共通テスト英語リーディング対策|効率的に得点する方法【現論会香椎校】
更新日 : 2025年10月7日
こんにちは。現論会香椎校コーチの香川です。九大医学部合格の経験を活かして大学受験の有益な情報をお届けします。
「共通テストの英語リーディングが時間内に解き切れない…」「長文が多くてどこから手をつければいいかわからない」――そんな悩みを持つ受験生は多いのではないでしょうか。
共通テストの英語リーディングは「文章量が多い」「言い換えが複雑」「情報処理が速さを求められる」という特徴があり、多くの受験生を悩ませる科目です。特に近年は文章量が増加傾向にあり(2025年度は約5,612語)、従来の読み方では時間切れになりやすいのが現状です。
単語力・精読力だけでは戦えない共通テスト英語リーディングの特徴・頻出問題・解法のコツ・対策方法をご紹介します。
共通テスト英語リーディングの特徴
共通テストの英語リーディングには以下のような特徴があり、受験生たちは苦手としています。
- 文章量が多い:時間配分を誤ると最後まで解き切れない
- 情報処理の速さが求められる:細部にとらわれず全体像を把握する必要がある
- 言い換え表現が多い:本文と異なる表現で問われるため、誤答に引っかかりやすい
この3点を踏まえて、効率的な解き方を練習することが合格への第一歩です。これらの特徴に対する具体的な対策をお伝えしていきます。
2種類の文章タイプと攻略法
共通テスト英語リーディングには、大きく分けて2種類の文章があります。
- 情報取得型:図表・イラスト・チラシなどから情報を読み取る問題
- 論理展開型:評論や小説など、文章構造や主張を理解する問題
それぞれのタイプに応じた対策を行うことが重要です。
共通する対策ポイント
1. 文章は一度最後まで読む
🚨世に多く出回っている、「設問を見てから答えを探しながら本文を読む」という方法論は効率的に見えて、実は危険です。注意してください。理由は以下の通りです。
- 全体像やテーマを把握できず、細部に迷いやすい
- 設問に気を取られて誤った言い換えに引っかかる
- 本文と設問を往復するため時間ロスが大きい
はじめに一読する際はじっくり精読する必要はなく、全体の流れと主張をつかむことを意識しましょう。
2. 消去法を使う
共通テストでは、選択肢の言い換えが巧妙に仕組まれています。積極法を用いて正解を当てに行くのはかなり難しく、文章を細部まで読む必要があり、時間不足に陥りやすいです。
正解を「当てにいく」のではなく、誤答を消すことで正答にたどり着くのが効率的です。
- 本文に戻らずに判断する
- 本文中の表現そのままは誤答の可能性大
- 全体の流れに合っているかを意識
これらのポイントに注意して消去法を使いましょう!
また、誤答は「逆」「ずれ」「本文にない」の3パターンに分類できます。普段からどの誤答パターンかを意識して練習すると精度が上がります。
タイプ別の具体的対策
① 情報取得型(図表・イラスト・チラシなど)
- 素早く必要な情報を探す練習を繰り返す
- 日常的な英語表現に慣れる
- 過去問や模試で見たことのない形式でも落ち着いて処理できるよう、さまざまなタイプの演習量を確保する
② 論理展開型(評論・小説など)
- より本格的な英文読解力が必要
- 普段から「主張・テーマ」を意識して読む習慣をつける
- 短期間では身につかないため、日々の学習でコツコツ積み上げる
読解力を高める具体策
1パラグラフ・1アイデア
パラグラフごとに言いたいことは一貫している。各段落を一言でまとめる(パラグラフメモ)練習をしよう。。
ディスコースマーカーに注目
「However」「Therefore」「But」などの接続表現が、論理展開や主張を示すサインになる。
「1パラグラフ・1アイデア」と「ディスコースマーカー」に関する記事はまた別の機会に書こうと思います。
まとめ
共通テスト英語リーディングでは、
- 全体像をつかむ一読
- 消去法による効率的な選択肢処理
- 論理展開の把握
- タイプ別の読み方(情報取得型・論理展開型)
が得点のカギとなります。
今日からの学習で「消去法」や「パラグラフメモ」を取り入れ、効率的にリーディング力を鍛えていきましょう!
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今回お伝えした解法はあくまで一般論です。実際の解法・戦術は個人の特徴により様々です。
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