運動不足は思考停止のサイン?たった5分で頭がスッキリする、受験生向け超簡単ストレッチ&リフレッシュ法
更新日 : 2025年9月9日
長時間、机に向かって勉強していると、だんだんこんな感覚になってきませんか?
「なんだか、頭がボーッとして、同じ行を何度も読んでいる…」
「首や肩がガチガチに凝って、集中力が続かない…」
「頑張りたいのに、体が重くて、やる気が湧いてこない…」
それ、もしかしたら勉強の疲れだけじゃなくて、深刻な「運動不足」が原因かもしれません。
「いやいや、受験生に運動してる時間なんてないでしょ!」って思う気持ち、めちゃくちゃ分かります。でも、もし、たった”5分”の簡単なストレッチで、その後の1時間の勉強効率が劇的に上がるんだとしたら…?
今日は、僕が今でも実践していて、効果があるなと思う「座ったままできる超簡単リフレッシュ法」を、いくつか紹介してみたいと思います。
長時間座り続けると、”脳への血流”が滞るってホント?
まず、なんで運動不足がそんなにダメなのか。一番の理由は、全身の血流が悪くなるからです。
ずーっと同じ姿勢で座っていると、体中の筋肉、特に下半身の大きな筋肉が固まって、ポンプの役割を果たせなくなります。そうすると、心臓から送り出された新鮮な血液や酸素が、脳まで十分に届きにくくなってしまうんです。
脳が”酸欠”状態になる。…そりゃあ、頭がボーッとしたり、眠くなったりするわけですよね。つまり、君が感じている集中力の低下は、意志の弱さじゃなくて、ただの「脳のエネルギー不足」が原因かもしれないんです。
だからこそ、勉強の合間に、意識的に体を動かして、強制的に脳へ血を送ってあげることが、めちゃくちゃ重要になってきます。
騙されたと思ってやってみて!5分で完了「脳覚醒」ストレッチ3選
「運動」って言うと、ジャージに着替えてランニング…みたいなのを想像しちゃうかもしれないけど、全くそんな必要はありません。机の椅子に座ったまま、今すぐできる3つの簡単な方法を紹介します。
① 首と肩の”血流ゲート”を開く「ぐるぐるストレッチ」
首と肩は、脳へと繋がる血液の通り道、いわば”ゲート”です。ここが凝り固まっていると、脳は酸欠まっしぐら。勉強の合間に、ゆっくりこのゲートを開けてあげましょう。
- 椅子に深く座り、背筋を伸ばします。
- 息を吐きながら、ゆっくりと首を前に倒し、5秒キープ。
- そのまま、右回りで、円を描くように首をゆーーっくり3周回します。(※この時、絶対に勢いをつけないこと!)
- 反対側も同じように、左回りで3周。
- 最後に、両肩をぐーっと耳に近づけるように引き上げ、ストンと一気に力を抜きます。これを3回繰り返す。
これだけで、首周りがポカポカしてきて、頭に血が巡り始めるのが分かるはずです。
② 思考をリセットする「1分間・瞑想もどき」
数学の難問で行き詰まった時とか、頭の中がごちゃごちゃになった時に、特におすすめです。
- 椅子に座ったまま、軽く目を閉じます。
- 「4秒」かけて、鼻からゆっくり息を吸い込みます。お腹が膨らむのを意識して。
- 「4秒」間、息を止めます。
- 「8秒」かけて、口からゆっくり、細く長く、息を吐ききります。体の中の悪いものが、全部出ていくイメージで。
- これを、1分間だけ繰り返します。
脳を一度、強制的にクールダウンさせる感じです。目を開けた時には、さっきまで解けなかった問題の、新しいアプローチが思いついたりするから不思議です。
③ やる気スイッチをONにする「かかと上げ下げ運動」
これは、暗記系の勉強で眠くなってきた時に、特効薬になります。「第二の心臓」と呼ばれる、ふくらはぎの筋肉を動かして、全身の血流をダイナミックに改善します。
- 椅子に座ったまま、姿勢を正します。
- 両足のかかとを、ゆっくりと、限界まで高く上げます。
- 一番高いところで2秒キープし、ゆっくりと下ろします。
- これを、20回〜30回、リズミカルに繰り返します。
足元がじんわり温かくなってきて、眠気がスッと引いていくのが実感できるはずです。
どうでしょうか。どれも、本当に簡単で、すぐにできることばかりですよね。
受験勉強は、本当に長い、マラソンのような戦いです。一番大事なのは、最後まで元気に走り切るための「資本」である、君自身の心と体です。それを、ないがしろにしてはいけません。
勉強の合間のたった5分。その時間を、スマホをいじる時間から、自分の体をケアする時間に変えてみる。その小さな習慣が、君のパフォーマンスを最大化し、きっと合格へと導いてくれるはずです。