6月は受験勉強の“分かれ道”!今やるべきこととは?
更新日 : 2025年6月25日
みなさん、こんにちは!現論会市ヶ谷校教室長の千葉唯信です!
今日は受験生向けに、6月の過ごし方についてお話ししていきたいと思います!
6月は部活引退直後の生徒と、春から受験モードに入っていた生徒の“実力差”がはっきり出始める時期です。まだ夏休みではない、だけど受験は待ってくれない──。この「分かれ道」の6月をどう過ごすかが、志望校の合否を左右すると言っても過言ではありません。
【6月が重要な理由】
6月は学習の質と量を習慣化する最後のチャンス
6月は、以下のような特徴的なタイミングにあります
- 春からのペース配分の“反省”ができる
- 夏休み直前の「準備期間」である
- 学校行事・部活のピークが一段落し、自分の時間が増える
つまり、自分の勉強リズムを「自分の意思」で作り替える余地がある、最後の月なのです!
また、学習の量、質について定義してみると以下のようになります!
量:可視化された1日6〜8時間以上の自学習(質が伴ってこそ意味がある)
質:目的意識・時間管理・フィードバックのある学習(ただの作業ではない)
この2つを「続けられる形」で習慣化できれば、夏に爆伸びする下地が完成します!
学校の定期テストや模試の結果が返却される時期
6月に入ると、定期テストの結果や、4月後半や5月にかけて受験した模試の結果が返却される時期です。
これらのテストの結果だけに着目するのではなく、間違えた問題をしっかりと分析し、普段の学習に繋げることができれば、成績を効果的に上げていくことができます!このタイミングで自分の間違えの傾向や苦手分野を把握しておくことで、その後の学習の方針を再設計することができるのです!
【具体的にやるべきこと3選】
① 1日の学習時間を“夏仕様”に慣らし始める
現役の受験生は夏休み期間は1日あたり10時間以上学習に取り組むのが望ましいとされています。しかし、夏休みに入ったからいきなり毎日10時間勉強しようと思っても、なかなかうまくいきません。学校がある平日は自主学習の時間を4時間以上は少なくとも確保しましょう。また、何もない休日は8時間を目標に学習する習慣を身につけましょう。
ここでの学習時間を増やすコツは、いきなり増やそうとするのではなく、徐々に増やしていくことです!そうすることで長時間の学習にも慣れてきます!
② 苦手分野を克服するチャンス
この6月のタイミングで、今までの学習で苦手逃げした分野に取り組むことが大切です!特に、英語の文法や数学の解法暗記などの基礎的な項目で苦手な分野がある人は要注意です!夏に入るとなかなか復習の機会を設けることができなくなるので、苦手分野を克服しておきましょう!
また、現論会が掲げる志望校合格から逆算して学習計画を立てるというカリキュラムであれば、このタイミングで計画の見直しも可能となっています!
③ 模試・定期テストの復習を「分析」までやる
受験生の多くがやりがちな“復習の落とし穴”は
- 解答を見て「なるほど」と思って終わってしまう
- 正解を写して満足してしまう
- 「ケアレスミス」で済ませて間違いを深掘りしない
これらは「やった気になってるだけ」の復習です。
✅ 本当に点数を上げたいなら、
「どの部分を間違えたか」、「過去問で合格点を取れるようにするにはどのようにすべきか」
まで突き詰めて考える=分析が必要です。
間違いには必ず“理由”があります。ケアレスミスとして一括りにするのではなく、どのようなタイプの間違いをしているのかを分析しましょう。
現論会では模試を志望校の過去問で合格点を取るためのもの、と定義しています!過去問で頻出の単元で間違えたところや弱点がなかったか、今から伸ばしていくべきところはどこなのかを明確にしましょう!
【最後に】
6月に“やった人”と“迷っていた人”の差は、夏には見えないほど大きくなります。「自分は今、どちら側か?」を考えて、一歩でも早く動き出しましょう。
6月は、まだ「本番」ではありません。ですが、ここでの行動の差が、3か月後・6か月後の自分を決定づけます。
- なんとなく勉強している人
- 時間だけ確保して「内容」は後回しの人
- 模試や定期テストを“やっただけ”で流している人
そんな人たちが、無自覚のまま夏休みに突入していきます。
一方で、この6月に
- 勉強習慣を“自分の型”として確立できた人
- 模試の失点を“戦略”に変えた人
こうした人は、7月以降に加速的に伸びていきます。夏の努力がそのまま成果に繋がります!
現論会では、こうした分岐点となる6月に合わせて、学習戦略の見直し・習慣の構築・模試分析など、コーチングを通したサポートを行っています!
迷っている時間があるなら、その時間を「前に進む準備」に変えましょう。
勝負は、もう始まっています。今こそ、差がつく6月です。