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難関大学に合格する生徒と合格しない生徒の違いってナニ?

更新日 : 2020年11月17日

最初に結論です。

難関大学に合格する生徒と合格しない生徒の違いは、自学自習のやり方を身につけているかどうかです。

でも、自学自習のやり方を言葉だけの説明やマニュアルだけを読んで身につけることはほぼ不可能です。

それは、

  • 一流の歌手が歌っている映像をみても、決して同じレベルでは歌えないのと同じように
  • 一流の芸人の漫才を見ても同じようなレベルでツッコミやボケができないのと同じようにです。

でも、安心してください!自学自習のやり方を身につける方法はちゃんとあります。そして、その自学自習のやり方を身につけるための大切なポイントを本日はお話します。

突然ですが、自転車に乗れるようになったときのことを思い出してください。

つぎに、

目の前にいる小さなこどもに自転車の乗り方を説明しているところを想像してみてください。

自転車の乗り方を言葉だけで説明するって難しくないですか?そもそも自転車の乗り方を誰かから言葉で説明されただけで乗れるようになった人ってほとんどいないですよね?

例えば、高校を卒業したら、自動車に乗れるようになりたいと思い、自動車の乗り方の映像を見ることや、自動車の乗り方のサイト記事を読んだだけで上手に乗れるようになれると思いますか?

実際に高校を卒業して車の免許をとろうと思うとわかると思いますが、バック駐車やブレーキのタイミング、車線の中心を走行することなど、たくさん難しい部分がでてくると思います。

そう考えると、自転車や自動車を乗りこなすには、言葉だけでは説明することが難しい技術がたくさんありそうですよね。

一方で、例えば、自転車の場合、補助輪をつけて、大人に後ろからサポートしてもらいながら、何日か練習を重ねると乗れるようになった経験がみなさんにもありませんか?

これを受験勉強に置き換えてみると、例えば、「志望校合格までの計画を作成する」と言っても、その計画をうまく作成できる人とできない人、さらには、実行できる人と実行できない人には簡単には言葉にできないスキルを身につけているかどうかの違いがあるんです。

そのスキルは、自転車や自動車の乗り方と同じように、知っているだけではだめで、いろいろとアドバイスをもらって、サポートしてもらいながらやってみて、またアドバイスやサポートしてもらいながらやってみる、ということを繰り返すことで少しずつできるようになっていくのです。

楽器の演奏やスポーツの技術を習得していく過程とも似ています。

現論会でも年間計画表や各科目の勉強法をたくさん公開していますが、その情報をもとに行動できる人はほんのひと握りしかいません。逆に言うと、簡単には言葉で説明できないこのスキルを手に入れることができれば難関大学合格にとって強力な武器になります。そして、大学受験におけるこのスキルとは、一言でいうと、自学自習のやり方です。

繰り返しになりますが、難関大学に合格する生徒と合格しない生徒の違いは、この簡単には言葉で説明できない自学自習のスキルを手に入れているかどうかにあります。

具体的にイメージしてもらいたいので、高校2年生のTさんになったと思って、以下の記事を読んでみてください。

高校2年生のTさんに残されている受験までの時間は、

  • 約15か月
  • 週にすると、63週間
  • 日数にすると、445日
  • もし1日平均5時間勉強すると、勉強できるトータルの時間は、2,225時間です。(高校での授業は除く)

この2,225時間のうち、仮に週2時間塾に行くとすると、塾行く時間は、126時間。一方で、自分で自学自習する時間は、2,099時間。自分で自学自習する時間は、塾に行く時間の16.6倍です。

Tさんは、塾での「126時間」の勉強と、自学自習での「2,099時間」をどう活用すると、難関大学に合格できると思いますか?

勘のいい人ならもうお気づきかと思いますが、最終的に志望校合格と不合格を分ける要因は、間違いなく自学自習の時間の使い方の部分です。大学受験は相対評価です。どうやって周りと差をつけるかという視点をもったとき、自学自習のやり方がわからずに、勉強を続けている生徒がいれば、自学自習のやり方を知っている生徒からするとこんなにも楽な戦いはありません。だから、自学自習のやり方がまだ身についていない生徒は、126時間を「自学自習のやり方を身につける」ための授業に投資してください。もしもそうでないというアドバイスを受けることがあれば、どうかその理由も納得できるまで聞いてください。

(「わかる」と「できる」の違いはこちらの記事をご覧ください)

そして、この自学自習のやり方は、これまで説明してきたように、自分一人だけでは身につけることは難しいです。その証拠に、無料で勉強法がたくさん世の中にあふれているにも関わらず、勉強法で悩む高校生がいなくなることがない事実が物語っています。数ある勉強法から、自分に合うものをみつけ、適切な方法で練習して、しっかりと自分で実践できるようになることは、実はめちゃくちゃ難易度が高いんです。これは、スポーツや音楽をやったことがある人なら頷いてもらえると思いますし、アクションゲームなんかも同じような要素が含まれています。

だから、この自学自習のやり方は、自転車の乗り方を練習するときのように、できる人にサポートしてもらいながら身につけることが効果的です。昔の自分が、一人では自転車に乗れるようにならなかったように、いまのTさんも一人でこのやり方を身につけることは難しいですし、時間をかければできるかもしれませんが、受験までの時間は限られています。そして、ライバルもいます。効率的に身に着けなければ、自学自習のやり方を身につけている生徒とどんどん差が離れていきます。

一方で、安心してもらいたいのですが、この自学自習のやり方を身につけている生徒は、想像するほど多くはありません。さらに、この自学自習のやり方は、一度身につけるとずっと使えるという素晴らしい性質があります。

人は一度乗り方を覚えると年月を経ても自転車の乗り方を忘れないですし、ピアノを弾ける人は、しばらく練習していなくても上手にピアノを弾けるようにです。

よって、いま自学自習のやり方を身につけると、強力な武器になります。

受験勉強のお話に戻すと、例えば、超進学校の生徒や、文武両道の高校の強豪の部活の生徒の一部などは、受験勉強を始めるまでにこの技術、つまり自学自習のやり方を身につけている場合があります。

もちろん、この過程には、血の滲むような努力があるので、イメージとしては大学受験の努力を前倒しで行っているということですね。でも、ここも示唆に富んでいて、前倒しでやっているから、大学受験で有利な戦いができているんです。

だから、結論としては、

とにかくこの自学自習のやり方を早いタイミングで身につけることが、範囲が広く、難易度の高い大学受験での必勝法です。

(ちなみに、高校3年生でも残り3か月の間、1日平均10時間勉強すれば、約1,000時間の自学自習の時間が残っています)

現論会では、「できる」ための自学自習のやり方についても、毎回の授業でコーチングしています。(予約いただければ、無料相談面談でもお伝えしています)

とにかく自学自習のやり方が不安という方は、まずはこのやり方を身につけることを強くお勧めします。難関大学に合格する生徒と合格しない生徒の本質的な違いはここにあります。

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