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まだ伸びる!受験数学の「伸びしろ」を見つける3つの自己分析チェックリスト

更新日 : 2025年11月13日

大学受験の天王山である夏を越え、秋も深まり、いよいよ本番が近づいてきました。

この時期、多くの受験生が「これ以上、数学の点数が伸びる気がしない」「勉強しているのに、過去問の点数が安定しない」といった壁に直面します。

もしあなたも同じような悩みを抱えているなら、それはただ闇雲に問題演習を繰り返すだけでは乗り越えられない壁かもしれません。

大切なのは、がむしゃらな「量」ではなく、自分の弱点を正確に突く「質」の高い勉強です。

あなたの数学には、まだあなた自身が気づいていない「伸びしろ」が確実に存在します。

この記事では、あなたの「伸びしろ」を正確に見つけ出すための、3つの自己分析チェックリストを提案します。自分の現状を客観的に分析し、残り期間で最大の成果を出すための作戦を練りましょう。

あなたの「基礎」は本当に盤石か?

多くの受験生が「基礎はもう完璧だ」と思い込んでいますが、点数が伸び悩む原因の多くは、この「基礎」の層に潜んでいます。

症状:「公式は覚えているはずなのに、問題を見ると使えない」

この症状が出ている場合、以下の点を深掘りして自己分析してみてください。

1. 知識の「瞬発力」はありますか?

数学の試験は時間との戦いです。「えーっと、あの公式はどんな形だったかな」と思い出すのに5秒かかっていたら、それは「知っている」とは言えません。「使える」レベルにある知識とは、問題文のキーワードを見た瞬間に、無意識レベルで関連する公式や定理が頭に浮かんでくる状態を指します。

この「瞬発力」が足りないと感じるなら、それは単純な演習不足か、知識の定着が甘い証拠です。薄い問題集や教科書に戻り、定義や公式を「思い出す」スピードを極限まで高めるトレーニングが必要です。

2. 「なぜ?」を説明できますか?

公式を丸暗記しているだけでは、少しひねった問題が出た瞬間に手も足も出なくなります。

「なぜ、この公式が成り立つのか?」 「この定理が使えるのは、どういう条件の時か?」

こうした「なぜ?」を自分の言葉で説明できますか?例えば、三角関数の加法定理や、微分積分の公式の成り立ちを、誰かに説明することを想像してみてください。この「証明」や「導出」のプロセスを理解していると、応用問題に出会ったときに「あ、これはあの証明の考え方が使えるな」と、解法の糸口を発見できる力が養われます。

3. 「後回し」にしている分野はありませんか?

「どうせ二次試験ではあまり出ないから」と、「データの分析」「整数」「確率統計」といった特定の分野を後回しにしていませんか?

確かに、メインストリームの分野(微分積分、ベクトル、数列など)に比べて配点は低いかもしれません。しかし、こうした分野は、ライバルたちも手薄になりがちな「穴場」です。

基礎さえしっかり押さえておけば、少ない労力で確実に得点源にできるケースも多々あります。共通テストはもちろん、私立大学や国公立二次試験でも、こうした分野の基礎的な理解を問う問題が出題されることは珍しくありません。

「みんながやらないから、自分もやらない」ではなく、「みんながやらないからこそ、自分がやる」という戦略が、最後の最後で合否を分けることがあります。

4. ミスの原因を「不注意」で片付けていませんか?

問題を間違えた時、「あ、ケアレスミスだ」「次は気をつければ大丈夫」と、すぐに次の問題へ進んでいないでしょうか。

これは、最も危険な兆候の一つです。

もちろん、本当にただの計算ミスだった場合もあるでしょう。しかし、多くの「ケアレスミス」の裏には、「なぜその発想に至らなかったのか」という、より深刻な思考プロセスの問題が隠されています。

「なぜ、自分はAという解法を選び、Bという正しい解法が思い浮かばなかったのか?」

この「なぜ」を徹底的に掘り下げなければ、あなたは同じ状況で、何度でも同じ間違いを繰り返します。「気をつける」という精神論で解決できる問題は、ほとんどありません。間違えた原因を「発想のプロセス」から分析し、次に同じ問題に出会ったときに正しい発想ができるような「仕組み」を自分の中に作ることが、本当の復習です。

あなたの「解法」の引き出しは十分か?

基礎知識がしっかりしていても、それをどう組み合わせて問題という「城」を攻略するかの「武器=解法」がなければ戦えません。

症状:「過去問を見ると、何から手をつけていいか分からず手が止まる」

これは、頭の中にある知識と、目の前の問題を結びつける「解法パターン」のストックが不足しているか、それを取り出す訓練ができていない証拠です。

1. 「解法パターン」のライブラリは充実していますか?

