絶対に後悔したくない『学部選びのポイント』
更新日 : 2020年10月23日
本日は、学部選びのポイントについて書いていきます!
まず、最初に高校生、受験生のみなさんに一つ質問をします。
充実した大学の4年間を過ごすために、何が大切だと思いますか?
- 「授業やゼミの時間」
答えは、人それぞれかと思いますが、客観的に考えると、授業やゼミの時間が充実しているかどうかが大切です。なぜなら、大学4年間で、大事な時間とお金を最も投資しているのは、大学の授業やゼミに対してだからです。
- 「どんな先生から学ぶか」
とても重要ですが、どの先生から学ぶかを決めるのは学部が決まってから考えるほうが合理的です。想像してみてください。まだ何の料理を作りたいのか決まっていない中で、どの食材を買おうか考えることは非合理的だと思いませんか?そうであるならば、どの学部に行きたいかを決めて、次に、どの先生から学びたいかを考えることをおすすめします。
- 「どんな友達と学ぶか」
語弊を恐れずに言うと、友達についてはどのレベルの大学に行くかがポイントになります。確率の問題ですが、難関大学であればあるほど、高め合えるような刺激的な仲間に出会える可能性が高く、大学でのつながりは仕事などを通して人生全体に影響することもあります。
- 「サークル、アルバイト、国内・海外旅行など」
もちろん、「サークル、アルバイト、海外旅行」なども大事です。でもこれってどこの大学に行っても自分次第で充実させることができますよね?高校生の段階では、あまり差がつかない部分です。
こう考えると、充実した4年間の大学生活を送るためには、授業やゼミが大事だという結論になります。
ここからが本題です。
どうやって学部を選べばいいのか?
最初に結論です。
『自分がどこの学部に行きたいか考えつづけること』です。
簡単そうに聞こえますが、実感としてこれができている高校生は、2~3割です。原因としては、以下の3つに分類できます。
・大学選びと比べて、学部選びはそこまで大事ではないと思っている
・各科目の勉強のほうが大事だし、勉強に時間を取られるので、学部について考える余裕がない
・どうやって学部を選べばいいか、その方法がわからない
ここからは、『学部選びにおけるポイントとそのポイントを実践するための具体的な行動』をご紹介します。
(ここからの内容を読んで少しでも共感したら、いまからスタートすることを強くおすすめします!)
どちらも大事!「大学選び」が大分類、「学部選び」が中分類のイメージ
みなさん、冷静に考えてください。
「アニメが好きだから、どのアニメ映画でも映画館で観たい」
「音楽が好きだから、どんな歌手のコンサートでも行きたい」
このような人は稀ではないですか?大学も同じで、大分類を「大学選び」とすると、中分類が「学部選び」になります。そして、この「学部選び」を真剣に考えないということは、リスクが大きい状態なのです。
リスクとは、不確実性のことです。つまり、リスクが大きいとは、学部の内容がめちゃくちゃ自分に合って面白いという可能性がある一方、その学部の内容については、まったく興味がなく、1ページも教科書を読みたくないという状況も起こりえるのです。
そして、どちらになるかは不確実性が高いのでわからないのです。怖くないですか?
こうならないための具体的な行動としては、どの大学でもいいので、自分が行きたいと思っている学部の授業を受けてください。いまは早稲田大学のように各学部の授業やゼミをオンラインで公開している大学もあります。
この時に大切なポイントは、第三者目線で見るのではなく、本当に自分が授業に参加している、自分はゼミ生だという視点で見るようにしてください。
最低限、この行動をしておくと、自分が頭の中でイメージしていた学部での学びの内容と実際の学びの内容のずれが少なくなります。
『自分の思い込みや先入観に気づくこと』
この「自分の思い込みや先入観」に気づくことができれば、納得できる学部選びができます。ただし、高校生の段階でこの意味を理解することは、極めて難しいです。
なぜなら、思い込みや先入観に気づく可能性が高いのは、一度失敗した後だからです。そして、高校生の場合、失敗経験の総量が少ないので、「自分の思い込みや先入観」に気づくことが難しいのです。
「自分の思い込みや先入観」の具体例としては、ご両親や身近な人と同じ職業を目指す場合などがあります。看護師のような医療関係職、公務員、教師などに多い印象です。(職業がどうこうというお話ではまったくありません)
このときに、本当に自分がやりたくて目指している場合はまったく問題ないのですが、あまり考えずなんとなくの場合や、信頼できる親から勧められたからという理由だけだとすると少し危険です。
また、実際に体験したことがなくて自分の頭の中だけで想像しているだけの場合もリスクがあります。
こちらの対策のための具体的な行動は、「一次情報」、つまり誰のフィルターも通っていない情報を手に入れることです。
本当は、実際の職場などに行くのが理想ですが、職業によっては難しい場合もあるので、純粋な「一次情報」ではないですが、例えば、職業教育を行っている専門学校のオープンキャンパスに一度参加してみるなどは面白いかもしれません。
とにかく誰かの意見を鵜呑みにするのではなく、「自分で考えて、行動して、また考えて、決める」というサイクルを繰り返すことが大切です。
また、クリティカルシンキング、つまり多面的に物事を考える力を養うことも有効です。『クリティカルシンキング』と検索して、でてきた本の中から興味があるものを1冊選んで読んでみることをおすすめします。
「やってみたい」という自分の直感を信じること
ここまできてはじめて、自分の直感を信じる段階に移ることができます。この直感を信じるという言葉は、言語化がとても難しいのですが、自分で直感を信じられているかどうかは、ここまでくれば自分でわかるので安心してください。
逆に言うと、まだわからないという方は、上の2つの行動を継続することをおすすめします。
具体的な行動プランとしては、手帳などに自分の行きたい学部とその理由を書いて毎日読むことです。なぜなら、読むことがきっかとなってそのことを毎日考えるようになるからです。
おそらく、半年から1年くらいは飾られた表面的な内容になると思いますが、続ければ少しずつ自分の本心に近づいていきます。高3生でも、3週間~1か月続ければ効果がでてくるので大丈夫です!
まとめると、『学部選びのポイント』は、『自分がどこの学部に行きたいか考えつづけることができるかどうか』だけです。
学部選びにおいては、「成功」と「失敗」という結果があるわけではなく、「納得」と「後悔」という2つの感情のバランスが変わってくるのです。
まったく「後悔」のない選択はできませんが、できることなら「納得」の感情が大部分を占める選択をしてほしいと願っています。
現論会では、「納得」できる学部選びのサポートも行っておりますので、お気軽に無料相談面談にお越しください!
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