【学年別】夏に始めるべき参考書と学習計画|高1・高2でも差がつく準備とは?
更新日 : 2025年7月18日
「大学受験の準備は、高3になってからで十分」
神戸市・西宮市・芦屋市エリアで、お子様の将来を真剣にお考えの保護者の皆様。かつてはこのように言われていましたが、大学入試が複雑化・早期化する今、その考え方は非常に危険かもしれません。
実は、難関大学に現役合格する生徒の多くは、高校1・2年生の夏休みを非常にうまく活用しています。学校の授業がストップするこの長い期間こそ、ライバルと大きく差をつける最大のチャンスなのです。
この記事では、高1・高2生が「なぜ夏に準備を始めるべきなのか」という理由と、学年別の具体的な学習計画、そしておすすめの参考書まで、プロの視点からご紹介します。
なぜ「高1・高2の夏」が勝負を分けるのか?
受験学年ではないからこそ、この夏には計り知れない価値があります。
理由①:勉強習慣の「型」を作る絶好の機会
高校生活は、授業、課題、部活動と非常に多忙です。そんな中で、質の高い自学自習の習慣を身につけるのは容易ではありません。学校がない夏休みは、「毎日、決まった時間に机に向かう」という学習習慣の「型」を作る絶好の機会。ここで作った型は、高3になってから必ず活きてきます。
理由②:苦手科目の「リセット」ができる最後のチャンス
高校の学習は、中学までとは比べ物にならないスピードで進みます。高1の数学で生まれた小さなつまずきは、高2、高3と進むにつれて、気づけば手遅れなほどの大きな穴になります。夏休みは、こうした苦手科目の根本原因まで遡って、弱点を「リセット」できる最後のチャンスです。
理由③:「英語」と「数学」の貯金が、高3の自分を救う
大学受験の根幹をなす、英語と数学。この2教科は、知識が積み上げ式であるため、完成させるのに最も時間がかかります。高1・高2の夏にこの2教科の「貯金」をしっかり作っておくことで、高3では理科や社会など、他の科目に時間を充てる余裕が生まれます。
【学年別】この夏、これだけはやるべき学習計画&厳選参考書
では、具体的に何をすべきか。学年別に「これだけは」という計画と、市販で評価の高い参考書をご紹介します。
高校1年生向け:まずは「学習習慣」の確立
- 目標:「毎日2〜3時間、自学自習する」を習慣にする。
- 計画:英語と数学を中心に、1学期の復習を完璧に終わらせる。
- おすすめ参考書:
- 【英語】『システム英単語Basic』…まずは中学レベルの単語から固め、高校英語への橋渡しを。
- 【数学】『入門問題精講 数学I・A』…教科書レベルの基本問題を、なぜそうなるか理解しながら解き進める。
高校2年生向け:「受験の土台」を完成させる夏
- 目標:「毎日4〜5時間、自学自習する」をベースにする。
- 計画:英語と数学の「受験基礎」を完成させる。文理選択や志望校について考え始める。
- おすすめ参考書:
- 【英語】『Next Stage 英文法・語法問題』…大学受験に必須の英文法を網羅的にインプットする。
- 【数学】『基礎問題精講 数学II・B』…入試の頻出パターンを凝縮。ここを固めれば、大半の入試問題の土台が完成する。
…でも、この計画、一人でやり切れますか?
「よし、この参考書を買って、計画通りに進めよう!」…そう思っても、多くの高校生が三日坊主で終わってしまいます。なぜなら、計画を立てることはできても、それを「実行管理」し、「継続」させることが最も難しいからです。
「この勉強法は本当に合っているのか?」「分からない問題が出てきた時に、どう解決すればいいのか?」そんな疑問や不安が、一人では解決できずに、やがて計画そのものをストップさせてしまうのです。
「高1・高2からの現論会」が、最もコスパの良い投資である理由
私たち現論会は、高3生だけの塾ではありません。むしろ、高1・高2から始めることで、その価値を最大限に発揮できると考えています。
なぜなら、私たちが提供するのは、単なる受験テクニックではないからです。コーチングを通じて、生徒一人ひとりに、大学入学後も、社会に出てからも役立つ「自ら計画し、実行する力」そのものを授けるのが、私たちの役割です。
正しい勉強法と学習習慣を早い段階で身につけること。これこそが、最終的な受験の成否を分け、お子様の将来にとって最もコストパフォーマンスの高い「自己投資」であると、私たちは確信しています。
高1・高2の夏を、未来を変える最高の準備期間にしませんか?現論会西宮苦楽園校の「無料相談」では、お子様の現状に合わせた、この夏の具体的な学習プランをご提案します。