【最新版】大学受験に向けた化学の勉強法
更新日 : 2025年9月27日
こんにちは、現論会西新唐人町校コーチのMです!
化学は「暗記量が多い科目」と言われがちですが、実際には文系的な暗記要素と理系的な計算要素の両方が絡む科目です。
範囲が非常に広いため、効率よく段階を踏んで勉強していくことが合格への近道になります。
今回は、化学を着実に得点源にしていくための「勉強の3ステップ」をご紹介します。
1. 概要把握 ― 短期間で一周する
最初は「全体のストーリーをつかむ」段階です。
- 理論化学:用語の意味や定義、基本公式とその使い方
- 無機・有機化学:物質名や反応式の暗記
👉 ポイントは 短期間(2〜3か月)で1周終わらせること。
半年以上かけて一周してしまうと、最初にやった範囲を忘れて二度手間になります。
おすすめは「簡単すぎる」と思うくらいの参考書。まずは全体像を素早く頭に入れましょう。
おすすめ参考書📕 「宇宙1わかりやすい高校化学」「岡本の入試化学をいちからはじめる」「鎌田の理論化学の講義」
2. 問題演習 ― 経験値を積む時間
化学の勉強で最も時間をかけるべきがここ。
- 基礎 → 標準 → 発展 の順に段階を踏む
- 多くの問題に触れ、**「あ、これはあの時やった問題と似てる!」**と思える状態をつくる
数学や物理のように「解法暗記」で片付けられないのが化学の特徴です。
1問ごとに状況が変わるため、問題演習を通じてパターン認識力を高めていく必要があります。
👉 頻出分野(理論計算、有機の構造決定、無機の典型反応など)を重点的に触れて、実戦力を養いましょう。
おすすめ参考書📕
基礎:「化学入門問題精講」
標準:「化学の新標準演習」「化学基礎問題精講」「大学入試分野別マスターノート化学
発展:「鎌田の化学問題演習」「化学重要問題集」「化学標準問題精講」「化学の新演習」「理系標準問題集化学」
3. 分野別対策 ― 苦手克服の最終調整
最後は「自分の弱点を補強する」段階です。
例:
- 有機の構造決定
- 理論の平衡計算
- 無機の典型金属の反応
専用の問題集や演習書を使って、苦手分野を徹底的に潰していきましょう。
この段階を経ることで、過去問演習にスムーズに入れるようになります。
おすすめ参考書📕 「ここで差がつく有機化合物の構造決定問題の要点・演習」「有機化学演習」
過去問を必ずチェック!
化学は大学によって出題傾向が大きく異なります。
- 知識暗記型
- 記述答案重視型
- 考察問題中心型
など、同じ化学でも全く違った力を要求されることがあります。
👉 まずは志望校の過去問を見て、「どの力が必要か」を確認したうえで参考書や演習を選ぶことが大切です。
まとめ
化学の勉強法は次の3ステップ。
- 概要把握:短期間で全体像をつかむ
- 問題演習:基礎〜発展まで多くの問題に触れて経験値を積む
- 分野別対策:苦手分野を徹底的に補強する
化学は覚えることが多い分、早めに基礎を固めてしまえば安定して高得点を狙える科目です。
今回の方法を意識して取り組めば、合格点に直結する学習ができるはずです。
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