大学受験数学のほとんどは、いくつかの基本的な「解法パターン」の組み合わせでできています。

あなたが普段使っている網羅系の参考書(青チャート、Focus Gold、一対一対応の演習など)は、まさにこの「解法パターン」の辞書です。

もし過去問を見て手が止まるのであれば、それはあなたの「ライブラリ」に、その問題を解くためのパターンが登録されていないか、うまく検索できていない状態です。

もう一度、自分のメインの参考書に戻り、「この問題の核心となる解法は何か」を一言で説明する訓練をしてみてください。この「パターン認識力」が高まれば、初見の問題を見ても「あ、これはあのパターンでいけるな」と、手が動き出すようになります。

2. 「実験」することを恐れていませんか?

数学が得意な人は、複雑な問題に出会ったとき、いきなり完璧な解答を書こうとはしません。まずは手を動かし、「実験」を始めます。

「とりあえず、n=1, 2, 3 の場合を書き出してみよう」 「この図形、座標を置いてみたらどうなるだろう?」 「この式、微分してみたら何か分かるかもしれない」

一方で、手が止まってしまう人は、「このやり方で本当に合っているか分からない」という不安から、最初の一歩を踏み出せません。

数学の問題演習とは、この「実験」の訓練でもあります。自分の持っている武器(解法パターン)を、あれこれ試してみる。失敗したら、なぜダメだったのかを分析し、別の武器を試す。この試行錯誤こそが、あなたの思考力を鍛え上げます。

手が止まったら、それは「考えるのをやめろ」という合図ではなく、「何か実験してみろ」という合図です。

あなたの「完答力」を阻む壁は何か

最後は、試験本番で「点数」をもぎ取る力、すなわち「完答力」です。

症状:「解き方は分かったはずなのに、途中で詰まる。計算が合わない」

この壁を越えるには、これまでとは少し質の違う分析が必要です。

1. 演習の「質」を見直せていますか?

「完答力」が足りない場合、それは「なぜ解ききれなかったのか」という分析の質が低いことを示しています。

  • 単なるケアレスミスだったのか?
  • 途中で使った解法や知識に抜け漏れがあったのか?
  • そもそも、この解法では計算量が膨大になり、現実的ではなかったのか?

復習の際、模範解答を「読む」だけで終わっていませんか? 模範解答は、あくまで「ゴール」の一つです。大切なのは、自分の答案と模範解答の「差」がどこにあるのかを分析することです。

「なぜ、模範解答はこんなにスッキリ解けているのか?」 「自分はなぜ、この発想に至らなかったのか?」

この「差」を埋める作業こそが、演習の「質」を高めます。

2. 「計算力」を”別のスキル”として鍛えていますか?

どんなに素晴らしい解法を思いついても、最後の計算でミスをしては0点です。

多くの受験生が「計算力」を軽視していますが、これは「解法パターンを覚える」こととは全く別の、独立したスキルです。

積分計算、連立方程式、複雑な式の展開や因数分解。これらは、日々のトレーニングによってのみ維持・向上する、いわば「筋力」です。

もし、計算ミスが目立つのであれば、それは「計算練習」という専用のトレーニングメニューがあなたの勉強に足りていません。「計算革命」や「合格る計算」のような計算練習に特化した参考書を使い、毎日10分でもいいから、意識的に計算の「筋トレ」を行うべきです。

3. 「捨てる勇気」を持っていますか?

最後に、最も高度な戦術です。 大学入試、特に難関大学の数学では、合格者平均点が5割程度ということも珍しくありません。これは、試験問題の半分近くが「解けなくても合否に影響しない問題」だということです。

大学側は、意図的に「時間のかかる難問・奇問」を混ぜ込んできます。これは、受験生の「問題を見極める力」を試すための罠です。

真面目な受験生ほど、すべて解こうとしてこの罠にはまり、解けるはずの標準的な問題に時間を割けず、自滅していきます。

「完答力」とは、何もかもを解ききる力ではありません。 「これは自分の実力で解ける問題か」「これは時間をかけるべき問題か」を瞬時に判断し、解けないと判断したら即座に「捨てる」勇気こそが、本当の「完答力」であり「得点力」です。

過去問演習の際は、ぜひ「この問題は解くべきか、捨てるべきか」を判断する訓練も同時に行ってください。

あなたの「伸びしろ」は、必ず見つかる

3つのチェックリスト、いかがでしたか?

  1. 【基礎】の穴: 「瞬発力」と「理解の深さ」は十分か?
  2. 【解法】の引き出し: 「パターン認識」と「実験する勇気」はあるか?
  3. 【完答力】の壁: 「分析の質」「計算力」「捨てる勇気」を持っているか?

この3つの視点で自分を分析すれば、あなたが今、本当に取り組むべき課題が明確になったはずです。

もう「何をすればいいか分からない」と悩む必要はありません。 見つかった「伸びしろ」を一つひとつ潰していけば、あなたの数学力は試験本番まで、まだまだ伸び続けます。

残り時間は、決して多くありません。しかし、やるべきことを明確にして集中すれば、この期間は「最も濃密な成長の期間」にもなり得ます。

自分を信じて、最後の最後まで走り抜きましょう。応援しています。

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