取り繕うな:自分の人生に正直に生きるために
更新日 : 2025年2月26日
難関大学を目指す受験生の皆さん。あなたは今、膨大な勉強量とプレッシャーの中で、誰かの期待に応えようとしていませんか? しかし、本当に大事なのは「どう見られるか」ではなく、「何を成し遂げるか」です。他人の評価に振り回されることなく、自分の信念に従って生きることが、長い目で見て最も価値のある選択になります。
周りの評価は一貫しない
私は学生時代から、ある人には「熱心な学生」と評価され、ある人には「サボる学生」と見られてきました。そして社会人になっても、それは変わりません。ある人は私を「ものすごくサボる人」と評価し、別の人からは「ものすごく仕事を熱心にする人」と言われます。
つい先日、5年ぶりの同窓会で、10年来の同僚から「◯◯さんは、ものすごく仕事熱心ですよね」と言われました。しかし、一方で別の人からは「本当に仕事をしない人」と評される。全く逆の評価を受けているわけです。これは、私が周りの目を気にせず、「目的に向かって生きている」からこそ起こる現象です。
取り繕うことの弊害
私は会社のエグゼクティブの一人として、多くの社員を見てきました。そして一つ確信したことがあります。
「本当に仕事をする人の割合は、組織が大きくなるほど低くなる」
最も危険なのは、実は「仕事をしているように見える人」です。彼らは本当にサボっている人よりも悪質です。なぜなら、見た目の努力や表面的な成果を取り繕いながら、組織の中で評価を得ようとするからです。結果として、本当に仕事をする人が評価されにくくなり、組織の生産性が下がる要因になります。
これは受験の世界にも通じるものがあります。「勉強しているように見せること」が目的になっていませんか? 例えば、SNSで「今日も○時間勉強しました」とアピールすることで、周囲の評価を得ることに満足していませんか? 本当に大切なのは、何時間机に向かったかではなく、何を理解し、どのように思考し、どれだけ成長したかです。
目的を持つことが全て
難関大学を目指すなら、他人の目を気にしている時間はありません。目指すのは、「勉強しているように見せること」でも「受験生らしいことをすること」でもなく、「本当に合格を勝ち取ること」のはずです。
1. 目的に忠実であれ
受験の目的は、大学に合格し、その先の未来を切り開くことです。他人の評価に左右されず、自分のゴールを常に明確に持ち続けてください。
2. 他人の評価は無視する
どうせ人は勝手なことを言います。「あいつは勉強しすぎだ」「あの人は遊んでばかりだ」…他人はあなたの努力を本当の意味では理解できません。ならば、自分が納得する生き方をしましょう。
3. 表面的な努力にとらわれない
「ノートをきれいにまとめる」「たくさんの参考書を揃える」「勉強時間をSNSに投稿する」…これらは、ある種の「仕事をしているように見せる」行為と同じです。本質は、どれだけ知識を吸収し、活用できるかにあります。
最後に
私は今でも「サボる人」と言われることがあります。しかし、その一方で「仕事熱心」とも言われます。この相反する評価を受け続けている理由は明確です。私は他人の目を気にせず、自分の目的に向かって生きているからです。
受験生の皆さんも、自分の人生を目的に沿って生きてください。他人の目を気にして取り繕うことは、短期的には楽かもしれませんが、長期的にはあなたの成長を妨げる要因になります。真の目的に向かって、ただひたすらに努力してください。
そして、
This is your life.
これはあなたの人生です。他人の期待や評価に縛られることなく、自分の信じる道を突き進んでください。