出版社の皆さんへ ― もう「焼き回し参考書」はいらない
更新日 : 2025年10月13日
受験生を指導していて、毎年思うことがある。
それは、
世の中に「無くても誰も困らない参考書」が多すぎる。
似たような本、もう何冊出すんですか?
タイトルを少し変えただけ。
表紙の色を変えただけ。
著者名を変えただけ。
中身を開けば、構成も解説も、前に出した本とほとんど同じ。
つまり焼き回し、二番煎じ。
出版社としては「売れるから」なんだろうけど、
その結果、受験生が混乱しているんです。
受験生は「新しい本」を探してるんじゃない
受験生は信じて一冊をやり切れる本が欲しいだけなんです。
でも似たような本が乱発されると、
どれが本当に良いのか、誰も判断できなくなる。
結果、「とりあえず買う」→「積む」→「焦る」。
そうやって、努力のエネルギーが奪われていく。
「出版=善」じゃない
もちろん、良い本はある。
命を削るように作られた参考書もある。
でも、売るためだけに作られた本は、
受験生の時間を奪うだけのノイズです。
本を出すことが目的じゃない。
学ぶ人の成長に資することが目的であるべき。
藤沢校から出版社へお願い
現論会・藤沢校では、毎年多くの生徒を見ている。
「どの本を使えばいいかわからない」と悩む姿を何度も見てきた。
だからお願いしたい。
もう、焼き回しの二番煎じは出さないでほしい。
同じテーマなら、本当に中身を更新して出してほしい。
受験生は真剣だ。
だから、受験に関わる全ての大人も、同じだけ真剣であってほしい。
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