文化祭・体育祭と勉強をどう両立させる?現役難関大生が実践した、スキマ時間を”宝”に変える超効率的タイムマネジメント術。
更新日 : 2025年8月23日
9月。夏休みが終わり、文化祭や体育祭の準備が本格化する、一年で最も心が躍る季節。クラスの仲間と一つの目標に向かって熱くなる毎日は、かけがえのない高校生活のハイライトです。
しかし、その一方で、あなたの心の中にはこんな焦りが生まれていませんか?
「朝早くから準備して、放課後も居残り…正直、勉強する時間なんて全くない!」
「みんなが楽しんでいるのに、自分だけ勉強のことを考えて罪悪感を感じる…」
「でも、この1ヶ月、何もしなかったら、周りに一気に差をつけられてしまう…」
その気持ち、痛いほど分かります。行事を全力で楽しみたい。でも、受験のことも諦めたくない。この二つの想いの間で板挟みになるのは、真面目なあなただからこそです。
しかし、ご安心ください。学校行事と受験勉強は、決して二者択一ではありません。鍵を握るのは、気合や根性ではなく、ほんの少しの「技術」です。この記事では、現役の難関大生たちが実際に高校時代に実践していた、忙しい毎日の中でも着実に勉強を進めるための、超効率的なタイムマネジメント術を伝授します。
大原則:「まとまった時間」は、潔く諦める
まず、この行事期間中に「平日に3時間、机に向かって勉強する」といった、まとまった学習時間を確保しようと考えるのは、潔く諦めましょう。その非現実的な目標が、「どうせ今日もできない…」という自己嫌悪と、計画倒れの原因になります。
この時期の戦略は、ただ一つ。日常に散らばる5分、10分といった「スキマ時間」を、いかに”宝物”に変えるか。これに尽きます。
スキマ時間を”宝”に変える3つの神器
では、具体的にどうすればいいのか。あなたのスキマ時間を最大効率化する、3つの「神器」をご紹介します。
神器①:ポケットサイズの「一元化”神”ノート」
この時期、分厚い参考書や問題集を持ち歩くのは非現実的です。そこで、小さなノートやカードを1冊用意し、全科目の「今、覚えたいこと」だけをそこに集約(一元化)させましょう。
- 英単語、古文単語、社会の一問一答
- 数学の忘れてしまいがちな公式
- どうしても覚えられない化学反応式
これらを1冊にまとめておくことで、クラスの出し物の準備の待ち時間、移動中の電車の中といった、わずか3分のスキマ時間でも、すぐに取り出して、最も価値のある学習ができます。
神器②:耳を支配する「音声学習」
体育祭の練習で体を動かしている時や、文化祭の装飾を作っている時など、「手と目はふさがっているが、耳は空いている」という時間は意外に多く存在します。この時間を活用しない手はありません。
英単語帳の付属CDや、YouTubeにある歴史の解説動画などを、ワイヤレスイヤホンで”聴き流す”のです。100%集中できなくても構いません。何度も繰り返し耳にすることで、知識は自然と脳に刷り込まれていきます。「耳から暗記する」という新しい武器を手に入れましょう。
神器③:15分で完結する「タスク分解術」
「数学の問題を解く」といった大きなタスクは、まとまった時間がないと手が出せません。そこで、あらゆる学習を「15分で完結する」マイクロタスクに分解しておきましょう。
- 「数学の問題集を10ページ進める」→「例題を3問だけ解き、解説を完璧に理解する」
- 「英語長文を読む」→「長文1パラグラフだけ、SVOCを振って精読する」
このようにタスクを小さく分解しておくことで、「昼休み、あと15分あるな。よし、数学の例題3問だけやるか」と、心理的なハードルが劇的に下がり、短い時間でも驚くほど集中して取り組むことができます。
その「計画」、あなたの学校行事の予定、入ってますか?
これらのテクニックは非常に強力です。しかし、最も重要なのは、「どのスキマ時間で、どのマイクロタスクをやるか」を、あらかじめ決めておくことです。
そして、この「行事期間中の特殊な学習計画」を、一人で完璧にデザインするのは至難の業です。一般的な学習塾の計画は、あなたが文化祭の準備でヘトヘトになっていることまで、想定してはくれません。
私たち現論会のコーチングは、あなたの学習計画を立てる際、必ずこう聞きます。
「OK、来週は体育祭の練習がピークだね。じゃあ、この週は新しいことに進むのはやめて、これまでやった範囲の復習に特化した”神ノート”を作る週にしよう。そして、練習で疲れているだろうから、夜の学習時間は思い切って半分に減らそう」
このように、学校行事の予定や、あなたの生活リズム、そしてその時のコンディションまでをすべて考慮に入れた、完全オーダーメイドの実行可能な計画を、毎週あなたと一緒に作成します。勉強だけでなく、あなたの高校生活そのものをマネジメントする。それが、私たちの役割です。
高校生活は、一度きりです。行事も勉強も、どっちも本気でやり遂げたい。そんな欲張りなあなたを、私たちは全力でサポートします。無料相談では、あなたの行事のスケジュールを聞きながら、どうすれば両立できるか、具体的な作戦会議をしましょう。