【九州大学志望者必見】入試の傾向とこの夏までにしておくべき科目別対策を解説!
更新日 : 2025年6月23日
こんにちは、現論会西新唐人町校コーチのMです!
今回は、九州大学医学部医学科に現役合格した私が、九州大学を目指す受験生に向けて、入試の傾向と、夏までに完了しておくべき学習戦略を、科目ごとに解説していきます。
九州大学入試の全体傾向
まず大前提として、九州大学の二次試験は以下のような特徴があります。
- ✅ 奇問・難問は少なく、標準的な出題が中心
- ✅ 問題量が多く、処理能力・正確性が求められる
- ✅ 設問文が長めな科目(特に英語)あり
- ✅ 共通テストの比重も比較的高め(文系:約40%前後)
つまり、「基礎〜標準問題をいかに確実に・素早く処理できるか」がカギになります。
📘 英語(文系・理系共通)
傾向
長文読解問題が中心(設問文もやや長め)
和文英訳や自由英作文の出題あり
語彙力と文構造の把握力が試される
夏までにやっておきたいこと
- 単語・文法の完全定着
- 文構造を意識した精読(SVOCを意識して構文をとる訓練)
- 長文読解の習慣化(週3〜4本、時間を測って読む)
- 英作文の型を習得(和文英訳・自由英作文を1日1題)
- 共通テストのリーディングとリスニング:8割到達が目標
- 九大の過去問の一部に挑戦:形式に慣れることが目的
📐 数学(文系・理系に分けて解説)
文系数学
出題は標準的で、教科書+基本問題集レベルが主軸
微積分、場合の数と確率、整数、ベクトルが頻出
夏までにやっておきたいこと
- 青チャートの基本例題を完璧に
- 共通テスト対策も並行して進める(スピード感を養う)
- 苦手分野はテーマ別に集中演習(図形、確率など)
理系数学
やや難レベルの問題もあり、思考力+記述力が問われる
微積分、場合の数と確率、整数、複素数平面が頻出
2018年以降難化が続いていたが、2024、2025年で急激に易化
夏までにやっておきたいこと
- 教科書+基礎問題精講 or 1対1対応で基礎固め
- 分野ごとの定着演習を終わらせる
- 週末ごとに「時間制限付き模擬問題」を実施
🧪 理科(理系のみ)
基礎〜標準問題が中心。複雑な誘導は少なめ。
夏までにやっておきたいこと
- 教科書レベルの理解と定着を第一に
- 問題集は基礎問題精講・重要問題集を活用
- 毎週2テーマずつ進めて7月末までに全分野を一通り学習
目標
- 共通テスト:6〜7割以上
- 記述対応の基礎を持っておく(用語・考察問題に強くなる)
🌎 社会(文系:日本史・世界史・地理)
記述式メイン。夏までに用語と流れを一気に固める。
夏までにやっておきたいこと
- 教科書+資料集で通史を1周
- 一問一答+テーマ別問題で知識を定着
- 記述問題は「10〜20字」程度からスタートし、構成力を鍛える
目標
- 共通テストで7割
- 夏までに記述問題に「抵抗がない」状態を作る
🖋 国語(現代文・古文・漢文)
現代文(文系・理系共通)
- 評論と小説。論理的読解が問われ、主観を排した要約力が重要。
古文・漢文(文系メイン/理系は共テ)
- 古典文法・単語・句形を夏までに定着
夏までにやっておきたいこと
- 現代文:読解ルールを学び、週2〜3本読解を行う
- 古文:文法+単語で基礎を固め、短文読解を反復
- 漢文:句法中心にインプット+例文演習
💻 共通テスト専用科目(理科基礎・情報・公民)
理系:地理基礎・倫理政経/文系:理科基礎/全体:情報
夏までにやっておきたいこと
- まとまった時間がとれる夏に集中対策
- 5日〜10日で1科目を仕上げる短期集中型
- 形式になれるために共通テスト過去問・予想問題で演習
夏までに絶対やるべき「3つの戦略」
- 基礎の徹底→夏までに全科目の土台を作る
- 共通テストを意識して、全科目で7〜8割を目指す
- 記述型の思考力・アウトプット力を徐々に育て始める
最後に
九州大学の入試では「変にひねられた問題」よりも、「基礎〜標準の処理力と記述力」が問われます。
この春から夏の間に、全科目での基礎力の完成と記述対応の準備を済ませておくことで、秋以降の演習・過去問対策に自信を持って取り組めるようになります。頑張りましょう!
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