超おすすめの数学勉強法~ポイントを貯める
更新日 : 2025年5月14日
「数学ってセンスでしょ?」「解法暗記ゲーじゃん」と言う人がいますが、それって本当でしょうか?
大学入試の数学で本当に求められているのは、「問題の本質をつかむ力」です。そして、それを身につける一番の方法が――そう、「ポイントを貯める勉強法」です!
「間違い」こそ宝の山!
まず強調したいのは、「間違えること」は恥ではなく、学びのチャンスだということ。
問題を解いた後、「正解だったかどうか」だけを見て終わりにしていませんか?
それでは、いつまで経っても「次に生かせる力」は身につきません。
間違えたときには、ぜひこう問いかけてください。
- どこをどう間違えたのか?
- 何を見落としていたのか?
- 公式の適用条件を理解していたか?
- 問題文のどの表現に引っかかったのか?
このような「発見」を、一つずつノートに書き溜めていく――これが「ポイントノート」のはじまりです。
ポイントノートってどんなもの?
普通の問題集とは違い、ポイントノートは「自分のための辞書」のようなもの。
1つでも多く価値ある「気づき」や「なるほど!」を書いていきましょう。
たとえば、
- 「ヘロンの公式を使えば、辺の長さだけで三角形の面積が出せる!」
- 「平方数は3で割って2余らない」
- 「対称性のある図形は、軸や中心で分けてみると案外シンプルに解ける!」
こうした「おもしろポイント」「思考のツボ」を、問題を解いた後に自分の言葉で書くこと。
これが、数学の理解を飛躍的に深めてくれます。
解法の「丸暗記」は無意味!
解法をパターンとして覚えること自体が悪いわけではありませんが、それを鵜呑みにするだけではなかなか応用が効きません。
入試問題は必ずと言っていいほど、「見たことのない設定」で出題されます。
だからこそ必要なのは、
- どんな状況でこの考え方が使えるのか?
- この発想は他の問題にも応用できるか?
といった「ポイント目線」で捉えること。
言い換えれば、問題を“解く”ことよりも、“学ぶ”ことを目的にするという姿勢が大切なのです。
時間があるときにするべきこと
「暇さえあれば問題集を解く」という人もいますが、できればその時間を「ポイントノートの見返し」に使ってみてください。自分で書いた“気づき”は、記憶にも深く刻まれます。そして何度も見返すことで、「これ前もどこかで見た!」という瞬間がどんどん増えていくはずです。これこそが、本当の“経験値”の積み重ねです。
おまけ:楽しい「ポイント」例
数学には、思わず人に言いたくなるような「ポイント」がたくさんあります。いくつか紹介しましょう。
- 積の中に偶数があると結果は必ず偶数。偶数は“強い”。
- 「余り」に注目すると、見えなかった性質が浮かび上がる(例:mod 3の世界)。
- 対数の式は「指数に戻して考える」と一気に簡単になることがある。
- 放物線の接線の傾きは、xの係数の倍になる(接線の公式より)。
こうした「面白い気づき」も、どんどんポイントノートに貯めていきましょう。
勉強が楽しくなる最大のカギは、“発見の喜び”を積み重ねることにあります。
まとめ:「貯金型の勉強」で数学力アップ!
数学が苦手だという人の多くは、「どこが大事か」「どこでつまずいたか」を曖昧にしたまま、ただ問題を解き続けていることが多いです。
でも、ポイントを貯めていく学習法を実践すれば、自分の成長が目に見えて分かるようになります。
そして何より――数学がちょっと面白くなります!
今日からぜひ、「ポイントノート」を1冊作ってみてください。
それはきっと、あなたの合格とその先の人生を支えてくれる、最高の“財産”になりますよ。