コスパ抜群!GMARCHの穴場学部 2選
更新日 : 2025年5月16日

(写真は立教大学HP バーチャル背景 池袋キャンパス より引用)
みなさんこんにちは!
現論会西葛西校コーチの大澤です。
この記事を書いているのは2025年5月13日で、ゴールデンウィークも終わり世間では通勤や通学に嫌気が指している人が多々見受けられます(笑)
受験生の方はどのようなGWをお過ごしだったでしょうか?
さて、今回のテーマはタイトル通り、コスパの良いGMARCHの穴場学部を紹介します。
この記事を読んでいる方の受験校は様々でしょう….
- 「早慶に絶対行く!でも浪人はいやだからマーチは死守したい…」
- 「自分は決して勉強は得意ではないけど…でもマーチにどうしても行きたい」
はっきり言います。マーチは甘くないです。
初めに申し上げますが、この記事を書いてけっして「マーチが入りやすいこと」を伝え夢を見させるつもりはありません。マーチはどの学部であれ、入るのは厳しいです。
実際にあった私の知人の例

- ①早稲田志望だったが、明治は全部落ちた。
- ②浪人して慶應に合格したが、現役時代は早慶志望で早慶もマーチも受からなかった。
- ③京大志望で滑り止めに立教を受けたが立教はすべて落ちた(慶應商学部には受かった。)
このように、マーチに受かることは非常に難しいと言えます。
とりあえず、マーチであればどこでもいいという考えは危険です。
しかし、コスパの良い学部というのが存在します。
例えば、「漢文をやらなくてもよい。現代文だけで戦える」となった場合、現代文の対策に重点を置くことができます。
「英語は英検利用で試験免除」となればあとは受験直前は現代文と古文、歴史を重点的に対策すればよい。
このように、受験の方式、配点を工夫することで負担を軽減でき、自分の有利なように戦うことができるのです。
これが、「コスパの良い」という意味です。
「倍率は?」とツッコミが出る気持ちもわかります。しかし、倍率はあくまでも受かる確率であり、大切なのはライバルよりも点を取ることです。
あなたが、もし現代文が得意で英語が苦手だとしましょう。倍率2倍で現代文50点、英語200点の学部を受ける場合、有利と言えるでしょうか。
答えは必ずしも有利であるとは言えません。
それであれば、倍率2.5倍で、英語150点、現代文100点のところを受けた方が見込みはありませんか?
本記事では倍率はあまり考慮せず、配点、方式を重視したものとなっています。
自分がどの教科が得意なのか、どこで点をとれるのか、苦手な部分をどうカバーするのかを考え、以下のおすすめ学部を検討してみてください!
①立教大学 コミュニティ福祉学部

(写真は立教大学 バーチャル背景 新座キャンパスから引用)
- 配点
- 国語(現代文2題、古文1題) 200点
- 英語(外部検定利用、主に英検や共通テスト英語) 200点
- 歴史 100点
この学部におすすめな人は、国語がある程度取れる人です。立教の国語は、文学部日程を除く場合、漢文は必要ありません。そのため、現代文、古文に集中することができます。
また、英語は主に英検のCSEスコアを用います。
しかし、立教のコミュニティ福祉を受ける場合、最低でもCSEスコアで2300(英検2級で75%ぐらいの正答率)は必要だと思ってください。
しかし、S-CBTという毎週行っている英検の試験があるので、何回でもトライすることができます。そのため、一発勝負を避けることができるのです。
キャンパスは埼玉県の新座キャンパスというところにあります。
池袋駅から東部東上線で約20分に位置する志木駅から徒歩15分の場所にあります。
駅からは離れていますが、頻繁に立教大学の循環バスが出ているので心配ないです。
この新座キャンパスは池袋のキャンパスと比べ劣りはしますが、その分入試の難易度は低いです。
新座キャンパスには、他にも観光学部、スポーツウェルネス学部、現代心理学部があります。
観光学部は英語200、国語200、歴史150であり英語と国語両方重視型です。
観光学部の性質上か、観光が好きな人がいるためここを第一志望にする人も多く、また観光系なので英語が得意な人が多いです。そのため非常に競争の激しい戦いであり、新座キャンパスの中では厳しめです。
スポーツウェルネス学部は、英語150、国語100、歴史100 と英語重視型です。ここも、英語で差が付きやすいです。しかし、歴史と国語の配点が同じなので、歴史の点数が取れるようであれば受けてみてもいいと思います。
現代心理学部は、英語150、国語150、歴史100と英語と国語両方重要型です。心理学部も学部の性質上、人気が高いです。
以上を踏まえ、この新座キャンパスに位置する4つの学部はどれもおすすめですが、一番受かりやすいのはコミュニティ福祉ではないでしょうか?
ただし、歴史の配点が国語と英語の半分であるので、歴史で稼ぎたい人はものすごくオススメはできないです。しかし、立教の歴史は記述、論述、地図問題など質問内容が多岐にわたるので難しく、国語ほど差が生まれないと私は推測しています。やはり、合格のカギを握るのは、国語です。
立教に受かるには国語が結局のところ取れないといけないので、国語が取れた場合ライバルと差をつけやすいコミュニティ福祉が良いと考えています。
②法政大学 現代福祉学部・スポーツ健康部

