【最新版】大学受験に向けた生物の勉強法
更新日 : 2025年9月27日
こんにちは、現論会西新唐人町校コーチのMです!
理系科目の中で「暗記量が多い」と言われることの多い生物。物理や化学に比べて選択者は少し少なめですが、生物を選んだ皆さんはきっと科目への思い入れがあるのではないでしょうか。
今回は、生物を効率よく得点源にするための勉強法を 5つの段階 に分けて解説していきます。
生物学習の特徴
生物の勉強は「用語暗記ゲーム」ではありません。
大切なのは 現象や仕組みを理解し、その定義を正確に使えること。
例えば「この写真はシベリアトラです」と答えるような知識は不要ですが、細胞の仕組みや代謝経路の流れ、遺伝の法則といった「現象の本質」を理解していないと、実験問題や考察問題で得点できません。
1. 基礎概要把握
全体像をざっくりつかむために、簡単な参考書や講義系教材で「この単元はこういう話をするのか」と理解する
👉ポイント:この段階では細かい暗記は不要。ノートにまとめながらストーリーをつかむことが大事。
おすすめ参考書📕 「大堀先生高校生物をわかりやすく教えてください!」「山川喜輝の生物が面白いほどわかる本」
2. 体系学習
用語の定義や仕組みをインプットするために、教科書や詳しい参考書で学習しつつ、1ブロックごとに対応する問題集を解く
👉ポイント:教科書だけでは出題範囲の差があるため、複数の教科書を参照したり、問題集や過去問と併用したりして重要度を見極めるのが有効。
おすすめ参考書📕 「生物合格77講」「大森徹の最強講義117講生物」「生物用語集」
3. 問題演習
実際に問題を解いて、知識を実戦で使える形にする
- 進め方:基礎 → 標準 → 発展の3段階で演習
- 基礎:知識を確実にアウトプットできる
- 標準:記述や計算を含む複雑な問題に慣れる
- 発展:最難関大向けの思考型問題に挑戦
👉ポイント:志望校に応じてどこまで仕上げるかを見極める。
おすすめ参考書
基礎:「生物入門問題精講」「イチから鍛える生物演習10min.」
標準:「生物問題集合格177問」「イチから鍛える生物演習20min.」「生物重要問題集A問題」
発展:「生物重要問題集B問題」「生物標準問題精講」
4. 記述・論述対策
国公立大・医学部では必須。
- 用語を正しく使い、定義を間違えない
- 問われたことに簡潔に答える
力が必要になる。専用の記述問題集を活用し、答案を添削してもらうのがおすすめ。
おすすめ参考書📕 「大森徹の生物記述・論述問題の解法」
5. 分野別対策(弱点補強)
特に苦手になりやすい分野は、
- 遺伝
- 計算問題
- 実験・考察問題
分野特化型問題集で重点的に演習。弱点を潰すことで得点が安定する。
おすすめ参考書📕 「大森徹の生物遺伝問題の解法」「大森徹の生物計算・グラフ問題の解法」「大森徹の生物実験・考察問題の解法」
まとめ
生物の勉強は、
- インプット(基礎概要・体系学習)
- アウトプット(問題演習・論述対策)
を並行して進めることが大切です。
また、苦手分野は放置せず、専用教材で対策することで効率的に克服できます。
過去問を通して志望校の傾向を把握し、最終的に「どんな実験や現象が出ても論理的に説明できる力」を身につけていきましょう!
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