【保護者むけ】不安という感情の適切な所在
更新日 : 2025年12月17日
受験期が深まるにつれ、お子様の不安と同じくらい、あるいはそれ以上に、保護者の皆様の心に大きな波が押し寄せているのではないでしょうか。我が子の未来を案じる気持ちは当然であり、その不安を否定する必要はないと私は考えます。
しかし、教育者として多くのご家庭を見てきて痛感するのは、その保護者様自身の不安の感情が、意図せずお子様に伝播してしまうことで、お子様の集中力や自己肯定感を揺るがしてしまう危険性があるということです。お子様の抱えるプレッシャーだけでも十分すぎるほど重いものです。そこに親の心配や焦りが加わることで、学習空間が息苦しいものになってしまう事態を避けたいと強く願います。
お子様に伝えるべきは、不安ではなく、確かな応援のメッセージだけです。では、溢れる親の不安をどこに置けばよいのか。それは、ご自身の中で処理し、時には信頼できる他者に預けることが賢明な判断ではないでしょうか。お子様の前では常に、穏やかで前向きな姿勢を保つ努力。それは、親としての大きな愛の表現だと私は感じます。
すでにもう何度もこのテーマについて話しているのでもうお腹いっぱいではあると思います。ですがもしこれを毎日読んでくださる人がいるのであれば、これが私にとって主要なテーマであることを理解していただけるかと思います。
お子様の学習や進路に関する具体的な課題について、客観的な視点が必要な際には、私どもの現論会 無料相談をご活用ください。心よりお待ちしております。