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【Day5】「1日10時間」をどう使う?科目別・時間帯別の最強デイリープランニング術

更新日 : 2025年8月6日

この講座も、いよいよ後半戦に突入です。ここまでの道のりを振り返ってみましょう。

【Day2】で自分の「現在地」を把握し、【Day3】で進むべき「戦略科目」を決定。そして昨日の【Day4】では、その戦略を遂行するための「武器=参考書」を選び抜きました。

目的地が決まり、武器も手に入れた。残るは、目的地まで一日一日、着実に歩みを進めるための、具体的な「進軍計画」です。

多くの受験生が「夏休みは1日10時間勉強する!」と意気込みますが、その10時間の中身がぐちゃぐちゃでは、効果は半減してしまいます。重要なのは、時間の「量」以上に、その「質」と「構造」です。

今日は、あなたの1日の学習効果を最大化するための、最強のデイリープランニング術をお伝えします。

大原則:「6+1」で1週間を管理し、”計画の遅れ”を吸収する

まず、日々の計画を立てる前に、1週間という単位での大きなルールを設定します。それが、「6日(学習日)+1日(調整日)」という管理法です。

月曜日から土曜日までの6日間に、やるべきタスクを割り振ります。そして、日曜日を「調整日」として、完全に空けておくのです。なぜなら、あなたの計画は、100%の確率で遅れるからです。

体調を崩す日もあるでしょう。どうしても解けない問題に、3時間も悩んでしまうかもしれません。もし7日間、みっちりと計画を詰め込んでいたら、たった一つの遅れが、翌日、またその翌日へとドミノ倒しのように影響し、週の終わりには計画全体が破綻してしまいます。これが、計画倒れとモチベーション低下の最大の原因です。

この「調整日」という名の”バッファ”を設けておくことで、「まあ、日曜日に取り返せるから大丈夫」と、心に余裕を持って計画を進めることができます。もし計画通りに進んだなら、その日は丸一日、徹底的に復習する日にしてもいいし、思い切って完全な休養日として、心と体をリフレッシュさせる日にしても構いません。この「余裕」こそが、長期的な計画を成功させる秘訣なのです。

あなたは朝型?午後型?自分の”集中力の波”に合わせた科目配置術

「午前中は頭が働くゴールデンタイムだから、数学などの重い科目をやるべきだ」…そんな話をよく聞くかもしれません。しかし、それは本当に全ての人に当てはまるのでしょうか?

朝はなかなかエンジンがかからない「スロースターター型」の人もいれば、夜になるにつれて集中力が高まる「夜型」の人もいます。最も重要なのは、世間一般の常識に自分を合わせるのではなく、あなた自身の「集中力の波」を理解し、それに合わせて学習内容を戦略的に配置することです。ここでは、代表的な2つのモデルをご紹介します。

モデル①:「朝型」受験生のゴールデンタイム活用プラン

朝、目覚めた瞬間から頭がスッキリしていて、午前中に最も集中できるタイプの人向けのプランです。脳がフレッシュなうちに、最も負荷の高い思考系のタスクを片付けてしまいます。

  • 午前:数学の応用問題、物理の難問、現代文の記述問題など、最も論理的思考力が求められる科目を配置。
  • 午後:英語長文の読解や、社会のインプットなど、持続的な集中力が必要な学習を行う。
  • 夜(就寝前):英単語や古文単語の暗記など、単純な反復作業で一日を締めくくる。

モデル②:「スロースターター型」受験生の馬力アッププラン

午前中は頭がボーッとしていて、午後から夕方、夜にかけて徐々に集中力が高まっていくタイプの人向けのプランです。軽いタスクで脳のウォーミングアップを行い、徐々に負荷を上げていきます。

  • 午前:英単語や社会の一問一答など、頭を使わなくてもこなせる単純作業で、勉強のペースを作る。
  • 午後:少し負荷を上げて、標準的な問題演習に着手。眠気を感じたら、15分程度の仮眠を挟むのも非常に有効。
  • 夕方〜夜:集中力がピークに達するこの時間帯に、数学や物理の最もヘビーな応用問題などを一気に片付ける。
  • 就寝前:再び暗記系のタスクに戻り、記憶の定着を図りながらクールダウンして一日を終える。

大切なのは、まず今週一週間、自分の集中力がどの時間帯に高まり、どの時間帯に落ちるかを意識して生活してみることです。その「自己分析」に基づいて、あなただけの最適なプランを組み立てていきましょう。私筆者は個人的にモデル2の方が好みでしてよくこれで計画を立てています。朝にとっても弱いんです、トホホ、、

【テンプレート付】最強のデイリープランニングシート

これらの原則に基づき、具体的な計画シートを作ってみましょう。ここでは、「スロースターター型」のプランを例に挙げます。重要なのは、「科目」だけでなく「タスク」と「目標」まで書くことです。

時間やること(タスク・目標)
9:00-10:00【ウォーミングアップ】『システム英単語』No.1201〜1400のテスト + 日本史一問一答 2章分
10:00-12:00【英語】『やっておきたい英語長文300』を2題解き、スラッシュリーディングと音読を5回ずつ行う。
12:00-13:00昼食・休憩
13:00-16:00【数学】『基礎問題精講 ⅡB』の「三角関数」の例題を完璧に理解する。(途中で15分仮眠)
16:00-18:00【日本史】教科書(明治時代)を読み、対応する問題集を1章分解く。
18:00-19:30休憩・夕食
19:30-21:30【最重要・復習】今日やった数学の問題を、何も見ずに解き直す。間違えたら原因を徹底分析。
21:30-22:00【暗記】今日間違えた英単語と日本史の用語を専用ノートにまとめ、覚える。


どうでしょうか。ここまで具体化して初めて、計画は「実行可能なタスク」になります。

さあ、これであなたの戦略、武器、そして日々の作戦計画のすべてが揃いました。理論上は、もう完璧です。

しかし、人間は、そんなに強くありません。完璧な計画を前にしても、「今日はやる気が出ない…」「急用で、3時間も計画がズレてしまった…」ということは、必ず起こります。

明日は、この完璧な計画を”絵に描いた餅”で終わらせないための、最も重要な「実行・継続」の技術についてお話しします。計画倒れを防ぐための、具体的な処方箋です。

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