早慶合格に必要な単語帳はこの2冊!!|現論会南浦和校
更新日 : 2025年7月26日
早稲田大学、慶應義塾大学。日本の私立大学の最高峰に位置するこれらの大学への合格は、多くの受験生にとっての夢であり、目標です。しかし、その高い壁を乗り越えるためには、質の高い学習と戦略的なアプローチが不可欠です。特に英語は、合否を分ける重要な科目であり、その中でも「単語力」は英語学習の土台となります。
「早慶合格に必要な単語帳は一体何冊なのか?」「どの単語帳を使えば良いのか?」
はじめに:早慶合格への道は「単語力」から始まる
早慶レベルの英語長文を読み解き、設問に正確に答えるためには、圧倒的な語彙力が必要です。単語力が不足していると、たとえ文法や構文の知識があっても、文章全体の意味を把握することが困難になり、結果として点数に結びつきません。
しかし、世の中には数多くの英単語帳が存在し、どれを選べば良いのか迷ってしまうのも無理はありません。闇雲に手を出すのではなく、効率的かつ効果的に語彙力を高めるための「戦略」が求められます。
この動画で紹介されているのは、「たった2冊」の単語帳で早慶合格レベルの語彙力を習得するという、非常にシンプルかつ実践的な戦略です。それでは、その2冊とは具体的にどのような単語帳を指すのでしょうか。
1冊目の単語帳:基礎から応用までを網羅する「土台」
早慶合格を目指す上で、まず最初に完璧にすべきなのが、基礎から応用までを網羅する「土台」となる単語帳です。この1冊目が、早慶入試で出題される単語の約90%をカバーすると動画では強調されています
どのような単語帳を選ぶべきか?
動画内で具体例として挙げられているのは、「ターゲット1900」や「システム英単語」といった、多くの受験生に支持されている定番の単語帳です。これらの単語帳に共通するのは、以下の特徴です。
- 網羅性: 大学入試で頻出する単語が、レベル別に体系的にまとめられていること。
- 実用性: 単語だけでなく、その単語が使われる例文やフレーズが豊富に掲載されていること。これにより、単語の意味だけでなく、使い方も同時に学ぶことができます。
- 反復学習のしやすさ: レイアウトが見やすく、赤シートなどで効率的に暗記できる工夫がされていること。
1冊目の単語帳の学習法:完璧を目指す
この1冊目の単語帳は、まさに「早慶合格へのチケット」となるものです。そのため、「完璧にすること」が何よりも重要です。
- 目標は「即答」: 単語を見て、瞬時に意味が思い浮かぶレベルまで繰り返し学習しましょう。単語帳の最初から最後まで、何度も周回することが大切です。
- 例文も一緒に覚える: 単語単体で覚えるのではなく、例文の中でどのように使われているかを確認することで、より実践的な語彙力が身につきます。
- 発音も意識する: 発音記号を確認したり、音声教材を活用したりして、正しい発音も同時に習得しましょう。これにより、リスニング力向上にも繋がります。
- 復習のサイクルを作る: エビングハウスの忘却曲線にもあるように、人間は覚えたことを時間とともに忘れていきます。覚えた単語を忘れずに定着させるためには、定期的な復習が不可欠です。例えば、「1日後、3日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後」といったサイクルで復習を取り入れると効果的です。
この1冊目の単語帳を完璧にすることで、早慶入試の長文読解において、知らない単語でつまずくことが格段に減り、スムーズに文章を読み進めることができるようになります。
2冊目の単語帳:早慶の「壁」を越えるための「上級語彙」
1冊目の単語帳で基礎を固めたら、次に必要となるのが、早慶レベルの入試で差をつけるための「上級語彙」を学ぶ2冊目の単語帳です。これは、英検準1級レベル、あるいはそれ以上の難易度の単語をカバーするものです
どのような単語帳を選ぶべきか?
