総合型選抜とは??
更新日 : 2024年1月10日
大学入試では一般選抜の他に指定校推薦や公募推薦、総合型推薦などさまざまな方法があります。その中でも今回は総合型選抜について解説したいと思います。
総合型選抜の概要
総合型選抜という言葉を聞いたことはあってもその受験内容の詳しい内容までは知らないという方が多いと思います。そこで、まずは総合型選抜はどのような入試方式なのかということについてお教えしたいと思います。
①学校の成績は関係ない!
推薦入試といえば、学校の内申点が重視されるという印象があると思います。実際、指定校推薦や公募推薦では高い内申点を求められることが多く、内申点が低いため受験することができないという人もたくさんいると思います。しかし、総合型選抜ではほとんどの場合、学校の内申点に基準や条件はなく、内申点が低いという方でも受験することが可能です。
②志望理由書が大事!
総合型選抜は先ほど述べた通り、学校の内申点に基準や条件を定めていないため志望理由書が重点的にみられます。そのため、総合型選抜を受験される方はしっかりと志望理由書の対策を行わなければなりません。受験される大学や学部にもよりますが、志望理由書として課された課題は字数が多く、しっかりと文献などを読んで学んだことを書いたり、自身が高校生活のなかで一生懸命取り組んできたことやその成果などの経験を書くことで、その大学、学部に志望していることをアピールしなくてはなりません。
③倍率が高い
大学や学部に多少の差はあれど、やはり学校の内申点などの基準が低く、条件もあまり定められていないため、多くの人が受験可能です。そのため、倍率はとても高く、一次審査の段階で不合格になることも多いです。面接練習や小論文対策よりもまずは、書類審査で不合格にならないためにも志望理由書をきちんと仕上げることがとても重要です。
総合型選抜を受験するためにやっておいた方がいいこと2選
①他者と違うユニークな経験
総合型選抜で必要になことは自分をアピールし、他者と差別化することです。たくさんの受験者がいる中で自分の誇れることや経験をアピールすることで、志望理由書がより良いものに仕上がるでけでなく、面接の際にもスムーズに答えることができます。そのため、高校1年生のうちからさまざまな事柄に興味関心を抱き、積極的にプロジェクトやボランティアなどに参加することが大切です。そこで経験したことを通して社会問題の新たな視点を見つけたり、疑問を抱き、それを解決するためにはどのようなことができるのか、考えてみることが大切です。
②志望学部、志望学科の望む人物像をつかむ
同じ大学でも学部ごとによって求める人物像はかなり異なります。そのため、大学のパンフレットや大学の紹介動画、ホームページなどで学部ごとの理念や学部長のメッセージなどを見ることがとても大切です。自身の志望する大学の学部、学科はどのような人材を欲しているのか、それをしっかりと理解し、その人物像に近づけることで、合格率が青王すると思います。
まとめ
今回は総合型選抜について解説しました。いかがだったでしょうか。推薦入試と聞くと、一安入試よりも簡単で楽だと思われがちですが、一般入試と同じくらいの倍率があり、しっかりと対策をしなければいけません。また、高校生活で培ってきた経験や知見が大切なので、日々生活している時、常にアンテナを張って社会問題などについて考えることが必要です。