(写真は法政大学HP 多摩キャンパス 施設紹介より引用)
配点
- 英語150点
- 国語100点
- 歴史100点
この学部のT日程を除く国語の試験は、現代文のみで構成されているので古文漢文をやる必要はないです。なので、現代文を集中的に学ぶことができます。
英語も知識問題が出るので、点が取りやすいです。長文もすべて記号式です。
歴史もすべて記号なので、記述をする必要もなく問題もオーソドックスです。
実は特に語ることがないのですが(笑)、シンプルかつ正確な知識を求められるのできちんとした対策をすればリターンの大きい試験となっています。
この学部をお勧めしている理由として、市谷キャンパスに学部が位置しておらず、多摩キャンパスに属するためその分ライバルが減ります。キャンパスが遠くなるという立教の新座キャンパスと同じデメリットはありますが、入りやすさで考えると多摩キャンパスが良いのではないでしょうか?
また、多摩キャンパスには経済学部もあるのですが、経済系はやはり人気が高いのでオススメからは除外しました。

以上が、マーチのおすすめ学部です。
なお、明治大学、青山学院大学はどこもレベルが高く、穴場学部と呼べるところはないと考えているので、除外しました。
中央大学の試験は大問数が多く、求められる知識も高いので除外しました。
(問題が難しい=入るのが大変、というわけではない。問題が難しければ、合格最低点も下がります。逆に問題が簡単であれば合格最低点も上がるので、入りやすいわけではない。今回は、コスパ重視を考えているので、勉強すればリターンの大きい「問題が簡単な試験」を取り上げています。)
学習院大学は、「記述」を重視している大学であり、歴史で200字論述を課すような試験であるため、コスパ重視の観点から除外しています。
しかし学習院大学は問題は難しくともマーチの中で一番入りやすいのでぜひトライしてほしいです!
(記述は知識が定着している。かつ対策すれば点が取れるのでオススメ。しかし、コスパ重視を考えているため除外している。記述だから受けないという考えは非常にもったいないですよ!)
現論会では、マーチに何とかして入りたい生徒を歓迎します。
入試までの残り大切な期間、なにも計画を立てずただ勉強をすればよいと考えている人、大変危険です!
たとえ、残り期間が短くとも、その中で効率の良い最高のパフォーマンスを出すことができれば、マーチに受かることができます。
(ごめんなさい、早慶志望の人はもう始めていなければ厳しいです。マーチであれば間に合います。)
去年も、マーチ志望の子が9月に入ってきてくれ一生懸命頑張ってくれたのですが、やはり期間が足りなかったです。そのような受験生を見て、我々コーチ陣も「あと少し早めに来てくれれば…」と悔しい思いをしています。
もしよろしければ、受験生の大切な残り期間を私たちに預けて一緒に合格を目指していきたいです!
無料受験相談もやっておりますので、ぜひ勉強のお悩みや相談があればお越しください!