【受験生へ】残り10日、「捨てる勇気」が合格を引き寄せる
更新日 : 2026年2月15日
国立二次試験まで、ついにカウントダウンが1桁になろうとしています。この期に及んで「まだあの分野が完璧じゃない」「新しい参考書をやったほうがいいかも」と、焦りに突き動かされて手を広げようとしていませんか。私は、この直前期に最も大切なのは、知識を増やすことではなく、今持っている武器を確実に使いこなせるように整理する「取捨選択の極意」だと考えています。
経済学や社会学で知られる「パレートの法則(80:20の法則)」をご存知でしょうか。「結果の80%は、全体の20%の要素が生み出している」という法則です。これを受験に当てはめるなら、合格に必要な点数の大部分は、あなたがすでに8割方理解している「基礎・標準問題」の完璧な遂行によってもたらされるということです。私は、誰も解けないような難問(残りの80%の要素)に時間を溶かすよりも、頻出分野や得意科目の精度を100%に引き上げることに全精力を注ぐべきだと確信しています。
具体的には、今日からの学習内容を「確実に得点すべき20%」に絞り込んでみてください。
- 過去問で何度も間違えた「頻出の典型題」の解き直し
- ケアレスミスをしやすい計算や文法事項の再確認
- 記述解答における「キーワード」の漏れのチェック
新しい問題に手を出して不安を増やすのではなく、「これが出たら絶対に外さない」という盤石な分野を一つずつ確定させていく作業です。この絞り込みこそが、本番での迷いを消し、確信を持ってペンを動かす力になります。
私は、勇気を持って「やらないこと」を決めた受験生は強いと感じます。すべてを完璧にしようとする完璧主義は、時に本番でのパニックを招きます。「ここは捨てても、あそこで拾えば合格できる」という戦略的な割り切りが、心に余裕を生み出し、結果として難問に対しても冷静なアプローチを可能にするのです。時間は有限ですが、使い道次第でその価値は数倍に膨れ上がります。
残り10日。あなたの合格を形作る「核心の20%」を磨き上げてください。広げるのではなく、深く、鋭く。その研ぎ澄まされた集中力が、合格ラインという壁を鮮やかに突き破るはずです。最後まで、賢く、戦略的に駆け抜けましょう!
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