「自主自立」とは何か?本当の意味を考える
更新日 : 2025年2月11日
こんにちは。現論会川越校の教室長です。
川越周辺の高校では「自主自立」という言葉をよく耳にします。私自身も高校時代に何度もこの言葉を聞かされました。自分で考え、行動することの大切さを教えられ、それを信じていました。しかし、その結果、何でも一人で抱え込む癖がつき、かえって効率が悪くなってしまったこともありました。
「自主自立」とは、本当に「誰にも頼らず、すべてを自分の力でやること」なのでしょうか?当時の私はそう思っていましたが、今振り返ると、それは違うと感じます。
「自主自立」の本来の意味と誤解
辞書では、「他人や周りからの干渉や制約を受けず、自発的に自分で考えて行動し、自分自身の規範に従って己を律すること」と説明されています。しかし、これを「誰の助けも借りずにすべてをこなすこと」と解釈してしまうのは極端かもしれません。
実際のところ、完全に独力で生きることは不可能です。学校の授業を受け、教科書を使い、先生や先輩にアドバイスを求めることも、「他者の力を借りること」に含まれます。それでも、そうしたサポートを上手に活用しながら、自分の成長につなげていくことこそが本当の「自主自立」ではないでしょうか。
むしろ、すべてを一人でやろうとして行き詰まり、誰にも相談できずに悩んでしまうことの方が問題です。私自身、もっと早く誰かに頼ればよかったと思うことが何度もありました。
本当の「自主自立」とは?
「自主自立」とは、自分の目標に向かって主体的に考え、行動し、自分に必要なサポートを適切に選び取ることです。
例えば、受験勉強をしていて「このままでは成績が伸びない」と感じたとき、
- 効率的な勉強法を調べる
- 自分に合った参考書を選ぶ
- 塾や予備校を活用する
- 先生や先輩にアドバイスを求める
こうした行動は、「誰かに頼ること」ではなく、「自分の成長を促すための主体的な選択」です。適切にサポートを受けながら、自分にとって最善の方法を見つけ、活用することが本当の「自主自立」といえるでしょう。
「人に頼ること」は自主自立を損なうのか?
「人に頼ること=自主自立ではない」という考え方は誤解です。むしろ、適切なサポートを受けながら、自分に合った方法を選び、実行することが「自主自立」なのです。
ただし、無闇に頼るのではなく、
- 自分で考え、選び取ること
- 試行錯誤しながら、自分に合った方法を見つけること
- 最終的に、自らの成長につなげること
が重要です。つまり、「受け身で頼る」のではなく、「目的を持って頼る」ことが大切です。
たとえば、塾を活用する場合でも、ただ指示を受けるのではなく、「自分の目標に合わせてどのように活用するか」を考えながら行動することが、自主自立につながります。
まとめ:本当の「自主自立」を身につけよう
「自主自立」とは、「誰にも頼らずにすべてを独力でやること」ではなく、「目標に向かって主体的に考え、行動し、必要な支援を適切に活用しながら成長すること」です。
人に頼ることは決して悪いことではありません。ただし、頼り方を工夫することが重要です。目的を持ち、主体的に選びながらサポートを活用することで、より効果的に成長することができます。
私自身、一人で抱え込んでしまった経験があるからこそ、今振り返ると、もっと早く誰かに相談すればよかったと思うことがたくさんあります。
受験勉強だけでなく、これからの人生においても、自分で考え、行動し、必要な助けを活用することで、真の「自主自立」を身につけていきましょう。
無料受験相談であなたのお悩みを教えてください
もし勉強や受験について悩んでいることがあれば、ぜひ無料受験相談をご活用ください。勉強方法や志望校の選び方、受験計画など、どんなことでも相談できます。一緒に最適な道を見つけていきましょう!