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【とある日のmonologue #7】映画「国宝」の”完璧じゃない主人公”に、どうしようもなく感動してしまった話

更新日 : 2025年9月22日

最近話題になっている「国宝」。友人の一人が短いながらも出演していると聞き、見に行ってきました。

とんでもなく素晴らしい映画でした。

私が本当に心を揺さぶられたのは、主人公の喜久雄の圧倒的な才能や芸の美しさだけではなくて、むしろその逆、彼の持つ、どうしようもないほどの”人間的な弱さ”だったのかもしれないと、今になって思うのです。

才能と、嫉妬と、愚かさと

物語の中で喜久雄は決して聖人君子として描かれているわけではありません。彼は、自分以上の才能を持つライバルに激しく嫉妬するし、酒に溺れて失敗もするし恩人を裏切るような愚かな選択をしてしまうことだってあるんです。

普通なら軽蔑されてもおかしくないような、弱い部分をたくさん持っている。でも、なぜか私はそんな彼の姿を、どうしても嫌いになれなかった。むしろ、その弱さを見るたびに、胸が締め付けられるような共感を覚えてしまったんです。

「完璧じゃない自分」と戦うということ

なぜなら、の姿はそっくりそのまま、私たち自身の姿と重なるからです。

計画通りに勉強しようと決めたのに、スマホの誘惑に負けてしまう自分。朝早く起きると誓ったのに、二度寝してしまう自分。隣の席のライバルの成績を見て、嫉妬してしまう自分…

私たちは、みんなそんな”完璧じゃない自分”と、毎日毎日、戦っているはずです。

喜久雄が、自分の弱さに苦しみながらも、それでも次の日にはまた舞台に立とうとするように、私たちも、昨日の自分の失敗に後悔しながらも、それでもまた今日、新しいページを参考書を開く、その姿は、形や伝統は違えど似たものがあると思うんです。

受験勉強とは、”弱さ”と向き合う尊い旅路だ

受験勉強の本当の価値は、ただ知識を詰め込んで、偏差値を上げることだけにあるんじゃないと私は思います。それは、自分の弱さ、ずるさ、怠け心、嫉妬心、そういった自分の中にある、見たくないドロドロとした全ての感情から、目をそらさずに、それらを引き受けながら、それでも、一歩前に進もうとする、本当に尊い”旅”なんだと。

完璧な人間なんて、どこにもいない。完璧な受験生だって、一人もいないんです。だから間違い続け後悔をする。けれでもそれが一番人間らしくて「生きていく」ってことなんじゃないかと思います。


弱さを抱えながら、それでも、理想の芸を追い求める彼の姿は、弱さを抱えながら、それでも志望校合格という目標に向かう、皆さんの姿そのものです。

その道のりは決して美しいだけではないかもしれない。でもその葛藤の全てが、皆さんという人間をどこまでも深く、強く、そして、美しくしていくのだと私は信じています。

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