【藤沢校】文理選択の極意|後悔しないための決め方と失敗談
更新日 : 2025年10月21日
高校1年の秋〜冬、誰もが一度は悩むのが「文理選択」。
ここでの選択が、大学受験はもちろん、その後の進路やキャリアにまで影響する。
今回は、藤沢校が現場で見てきた「文理選択のリアル」と、
実際にあった失敗談から学ぶ正しい決め方をまとめる。
文理選択を間違えると、受験で“時間”を失う
「理系のほうが就職に強い」
「文系のほうが楽そう」
そんな“なんとなく”の理由で選ぶ人は多い。
でもその結果、2年後にこうなる。
- 理系に行ったけど、物理と数学で詰んだ
- 文系に行ったけど、受けたい大学が理系学部だった
- 高3の秋に「やっぱり文転したい」と言い出して間に合わなかった
文理選択の失敗は、努力量ではカバーしきれない「方向ミス」につながる。
【失敗談①】「理系の方がつぶしが効く」で選んで後悔
ある生徒は、周りの勧めで理系を選んだ。
もともと国語や英語が得意で、数学は苦手。
「なんとかなる」と思って進んだが、高2で数IIIと物理が壁になり、定期テストでも平均以下。
最終的には文転したが、受験に必要な社会科目を一からやり直す羽目になった。
結果的に1年分のアドバンテージを失った。
【失敗談②】「文系ならラク」と思って選んだ結果
別の生徒は、「理系は難しいから文系で」と軽く決めた。
しかし大学受験が近づくと、
「自分が本当に学びたかったのは情報系だった」と気づく。
今度は理系学部を受けたいが、数学がまったく手につかない。
結果、志望校を変えるしかなくなった。
文理選択を逃げの選択にしてしまうと、選択肢そのものが狭まる。
文理選択で本当に考えるべき3つのこと
1. 得意科目ではなく「続けられる科目」か
文理選択は「今できるか」ではなく「これから耐えられるか」で考える。
理系の計算、文系の暗記。どちらも楽ではない。
どちらの勉強が自分にとって苦じゃないかを基準にするのが正解。
2. 学びたいことと大学のシステムをセットで調べる
「心理学」「経済」「情報」「医療」「教育」など、学問名だけでは文理が分かれない。
例えば心理学でも、大学によっては理系(統計・実験中心)もあれば文系(哲学・社会学寄り)もある。
「分野」ではなく「学び方」で分類する」意識が必要。
3. 将来像を“職業名”で描かない
「医者」「公務員」「営業」「教師」といった肩書きで考えると、狭くなる。
それよりも、どんな環境で、どんなスピードで働きたいかをイメージすると、本質に近づく。
藤沢校が考える「文理選択の極意」
文理選択は、他人に決めてもらうものではない。
でも、一人で抱え込むのも危険だ。
迷っているときこそ、他者との対話の中で自分の思考を整理することが大事。
藤沢校では、実際の受験科目・大学リスト・成績データをもとに、
「あなたの強みを最大化できる選択」を一緒に設計している。
まとめ|文理選択で後悔しないために
- 「得意」より「続けられる」で選ぶ
- 「学びたいこと+大学のシステム」で判断する
- 「将来像」を曖昧にせず、自分の価値観を言語化する
文理選択は“最初の受験戦略”。
ここでの判断が、1年後・2年後の努力の方向を決める。
焦らず、でも逃げずに、自分の頭で考えてほしい。
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