動画では、英検1級レベルの単語帳が推奨されており、具体例として「パス単準1級」や「英検1級単熟語EX」などが挙げられています。
- 高難度語彙: 一般的な入試単語帳ではカバーしきれない、専門性の高い単語や難解な単語が多く収録されています。
- アカデミックな内容: 早慶の入試問題は、社会科学、人文科学、自然科学など、多様な分野から出題されます。これらの分野で頻出するアカデミックな単語を学ぶことができます。
- 語源や派生語: 単語の語源や派生語、関連語が豊富に掲載されているものが多く、これにより効率的に語彙を増やすことができます。
2冊目の単語帳の学習法:知識の幅を広げる
2冊目の単語帳は、1冊目で培った土台の上に、さらに強固な知識を積み上げるためのものです。
- 「知らない」を「知っている」に変える: 1冊目では出会わなかったような、難解な単語を積極的に学習しましょう。
- 文脈の中で理解する: 難解な単語ほど、単体で覚えるのは難しいものです。例文や長文の中でどのように使われているかを意識することで、より深く理解し、記憶に定着させることができます。
- 類義語・対義語も意識する: 難易度の高い単語は、微妙なニュアンスの違いが重要になることがあります。類義語や対義語も合わせて学習することで、より正確な語彙力が身につきます。
- 多読と並行して: 2冊目の単語帳で学んだ単語は、実際の英文の中で出会うことで、さらに記憶に定着しやすくなります。早慶レベルの英文読解問題や、英字新聞、洋書などを積極的に読み、アウトプットの機会を増やしましょう。
この2冊目の単語帳を習得することで、早慶の入試で出題される難解な長文にも臆することなく立ち向かえるようになり、他の受験生に差をつけることができます。
英熟語の学習:余裕があれば取り組むべきプラスアルファ
単語学習と並行して、英熟語の学習も非常に重要です。動画では、単語学習が優先されるものの、時間に余裕があれば取り組むべき「プラスアルファ」
どのような熟語帳を選ぶべきか?
「速読英熟語」や「ターゲット英熟語1000」などが推奨されています。
- 頻出熟語の網羅: 大学入試で頻出する重要な英熟語が厳選されていること。
- 長文読解への応用: 熟語が使われている長文が掲載されており、文脈の中で熟語の意味を理解できること。
- 効率的な学習: 短期間で効率的に熟語を覚えられるような工夫がされていること。
英熟語の学習法:長文読解力を高める
英熟語は、単語と同様に長文読解において非常に重要です。熟語を知らないと、文全体の意味を取り違えてしまう可能性があります。
- 単語と同様に繰り返し学習: 単語帳と同様に、何度も繰り返し学習し、即座に意味が思い浮かぶレベルを目指しましょう。
- 熟語の構成を理解する: 熟語は、動詞と前置詞、あるいは動詞と副詞の組み合わせでできていることがほとんどです。それぞれの単語が持つ基本的な意味を理解することで、熟語全体の意味を推測する力を養うことができます。
- 音声教材の活用: 熟語も発音やリズムを意識して覚えることで、リスニング力向上にも繋がります。
不要な単語帳:効率的な学習のために避けるべきもの
早慶合格を目指す上で、効率的な学習は非常に重要です。動画では、「英検1級やTOEICの単語帳は、早慶の入試には一般的に不要である」
これらの単語帳は、それぞれの試験に特化した内容であり、早慶の入試とは出題傾向や求められる語彙のレベルが異なる場合があります。限られた時間の中で効率的に学習を進めるためには、早慶の入試に直結しない単語帳に手を出すのは避けるべきです。
ただし、例外として早稲田大学国際教養学部を目指す場合は、英検1級レベルの語彙が有利に働く可能性があるとされています。自分の志望学部・学科の過去問を分析し、必要であれば検討する程度で良いでしょう。
3冊目の単語帳は原則不要!
「3冊目の単語帳は原則として不要である」
多くの受験生は、「もっと多くの単語を覚えなければ」という焦りから、次々と新しい単語帳に手を出してしまいがちです。しかし、これは非効率的な学習法であり、結果としてどの単語帳も中途半端になってしまう可能性があります。
重要なのは、「量より質」です。厳選された2冊の単語帳を完璧にすることに集中し、その知識を確固たるものにすることが、早慶合格への最短ルートです。
まとめ:早慶合格への単語戦略は「2冊+α」で完結!
- 基礎から応用までを網羅する定番の単語帳(例:ターゲット1900、システム英単語)
- 早慶レベルの上級語彙をカバーする単語帳(例:パス単準1級、英検1級単熟語EX)
これに加えて、時間に余裕があれば英熟語帳(例:速読英熟語、ターゲット英熟語1000)に取り組むことで、さらに盤石な英語力を築くことができます。
重要なのは、「選んだ単語帳を完璧にするまでやり込むこと」です。闇雲に多くの単語帳に手を出すのではなく、厳選された2冊の単語帳を徹底的にマスターし、その知識を実際の長文読解に活かす練習を積み重ねることが、早慶合格への鍵となります。
この戦略を実践し、自信を持って早慶の入試に臨んでください。皆さんの努力が実を結び、夢のキャンパスライフを送れることを心から願っています。
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