【受験生へ】「ゾーン」に入る方法とは
更新日 : 2026年2月1日
今日から2月。いよいよカレンダーが、皆さんの努力を形にする「決戦の月」へと変わりました。私大入試が始まる人も、国立二次試験に向けて最後の仕上げに入る人も、今この瞬間、心地よい緊張感の中にいることでしょう。今回は皆さんが本番で本来の、あるいはそれ以上の実力を発揮するために、心理学で言われる「フロー状態(ゾーン)」という考えを紹介します。
フロー状態とは、心理学者のチクセントミハイが提唱した概念で、一つの活動に深く没入し、時間の感覚が消え、余計な思考が一切排除された「最高に研ぎ澄まされた状態」を指します。よくスポーツ漫画とかで出てくるやつです。試験会場で「気づいたらペンが勝手に動いていた」「周りの音が聞こえなくなった」という経験はありませんか。それがフローです。私は、この状態は単なる奇跡ではなく、意識的なステップで引き寄せることができるのではないかと思うのです。
フローに入るための第一歩は、課題の難易度と自分のスキルのバランスを意識することです。難しすぎる問題に圧倒されるのではなく、「まずはこの設問だけを完璧にする」という、手の届く小さな目標に意識を集中させてみてください。視野をあえて狭め、目の前の一行、一問だけに全神経を注ぐ。すると、不安や焦りといった「雑念」が入る余地がなくなり、脳が自然と深い集中モードへと切り替わっていきます。
また、試験開始直後の数分間、あえてゆっくりと深い呼吸を繰り返すことも効果的です。心拍数を落ち着かせ、脳をリラックスさせることで、フローの入り口である「静かな集中」へと導かれます。私は、あなたが試験会場で誰かと比べるのではなく、自分自身の思考と対話することに没頭できたとき、最高のパフォーマンスが生まれると信じています。
2月の戦いは、技術以上に「精神の質」が問われます。焦りに追われるのではなく、自ら深い集中の渦へ飛び込んでいってください。あなたがこれまで積み上げてきた知識が、フローの波に乗って鮮やかに解へと繋がっていく。そんな瞬間が、この2月の至る所で訪れることを心から願っています。さあ、あなただけの「ゾーン」へ。自信を持って、最初の一文字を書き始めてください。
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