【一宮市の高校1年生向け】文系と理系は、どうやって決める?後悔しないための3つの視点とヒント
一宮市の高校1年生の皆さんの中には、いよいよ文理選択の時期が近づいてきて「どうやって決めたらいいんだろう?」って悩んでいる方もいるかもしれません。将来に関わる大切な決断だからこそ、慎重になりますよね。
「数学が苦手だから文系にしようかな」「なんとなく理系がいいって聞いたから理系にしようかな」といった理由で決めてしまうと、後で「こんなはずじゃなかった…」と後悔することになりかねません。
今回のブログでは、後悔しない文理選択のために、大切な3つの視点と具体的な決め方について解説してみたいと思います。
一宮市の高校では、文理選択はいつまでに決めるの?
一宮市の多くの高校では、高校1年生の秋頃から冬頃にかけて文理選択の希望調査が行われ、高校2年生から文系・理系に分かれて授業がスタートすることが多いです。
高校に入学したばかりで、まだ将来のことが明確でなくても、この時期までに決める必要があるということを頭に入れておきましょう。
後悔しない文理選択のための3つの視点
文理選択を決める際に、ぜひ考えてほしい3つの大切な視点があります。
1. 「将来なりたい職業」や「大学で学びたいこと」から逆算する
具体的な将来の夢や、大学で学びたい学問分野が決まっている場合は、そこから逆算して文理選択を考えるのが最も確実な方法です。
- もし「なりたい職業」があるなら…
- 例えば、お医者さんやエンジニアになりたいなら「理系」。
- 弁護士さんやジャーナリストになりたいなら「文系」。
- このように、特定の職業に就くためには、進むべき学部や学ぶべき専門知識が自然と決まってきます。
- まだ職業は決まっていないけど「学びたいこと」があるなら…
- 「心理学について深く知りたい」→文系(心理学部など)
- 「新しい素材を開発したい」→理系(材料工学など)
【ちょっとしたヒント】
「この学部を卒業したら、どんな仕事に就けるんだろう?」と気になる場合は、大学のパンフレットやホームページで、卒業生の進路を調べてみるのも良いでしょう。
2. 「興味・関心のあること」や「好きな科目」から考える
具体的な職業がまだ浮かばない場合は、「自分が何を面白いと感じるか」「どんなことに興味があるか」ということを考えて決めていく方法もあります。
- どんな教科の授業が一番ワクワクする?
- 歴史の出来事の背景を探るのが楽しい?
- 科学実験に夢中になれる?
- 物語の登場人物の気持ちを考えるのが好き?
- 数学のパズルを解くのが得意?
- 学校の勉強以外で、どんなことに興味がある?
- 読書が好きなら文学や歴史に繋がるかも。
- ゲームやアニメが好きなら情報科学やデザインに繋がるかも。
- 環境問題や社会のニュースが気になるなら社会学や経済学に繋がるかも。
ポイントは「得意かどうか」よりも「好きかどうか」!
もちろん、得意な科目を選ぶのは受験には有利かもしれません。でも、大学に入ると、その分野の勉強をさらに深く掘り下げていくことになります。「得意だけどあまり好きじゃない」科目だと、だんだん勉強が辛くなってしまうことも。一方で、「今は少し苦手だけど、すごく興味がある!」という科目なら、モチベーションを保って頑張れる可能性が高いです。
3. 「入試科目」を調べて、学習計画を立ててみる
興味のある学問や就きたい職業が絞れてきたら、志望する大学や学部の「入試科目」を調べてみましょう。
文系と理系では、大学受験で必要となる科目が大きく異なります。例えば、文系の学部では社会科目を多く使い、理系の学部では数学や理科が必須となることが多いです。入試科目を調べたて、学習計画を立ててみて、自分が受験で戦っていけそうかどうかを、考えることも重要です。
- 志望校の入試科目を早めに把握することで、高校2年生からの授業選択をスムーズに進めることができます。
- 「とりあえず文系」や「とりあえず理系」で選んでしまうと、後で志望校の入試科目に合わなくなってしまい、進路変更が難しくなることもあります。
迷った時は、こんな考え方も!
それでもどうしても決めきれない!という場合もありますよね。そんな時は、以下のポイントも参考にしてみてください。
- 「理系に進んでおくと選択肢が広がる」という考え方
一般的に、理系から文系の学部へ進路を変える「文転(ぶんてん)」は比較的しやすいと言われています。なぜなら、理系の科目は文系に進んでも使うことがあるためです。一方で、文系から理系の学部へ進路を変える「理転(りてん)」は、理系科目の基礎を高校でしっかり学んでいないと難しくなることが多いです。また、文系の人は、数Ⅲ等を学習していないことから、これを独学で学習していくのも大変です。数学や理科への苦手意識がなければ、理系寄りの選択をしておくことで、後で方向転換しやすくなる、という考え方もあります。ただし、文転の場合も、苦労することが多いので、文理選択までに、しっかりと将来のことを考えておくことが大切です。
- 文理融合の学部も視野に入れる
最近は、文系と理系の学問を両方学べる「文理融合」型の学部が増えています。例えば、情報科学を文系的な視点から学ぶ学部や、社会問題を理系的なデータ分析で解決する学部などがあります。
- 先生や家族に相談する
一人で抱え込まず、学校の先生や進路指導の先生、そしてご家族に相談してみましょう。客観的なアドバイスや、気づいていなかったあなたの得意なことを見つけてくれるかもしれません。もちろん、現論会 一宮駅前校の教室長やコーチに相談してもOKです。
まとめ
文理選択は、あなたの将来を考える良い機会でもあります。焦らず、じっくりと自分と向き合い、納得のいく選択をすることが何よりも大切です。
- 「将来の夢」や「大学で学びたいこと」から逆算する
- 「好きな科目」や「興味のあること」を深掘りする
- 志望校の「入試科目」を調べて、早めに準備する
これらのステップを踏んで、ぜひあなたにとって最適な道を見つけてくださいね。