何を差し出せるのか。
設備がない中で、どうやって命の重さを支えるのか。
日本では決して味わえない「欠乏」の中で、私という人間が何を見て、何を感じ、何を「言葉」としてアウトプットしたくなるのか。今は正直、不安よりも、自分の価値観が根底から揺さぶられることへの、ある種の覚悟に近い好奇心が勝っています。
けれどもこうした挑戦を快く応援してくれる家族や親友たちがいてこそでした。何かやってみたいという漠然とした思いでしたが、まあなんとかなるでしょう。
場所は変わりますが、私が自分自身の「核」を突き詰める旅は続きます。
次に私が接続できるとき、私はどんな目線で世界を見つめているでしょうか。
皆さんも、それぞれの場所で、自分にしかできない「アウトプット」を続けてください。
ヒマラヤの麓から、皆さんの健闘を祈っています。
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