【受験生へ】脳のエネルギーを一定に保とう
更新日 : 2026年1月28日
入試が目前に迫り、一日中机に向かっていると、どうしても夕方頃に猛烈な眠気に襲われたり、集中力がプツンと切れてしまったりすることはありませんか。それはもしかしたら、気合が足りないのではなく、食事による「血糖値の乱高下」が原因かもしれません。私は、本番で100%の力を出し切るためには、勉強の内容と同じくらい、脳のガソリンである「糖」の入れ方にこだわってほしいと考えているのです。
脳にとって唯一のエネルギー源はブドウ糖ですが、実は「たくさん摂れば良い」というわけではありません。一度に糖質を摂りすぎると、血糖値が急上昇し、その反動で今度は急激に下がる「血糖値スパイク」が起こります。これが、食後の猛烈な眠気やイライラの正体です。私は、受験生の皆さんに、脳のパフォーマンスを一定に保つための「低GI(グリセミック・インデックス)」という考え方を意識してみてほしいのです。
具体的には、白米やパンといった精製された炭水化物をドカ食いするのではなく、玄米や全粒粉パン、あるいはナッツや大豆製品など、吸収が緩やかなものを選ぶのがおすすめです。また、食事の最初に野菜を食べる「ベジタブルファースト」も、血糖値の急上昇を抑える手軽で強力な武器になります。試験本番の昼休みも、お腹いっぱい食べるのではなく、「脳を動かす分だけを、ゆっくりと入れる」という感覚を今のうちから練習しておいてください。
「何を食べるか」と同じくらい「いつ食べるか」も重要です。脳が本格的に動き出すには、食後2〜3時間が必要だと言われています。逆算して朝食を摂る習慣を身につけることは、試験当日の午前中からフルスロットルで頭を回転させるための「フィジカルな戦略」になります。私は、こうした小さな自己管理の積み重ねが、土壇場でのケアレスミスを防ぎ、最後まで粘り抜く思考力を支えてくれるのだと確信しています。
受験は頭脳戦であると同時に、過酷な体力戦でもあります。自分の体を、最高のパフォーマンスを出すための「精密機械」のようにメンテナンスしてあげてください。あなたが今日選ぶ食事が、明日のあなたの集中力を創り出します。万全のコンディションで、自信を持って机に向かってくださいね。あなたの努力が、最高の形で実を結ぶことを応援しています。
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