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そのアルファベットは、ゴールではなく現在地

更新日 : 2025年10月18日

何度目にかにはなります。判定の文字との向き合い方についてです。分厚い封筒で届く、あるいはウェブサイトでパスワードを入力して開く、模試の結果。一番最初に、目に飛び込んでくるのは、やはり志望校の横に記されたAからEまでの、あのアルファベットではないでしょうか。その一文字に、思わず声が出たり、あるいは深い溜息が漏れたり。気持ちが大きく揺さぶられるのは、それだけ真剣に向き合った証拠なのだと思います。

もちろん、判定は今の自分の立ち位置を知るための、大切な指標です。しかし私たちが本当に見るべきなのは、そのアルファベットの少し下に、あるいは次のページに印刷されている、もっと細かい数字のデータの方だと、私は考えています。

多くの模試結果には、「設問別正答率」や「分野別成績」といった項目があるはずです。例えば、「大問3の(2)は、全体の正答率が70%だったのに対し、自分の得点は0点だった」とか、「数学の中でも、『図形と方程式』の分野だけが、平均点を大きく下回っている」といった情報。これこそが、模試が私たちに教えてくれる、最も価値のある部分です。

判定という、いわば総合得点だけを見ていても、「次はもっと頑張ろう」という漠然とした目標しか生まれません。しかし、この細かいデータに目を向けると、「自分は周りの多くの人ができている、この問題を落としたんだな」「どうやら、自分の一番の課題は『図形と方程式』らしい」という、具体的で明確な課題が見えてきます。

その課題が見えさえすれば、あとは簡単です。次の週末までに、その分野の教科書をもう一度読み直してみよう。持っている問題集で、似たような問題を探して解いてみよう。やるべきことが、はっきりと目の前に現れます。漠然とした不安は、具体的な行動によってしか解消されないのです。受験は差をつけるための試験です。みんなができている問題をとり、逆に言えばみんなができない問題は別にできなくてもいいんです。そうやって考えてみると少しだけ楽になりませんか?

何か大きな問題に直面した時、つい全体の結果だけを見て慌ててしまいがちですが、本当に大切なのは、その結果を構成している小さな要素を一つひとつ冷静に分析すること。その姿勢こそが、着実に前に進むための唯一の方法なのだと、模試の結果を見るたびに、私自身も再確認しているんです。

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