部活と大学受験は両立可能か?合格者の60%以上が〇〇!?
更新日 : 2025年5月24日

こんにちは!現論会西葛西校のコーチをやっています、大澤です。
さて、みなさんは部活動をやっていますか?
私は高校生のとき、部活動に実質所属していなかったので、部活動を真剣にやっている人を見て非常に尊敬していました。今戻れるなら、今でも仲の良いグループでバンドを組んで、文化祭でステージに立ちたいですね(笑)
さて、部活動と大学受験は両立できるのか、という議論はしばしば繰り広げられています。
私は可能だと思います。
しかし、勉強を始めるのが、「部活引退後」を起点とすると不可能だと考えています。
大学受験では、膨大な知識量の定着、長文を読めるようになること、など長い時間をかけて力をつけていくものが多く、冬になって勉強が間に合わないと嘆く人が多いです。
つまり、時間との勝負です。
部活引退後の6月、7月から始めていては、確実に間に合わないと言えるでしょう。
今回は、これをデータを用い検証し、そして解決策を確認していきます。
今部活をやっている高校3年生の方も、来年や再来年引退の高校1年生、2年生にも非常に有益な話なので、最後までぜひご覧ください。
難関大学に合格した部活生

難関大学に合格した部活生はいつから勉強を始めたのでしょうか?
最も多かったのが、46.8%で高校2年生の時からです。
次に多いのが、16.8%の高校1年生からです。
この数値を見ると、難関大学に合格した部活生の63.6%が高校1年生、2年生から受験勉強を始めているとわかるでしょう。
つまり、今高校1年生、2年生の部活生は勉強を始めていてもおかしくないのです。
そして、今高校3年生の部活生であれば、勉強を始めていて当然です。開始していなければ、今日からすぐにやらなけばいけないです。
(東進ハイスクール,部活生必見 難関大現役合格部活生 不合格者との学習時間差209時間!,TOSHIN TIMES,2024.05.08 より参考
しばしば受験のブログでは勉強時間の差について比較されますが、主に注目を浴びるのが高校3年生の勉強時間です。
しかし、高校1年生、2年生のときの勉強時間の差の方の影響力が大きいと私は思います。
(これも上で挙げた東進のデータに基づいていますが)
部活生の合格、不合格を比較すると、高校3年生の勉強時間差は52時間に対して、
高校2年生の勉強時間差は68時間、高校1年生の勉強時間差は89時間と、学年が低くなるにつれ差が大きくなる傾向にあります。
「学校帰りに遊びたい!」「部活疲れた…もう今日は寝よう…」
そのような気持ちもわかりますが、高校1年生、2年生の平日に30分だけでもやるだけで、差が付きます。
逆に高校3年生の人は、この2年間の遅れを取り戻す覚悟が必要です。
6月の段階であれば、ターゲットやシス単などの基礎的な単語がほぼ入っている状態、英文解釈を行い正しく一文を読むことができる状態でなければ、速やかに始める必要があります。
でも、部活がまだ終わっていない…と思うかもしれません。
それでは、具体的にどうすればよいか考えていきましょう
①通学時間を使う
当たり前のこと過ぎてもうわかっているよ…と思う人がいるかもしれませんが、
多くの人が通学時間を甘めに見すぎています。

例えば、電車の乗っている時間が40分だとして(一番少ない時間を想定)、往復すれば80分です。
一日80分を週5回続ければ400分、一か月で約25時間分勉強できます。
電車の中で、スマホゲームやライン、X、サブスクを見ている人、今すぐ勉強時間にしましょう。
でも、電車の中で単語帳を開くのが難しいぐらい混んでいる場合があります。
その場合はアプリやスマホを使いましょう。
最近では、参考書も電子書籍にて買うことが可能です。
ん、お金が高い?
それは我慢してください。大学生になればいくらでもバイトできます。高校生のうちは¥2000がものすごく貴重に感じられますが、大学生は一日バイトすれば8000円は余裕で稼げます。
電子版やアプリを買うのに¥2000を惜しんで勉強時間を削る必要はありますか?
将来の自分に投資するつもりで、電子版やアプリを購入しましょう。
②プラス15分制
勉強時間を増やすために先ほどは通学時間を利用することを推奨しましたが、それだけでは不十分です。
やはり日頃の勉強時間も増やしていかなければなりません。

そこで、普段ある程度の勉強をしていることを前提に、さらに+15分していくルールです。
いきなり1時間、2時間と増やしていくと心理的に負担がかかり続かないです。
しかし、15分であると感覚的に楽になります。これを毎週やっていくのです。
先週に1日5時間勉強したならば、今週は5時間15分勉強する、来週は5時間30分勉強する、といった感じです。
このようにしていけば、2カ月かかりますが、勉強時間を次第に伸ばすことができます。
もちろん、一気に3時間増やすことができるのならばそれがベストですが、自分のようにすぐ挫折してしまう人におすすめの方法です。
③公園、カフェで勉強

場所を変えることで勉強のモチベを上げ勉強時間を増やす方法は有効です。
一番適しているのはカフェです。カフェでは本を読んでいる人、仕事をしている人など様々な人がいるので勉強しやすいと思います。
また、個人的な印象ですが、勉強している高校生や中学生を見てかっこいい☆と思います(笑)
つい、応援したくなってしまいますね(笑)
また、雑音が苦手な人は図書館でやればいいのですが、自分は静かすぎるのが苦手なタイプなのでカフェに行っていました。
ぜひ、一回カフェでやってみてはいかがですか(少し大人になった気分になれますよ!)
ただ、うるさすぎるカフェもあるので都心(大手町、虎ノ門など)の方がおすすめです。当塾は西葛西にあるのですが、西葛西のあるカフェでは、たまにおばさまたちが大声で話しています。(平日昼頃に出現することが多い)
また、カフェといっても某有名ハンバーガーチェーンは気を付けた方がいいです。店舗にもよりますが、西葛西のマックは中学生ぐらいの人が騒いでいたり、ファミリーで来ていて子供が幼く元気なパターンがあります….
自分がよく使う店舗がどのような状況か、把握しておきましょう。

ものすごく暑い、寒い時期でない場合、ピクニック感覚で公園で勉強をやるのもいいかもしれません。
公園といっても、街中にある公園ではなく国や都がやっているような大きな公園です。
大きな公園はそよ風や自然光があり気持ちよく勉強できますよ。
私は生物基礎の勉強を公園でやっていました(笑)
また、西葛西駅からバスで行くと、東京都が運営している葛西臨海公園があります。当塾に入った場合、ぜひ葛西臨海公園で勉強するのはいかがですか?

以上が、勉強時間を増やす方法です。
部活生で忙しくとも、どれか一つはできる気がしませんか?
ぜひ、今日から始めていきましょう。
小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道 (イチロー/元メジャーリーガー)
現論会では単に勉強を教えるだけでなく、このような生活習慣を変えるコーチングも行っています。
また、現論会では計画を一日単位で立て、部活動のある日とない日で適切な量を配分するので、無理なく続けることができます。
もちろん、部活動を終えた高校3年生の人も、残りの期間でどのような勉強をしていくか、その人に適した計画を立てるので、おすすめです。
ぜひ、無料受験相談でまずはお話しをお聞かせください!!