3月【新連載】科目別解説:英語編
更新日 : 2026年3月5日
今月から新しい取り組みを始めます。毎週木曜日と土曜日には主に高校生に向けた科目別の勉強法解説を行います。実際にコーチングを受ける際にコーチが基本にしている概念を元に作成しておりますので、現論会でのコーチングがどんなものか体験していただけるようになっております。
今月は「英語」
私が唯一得意としてる科目です、、それでは行ってまいりましょう!!
過去問で戦うための「機能的知識」の取捨選択(前編)
オーストラリアの医療現場でネイティブの会話に放り込まれ、毎日痛感していることがあります。それは、「知っている知識」と「現場で機能する知識」の間には、想像以上に深い溝があるということです。
受験英語においても全く同じことが言えます。分厚い参考書を隅から隅まで暗記しても、それが長文読解という実戦で機能しなければ、厳しい入試の現場では無力です。現論会が提唱する英語学習の根幹は、過去問で合格点を確保するための「最低限かつ最強の知識」を最短で固めることにあります。
今日から二回に分けて、長文読解を攻略するための4つの基礎段階について解説します。前編となる今回は、全ての基盤となる「単語」と「文法」についてです。
単語と文法
- 単語:読解基盤の構築
単語は、長文を構成する最も基本的な細胞のようなものです。語彙という基盤がなければ、どれほど高度な文法や解釈の知識も機能しません。
・実行原則:一冊の単語帳を「完全」に習得する。
・手順:日々の接触を継続し、定着後も時間差を設けて徹底的に復習する。
・注意点:単語の「意味」を即座に言えることはもちろん、派生語や類義語、そして文脈での用法(コロケーション)まで意識を広げることが重要です。
ここが難しいところです。私自身、かつてはマニアックな語源や珍しい単語の暗記に時間を溶かし、肝心の長文で基礎単語の抜けに足をすくわれるという失態を演じてきました、、知識の「広さ」ではなく、志望校水準の語彙をいかに「即座に」引き出せるか。その精度こそが勝負を分けます
- 読解文法:読解直結知識への選別
ここでの目標は「文法問題で満点を取ること」ではありません。あくまで「長文の構造を正確に理解し、意味を抽出すること」に特化します。
・実行原則:読解に必要な事項を網羅し、アウトプットを通じて定着させる。
・手順:SVOCなどの基本構造を把握する「基礎」から、分詞構文や関係詞など長文で多出する「標準」へと進む。
・注意点:読解に不要なマニアックな文法項目を深追いしてはいけません。
チェックすべきは、「解答の根拠を文法的に説明できるか」という一点です。なんとなくの雰囲気で読んでいるうちは、入試のプレッシャー下で必ず瓦解します。
(今、現地のドクターの指示を聞く際も、複雑な構文を瞬時に分解して主語と動詞を特定する力に助けられています。文法は「ルール」ではなく、迷路のような英文を突破するための「地図」なのだと改めて感じています)
明後日の土曜日の後編では、これらの知識を「技術」へと転換する「解釈」と「長文ルール」についてお話しします。まずはこの二つの基盤が、自分の中で「機能する状態」にあるか、厳しくチェックしてみてください。
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