勉強以外の「無駄な時間」こそが、君を合格に近づけるかもしれない話
更新日 : 2025年9月4日
今日は、ちょっとタブー視されがちなテーマについて、僕の個人的な意見を話させてください。
「受験生なんだから、勉強以外のことは全部やめて、勉強に集中しろ!」
…なんて言葉、一度は聞いたことありますよね?もちろん、勉強が一番大事なのは間違いない。でも、僕は心の底から、そうは思わないんです。
むしろ、「勉強以外の”無駄な時間”こそが、君を合格に近づける最強の武器になる」と、声を大にして言いたい。
今日は、僕自身が受験期を振り返ってみて、「部活や趣味があって本当に良かったな」と心から感じた瞬間や、それがどうやって受験勉強の”力”になったのかを、僕のリアルな体験談を交えながら、みんなに伝えていきたいと思います。
「勉強以外は悪」って、本当にそう?
僕も受験生だった頃、周りの大人たちから「ゲームなんてしてる暇ないだろ!」「部活なんか早く引退して勉強しろ!」ってよく言われました。
もちろん、その気持ちも分かります。親や先生は、僕たちに合格してほしいからこそ、そう言うんですよね。でも、僕は正直、「本当に勉強だけが、合格への道なのかな?」って、ずっと疑問に思ってました。
だって、考えてみてください。1日10時間勉強漬けの生活を、一年間も続けられますか?僕は無理でした。きっと、途中で燃え尽きて、勉強が嫌いになってたと思います。
人間って、ずーっとインプットし続けるだけじゃなくて、適度にストレスを発散したり、違う刺激を入れたりする時間も絶対必要だと思うんです。そして、その「一見無駄に見える時間」こそが、実は勉強の効率を劇的に上げてくれるって、僕は確信しています。
僕が体験した「勉強以外の時間」が受験の”力”に変わった瞬間
具体的に、僕の受験生時代を振り返りながら、何がどう役立ったのかを話しますね。
瞬間①:部活で培った「集中力」と「タイムマネジメント力」
僕は高校でハンドボール部に所属していました。めちゃくちゃ強いチームではなかったけど、練習はハードで、土日も返上して朝から晩までコートにいる日も珍しくありませんでした。
「こんなに部活やってて、勉強する時間なんてあるの?」ってよく聞かれたけど、むしろ逆でした。時間が「ない」からこそ、「どうやって時間を作るか」を徹底的に考えるようになったんです。
- 練習の合間の休憩時間10分で英単語を20個覚える
- 通学電車の中で、昨日習った数学の公式を頭の中で反復する
- 部活から帰って疲れてても、お風呂に入ってから30分だけは絶対に机に向かう
こんな風に、細切れの時間をいかに有効活用するか、僕にとっては部活が最高のトレーニングでした。この「限られた時間で成果を出す」集中力とタイムマネジメント力は、部活を引退して受験勉強一本になった時、本当に大きな”貯金”になっていたと断言できます。
瞬間②:趣味のギターがくれた「ストレス解消」と「脳のリフレッシュ」
僕の趣味はギターでした。受験生になってからは、さすがに毎日触るわけにはいかなかったけど、どうしても勉強で煮詰まったり、イライラしたりした時は、夜寝る前に15分だけギターを弾く時間を作ってました。
これがね、本当に最高のリフレッシュになるんですよ。好きな曲を弾いてると、その間だけは勉強のプレッシャーから完全に解放されて、「ああ、楽しいな」って心から思える。そして、ギターを弾き終えて、また机に向かうと、さっきまでモヤモヤしていた頭が、驚くほどスッキリしているんです。
僕にとってギターは、単なる趣味じゃなくて、脳をクールダウンさせ、また次の勉強に集中するための”切り替えスイッチ”みたいなものでした。こういう自分なりの「ガス抜き」の方法を持ってるかどうかって、受験のメンタルヘルスにはめちゃくちゃ重要だと思います。
瞬間③:友達とのバカ話がくれた「心のゆとり」と「情報交換」
「受験生に友達なんかいらない」なんて言う人もいるけど、僕は断然、友達は必要派です!
もちろん、ずっと一緒に遊んでるわけにはいかないけど、学校の昼休みとか、ちょっとした休憩時間に、たわいもないバカ話をしたり、お互いの勉強の進捗を報告し合ったりする時間って、本当に心のゆとりになります。
「あいつ、この前E判定だったけど、最近めちゃくちゃ頑張ってるな。俺も負けてられない!」とか、「あの参考書、意外と良かったよ!」みたいな、仲間からの刺激や情報って、一人で抱え込むよりもずっと、頑張れる原動力になるんですよね。
それに、たまには息抜きで一緒にラーメン食べに行ったりする時間も、本当に大事な「気分転換」でした。
「君自身の人間的な成長」も、合格への大切な要素
もちろん、勉強時間が足りないのに、遊び呆けていい、なんて言うつもりは全くありません。メリハリは、本当に大事です。
でも、受験勉強って、ただ知識を詰め込むだけの作業じゃないと、僕は思います。困難な状況でも諦めずに目標に向かう力、時間を効率的に使う工夫、ストレスと向き合う心。これって全部、勉強以外の経験から得られる、「人間的な成長」の部分だと思うんです。
そして、そういう力を持った受験生こそが、最後に「合格」を掴み取れるって、僕は信じています。
だから、もし今、あなたが部活や趣味との両立に悩んでいるなら、「無駄な時間」なんて思わないで、胸を張ってください。それはきっと、あなたの未来の合格に繋がる、かけがえのない経験になっているはずだから。応援しています!