「今日の自分よくやった」と一日を終えるために
更新日 : 2025年10月20日
私のブログをここまで読んでいただけているなら(もしそんな人がいたらめちゃくちゃ嬉しいのですが)またこのテーマかよ、と思うかもしれません。ですが何度も言います、本当に大事なことなので。
高い目標を掲げて努力を続けていると、私たちはつい自分が「できなかったこと」ばかりに目を向けてしまいがちです。「今日は数学を10ページ進めるつもりが、8ページしかできなかった」「英単語を100個覚えるはずが、80個で集中力が切れてしまった」。そんなふうに、理想に届かなかった自分を心の中で責めてしまってはいないでしょうか。
もちろん、目標を高く持つことは素晴らしいことです。しかし、それと同じくらい自分がその日に「できたこと」を、きちんと自分で認めてあげることも、長い受験勉強を走り抜く上では、とても大切だと私は思います。
例えば、一日の終わりに、手帳やノートの片隅に、今日自分が達成できたことをどんなに小さなことでもいいので書き出してみる。「苦手な数学の問題集を、2ページ進めた」「計画通り、英単語を100個覚えた」「集中して授業を聞くことができた」。こうして文字にして並べてみると、自分が今日という一日を、決して無駄に過ごしたわけではないことが、はっきりと見えてきます。
特に、自分がもともと苦手だと感じていることに取り組めたのなら、それはページ数や個数以上の大きな一歩です。その小さな達成感を、他人と比べる必要も照れくさく思う必要もありません。「今日の自分よくやったな」と心の中でそっと自分自身を褒めてあげる。そのささやかな習慣が、明日もう一日頑張ろう、という静かなエネルギーになるのです。
つい大きな目標ばかりに目を奪われて、日々の小さな進歩を見過ごしてしまう。これは、私自身もよくやってしまうことです。でも、本当に大切なのは、今日の自分が、昨日の自分よりも少しでも前に進めたという、その事実。その一つひとつの「できた」を自分でちゃんと認めてあげられる人間でありたいと、私も忘れないようにしたいと思っています。