【受験生へ】休息という名の恒常性維持
更新日 : 2026年1月2日
正月という喧騒の中で、学習の手を止めることに焦燥感を感じている人もいるかもしれません。しかし私は、適切な休息を「怠惰」ではなく、学習効率を最大化させるための「不可欠なプロセス」として再定義したいのです。
私たちの生命には、外部環境が変化しても内部の状態を一定に保とうとする「ホメオスタシス(恒常性)」という機能が備わっています。精神的な集中力においても同様です。極度の緊張状態が長く続けば、脳はそのバランスを保とうとして、無意識のうちに情報処理能力を低下させてしまいます。私は、この生体リズムを無視した強行軍は、時に逆効果になり得ると痛感するのです。
今日、もしあなたが短時間の休息を取るならば、それを「罪悪感」で汚してはなりません。むしろ、神経系をリセットし、再び高い出力を出すための「戦略的な整備」であると肯定してください。数十分の散歩や、静かな瞑想。それらは、脳内に散らばった知識の断片を整理し、記憶を定着させるための貴重な時間となります。
休息を正しく制御できる者は、本番の緊張をも制御できると私は考えます。自らの心身の声を聴き、恒常性を味方につける。その冷静な自己管理こそが、この冬を越えるための最も強靭な武器になると私は願うのです。
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