数学が超苦手だった浪人生が東大入試本番で数学満点を取るまで
更新日 : 2025年8月19日
今から生徒Aさんの物語をします。Aさんは有名国立高校の生徒で、定期テストの総合成績は常に校内トップ10でした。 彼は迷うことなく東大を目指すのですが、どうしても模試ではいい成績が出ません。 特に数学は200点満点で10点とか20点というのもザラでした。 彼はなんとか数学を克服するために、出来るだけたくさん問題を解いて解法パターンを覚えようとしました。出来の悪さを暗記でカバーしようとしたのです。
数学は暗記?
チャート式は、ほとんどの問題が自力では最後まで解けませんでしたので、10分ほど考えても分からない問題はすぐに答えを見て理解し(理解したつもりになり)、答案を何度も紙に書いて丸暗記しました。皆そのように勉強していると思って、自分のやり方を露ほども疑いませんでした。
定期テストではこの方法でなんとかなりましたが模試や入試本番では全く役に立ちませんでした。数学がダメダメだったので、東大入試本番は英語や理科などの数学以外の、あまり差がつかない科目で得点するしかなく、当然合格最低点狙いでした。
彼は東大受験に2年続けて失敗しました。足を引っ張ったのは明らかに数学でした。
2浪目は予備校に行かず自宅浪人します。 落ちた年と同じことをやっていても受かる気がしなかったのです。
教えを請う~転機
どうしても数学をなんとかしたかった彼は、ひと足先に東大生になった同級生(ちょっと嫌なヤツ)を東京に訪ね、恥を忍んで数学の勉強法の教えを請います。
その同級生曰く、「君は点と直線の距離の公式を何通りの方法で証明できる?」と。 彼はその公式の証明方法はおろか、その公式がどんな形だったかも曖昧なことに気付かされ、顔から火が出るような恥ずかしい気持ちでその場を後にしたと言います。
その日から彼は、押し入れで埃をかぶっていた、数学の教科書を引っ張り出してきてじっくり読み直してみました。 教科書に書いてあることなんか、全部知っているつもりでしたが・・・理解していないことや理解が曖昧なことだらけで愕然とさせられました。
土台づくり~解ける喜び
まず彼は教科書に書いてある公式や定理を完璧に覚えること、教科書の章末問題を絶対に途中で答えを見ずに自力で解くと決め、数学の土台作りに3カ月かけました。
その3カ月は国語も英語も理科も完全放置、数学だけに全エネルギーを集中しました。一日15時間以上、数学だけ勉強しました。 一問解くのに3日も4日も考え抜くこともありましたが、徐々に問題を解くスピードが上がっていくのがわかりました。
複数の解き方を試し解法を「味わう余裕」も徐々に出てきました。数学の問題が解けるのが嬉しく、自宅浪人というドツボな日々なのに、毎日が楽しくさえ感じられました。
数学ⅠからⅢまで教科書を1周した時、2周する必要はないと思いました。教科書に書いてあることなら全部自力で証明できる自信があり、完璧に理解していたので絶対に忘れない自信もありました。
次に過去に受験した模試の問題を全部引っ張りだしてきて、あらためて解き直してみました。これで間違っている筈がないと思えるほどの完成度に答案を仕上げるまでは、絶対に答えを見ませんでした。不合格だった年の数学の問題も完成度の高い答案を作ることにこだわって解き切りました。
基礎を固めてキッチリ取り組めば、解けない問題など一つもないことが分かって自信を深めたと言います。
ようやく灯りが見えた
時が過ぎ、秋になって受けた河合塾の東大入試オープンでは数学が満点!総合点も300点を大きく超え(440満点)初のA判定!成績優秀者にも堂々名前が載りました。あれだけ数学がダメだったヤツがたった半年で成績優秀者に。東大入試本番の数学も全問完答の満点狙いに目標を変えました。
数学が得点源になったのでもう落ちる気がしませんでした。翌年の春、彼はずいぶん回り道をしましたが、東大に合格しました。数学は6問中6問全部完答!満点でした。
彼曰く、「1浪までの僕がやっていたのは、数学の勉強じゃなかった。あれは日本史や英語と同じただの暗記で、数学としては頭を全然使っていなかった。知っている定理や解法を駆使してトコトン考え抜いて、最後まで解き切ることが数学の勉強だと2浪して知りました!」と。
まとめ
- 数学の場合、解法の丸暗記や「理解したつもり」は難関大入試の本番ではほとんど役に立たない
- 数学は『基礎を極める』ことこそが最優先かつ最重要な勉強。演習量はそれほど重要ではない
- 各種チャート式は良い参考書だが、数学が苦手な人が取り組むには、収録問題数があまりにも多過ぎ、勉強が雑になる弊害が計り知れないほど大きい
- 数学は手あたり次第に問題を解くのではなく、良問(≠難問)にじっくり取り組むのが王道で正道!一見遠回りだがこれが最も近道
- 正しい勉強のやり方を選べば遠回りせずに成果を出せる!間違ったやり方を選べば大事な青春の時間を無駄にする
- 数学がデキルと受験勉強が楽。自己肯定感もアップ!!
Aさんの物語、いかがでしたか?
数学に限らず、受験勉強は「正しいやり方」を選ぶかどうかで成果が激変します。Aさんは間違ったやり方で2年を失い、正しいやり方に変えて半年足らずで結果を出しました。
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