夏から始めるべき英語長文の参考書3選
更新日 : 2025年6月12日

みなさんこんにちは!
現論会西葛西校の大澤です。
今回は、夏から始めるべき英語長文の参考書を3つ紹介します。
ここまで、みなさんは単語、文法、英文解釈を終わらせてきたと思います。
(終わっていなかったら必ずやりましょう!単語と文法がわかっていないと一文の意味が分からないですし、英文解釈をやらないと一文を誤読してしまい長文全体の内容がわからなくなってしまいます。)
これらを終えたら、夏は長文を鍛えましょう!
しかし、長文の参考書は数多くあり、受験生の皆さんは書店でどれがいいのか悩んでしまうのではないでしょうか?
そこで、現論会がおすすめする長文の参考書3選をお伝えします!
現論会がオススメする参考書には様々な要素があるのですが、主に3つの要素を含んでいます。
①長文の内容が最新、かつ頻繁に出題されるテーマ
②すべての文に文構造が書いてあり、英文解釈が可能
③長文の音声がついている
①長文の内容が最新、かつ頻繁に出題されるテーマ
今から15年前までの英語の入試では、非常に短い文章でしたが内容が難しくじっくり考えるタイプの試験でした。
しかし、近年の英語長文では最新の学術論文や、アメリカのニュースから出題されており、内容自体は難しくないですがとても長い文章を理解し、速さと正確さを競う試験になっています。
また、最新の学術論文やニュースの記事から出題されるので、近年の社会情勢が反映されやすいです。
たとえば、コロナが流行り始めたのが2020年ですが、2021年の試験ではソーシャルディスタンスやリモートワークなどのテーマが色々な大学で出題されました。また、2025年現在、コロナは去りましたがコロナ化の影響で日常生活が変わったことが長文のテーマになったりします。
このように、近年の英語は長くて流行りのテーマが出題されます。
そのため、近年の入試状況を考慮し最新の長文を使った参考書がとても好ましいです。現論会ではこのような参考書を推薦しています。
(余談:ある有名な参考書は、「昭和」に出されたもので改訂もされておらず古いものですが出版され続けています💦みなさんはしっかりと見極めてくださいね!)
②すべての文に文構造が書いてあり、英文解釈が可能
全ての文に文構造が書いてあると、自分で長文を精読するときに、主語の取り間違えや副詞節がどこかまでなど復習しやすいです。このようにすることで、誤読を修正できます。
③長文の音声がついている
現論会では長文の復習に音読を義務付けています。音読をすることで長文を左から右へ一方向に読んでいくので、英語を英語のまま読む力をつけることができます。
音読をするとき、音声がついているとやりやすいですよね!ですので、音声がついているものを評価しています。
以上、おすすめする根拠はこの通りです!
この3つの要素を含む参考書を3選紹介します。
①関正生の英語長文Rules

英語講師で日本一を争うぐらい有名な関正生先生の著書です。
この参考書の特徴は、長文を読む、問題を解くときに「RULE」を用いるということです。
このRuleはすべての長文で用いることができ、本番の入試まで活用することができます。独学では身につけることのできない、価値のあるものです。
計12題あるので、1日1題やれば約2週間で完成できます。
またこのシリーズは1~4まであります
1:入試基礎
英語長文にかなり自身のない人におすすめです、とはいっても、最初から学ぶRuleは難関大学の入試でも使いますよ!
2:入試標準
日東駒専レベルの問題が収録されています。しかし、なめているとまあまあ難しいです。難関大学に行きたいけど自身のない人、日東駒専に行きたい人はやるべきです!
3:入試難関
Marchレベルの問題が収録されています。ここからかなり難しくなっています。特に、長文のレベルが格段と上がります。しかし、これも非常に丁寧に解説されており、力のつくものです。MARCHに行きたい人、早慶を目指す人もやるべきです。
4:入試最難関
早慶、旧帝大レベルです。非常に難しいです。東大や京大の問題も収録されています。内容は萎えるレベルですが、難しい問題にどうアプローチするのか理解できるものです。
早慶志望の人はもちろん、東大、京大志望のひともやってほしいです。
②ポラリス英語長文

こちらも同じく関正生先生の著書です。
こちらは解説が簡潔に、かつ明確に書かれています。何かの英語長文をやり終えた後、2冊目におすすめです。
この参考書は入試問題を改題したり一部抜粋したりせず、そのまま出しているという特徴があります。他の参考書だと、一部だけ扱ったり改題したりしていますが、著者の関正生先生は入試のそのままの姿を味わってほしく、何も手を加えず載せています。
入試のリアルを知るのにおすすめです!
同じく計12題あるので、1日1題やれば約2週間で完成できます。
こちらは3つのレベルに分かれています。
- 1:日東駒専
- 2:MARCH
- 3:早慶
それぞれのレベルに合わせてやるのがよいと思います。
③英語長文ハイパートレーニング

東進ハイスクールの安河内哲也先生の著書です。
こちらの参考書は、精読や問題の解き方を重視していますが、速く読むことにも重点を置いています。
近年の入試における、長いが情報量の多い長文に対して武器になる参考書です。
こちらもレベルが3つに分かれています。
1:超基礎編
2:標準編
3:難関編
標準編も難しいので、なめてかかってはいけませんよ!
以上オススメ3選です。
現論会ではこれ以外にもおすすめ参考書が多々あります。
その人に適した参考書を提案することができますよ。
またこの参考書が理解できたか確認テストも実施するので、結局わからなかったという事態を生ませません!
みなさんの英語長文の理解をできる限りサポートしていきたいので、ぜひ夏期講習や無料受験相談にお越しください!