「今更」なんて言葉をあなた自身に使わないで
更新日 : 2025年11月8日
勉強を続けているとふと立ち止まって過去を振り返ってしまうことがあるかもしれません。
「もっと早くから始めていれば」「あの時、もう少し真剣に取り組んでいれば」
そうした後悔や、「もう遅いのではないか」という不安が、胸をよぎることもあるでしょう。
特に受験本番が近づいてきたこの時期、周りと比べてしまい「今更、苦手科目を克服できるのだろうか」と、自分自身に「今更」という言葉を使ってしまうかもしれません。しかし、私はこのブログでその「今更」という言葉をあなた自身に使わないでほしいと強く願います。
なぜなら、学びというのは、決して終わりがあるものではないからです。そして、あなたが今、真剣に机に向かって、新しい知識を一つひとつ自分のものにしようとしているその努力は、時間や年齢に関係なく、間違いなくあなた自身の財産になっています。
もし、あなたが今、ある分野の知識を「今更」身につけようとして、それが受験に間に合わなかったとしても、その知識は消えてなくなるわけではありません。大学に入ってからの学びを深めてくれるでしょうし、社会に出てからも、あなたの視野を広げる力になってくれます。あなたが今やっていることは受験という区切りのためだけにあるのではないのです。
私自身、この仕事をしていると、学ぶことに終わりがないことを実感します。新しい発見があればその都度勉強し直さなければならない。つまり人生において「学びを始めるのに遅すぎる」ということは、絶対にないのだと私は強く思うのです。
だからこそ過去を振り返って後悔するのではなく、今この瞬間に目を向けてほしい。昨日よりも、今日、目の前の問題を一つ理解できた。その小さな進歩を、心から誇りに思ってください。あなたが学ぶことをやめない限り、そこに「遅い」ということはありません。
この考え方は、私自身、新しいことに挑戦する時や、自信を失いそうになった時に、必ず自分に言い聞かせるようにしています。学ぶことの喜びと、それを続けることの尊さを、これからも忘れずにいたいと思っています。