【第1回】主要模試解説シリーズ|河合塾の全統模試とは?共通・記述・プレ・大学別の違いを徹底解説
更新日 : 2025年5月25日
このシリーズについて
本シリーズでは、大学受験生向けに最も利用されている模試を「予備校別」に4回にわたって解説していきます。
第1回の今回は、河合塾の全統模試を特集。
- 全統共通テスト模試
- 全統記述模試
- 全統プレ共通テスト
- 大学別模試(東大・京大・名大 など)
これらを一つずつ紹介し、どんな目的で、どのタイミングで受けるべきかを具体的に説明します。
河合塾の模試の特徴とは?
河合塾の全統模試は、「全国統一模試」という名の通り、全国規模の受験者母集団を活かした、精度の高い判定と分析が魅力です。
- 受験者数が多いため、偏差値・順位が安定して信頼性が高い
- 共通テスト、記述試験、大学別など、多様な形式が用意されている
- どの模試も分析帳票が丁寧で復習しやすい
各模試の違いと使い方
■ 全統共通テスト模試(マーク式)
- 対象:高校1年〜浪人生(主に高3)
- 時期:5月、7月、10月、11月
- 特徴:
- 共通テストの本番形式に準拠
- 自己採点後すぐに目安得点を確認できる
- 志望校別の判定もあり
📌 おすすめの使い方
→ 時間配分やマーク式独特の思考力に慣れる。最低3回は受けたい。
■ 全統記述模試(記述式)
- 対象:高校3年生・浪人生
- 時期:5月、8月、10月
- 特徴:
- 二次・私大対策として本格的な記述形式
- 答案の添削・分析データが豊富
📌 おすすめの使い方
→ 自分の記述力や論理構成力の現状確認に。特に国公立志望者は毎回受験推奨。
■ 全統プレ共通テスト
- 対象:高校3年生・浪人生
- 時期:11月
- 特徴:
- 共通テスト本番を模した出題・時間割
- 最終調整・弱点確認に最適
- 自己採点→判定が即日わかる
📌 おすすめの使い方
→ 共通テスト前最後の模試。ケアレスミスや時間配分に注意しながら受けるべし。
■ 河合塾 大学別模試(東大・京大・名大など)
- 対象:志望校が決まっている受験生
- 時期:9月〜11月中心
- 特徴:
- 実際の大学の出題傾向を徹底分析
- 各大学の配点や形式に即した実戦模試
- 志望校内順位も出る
📌 おすすめの使い方
→ 志望校の出題形式に慣れたい人向け。秋〜冬の本番直前期に合わせて受験を。
まとめ:河合塾模試の活用ポイント
模試 | 特徴 | 受験すべき人 |
---|---|---|
全統共通 | 共テ形式に準拠 | 全受験生(高1〜高3) |
全統記述 | 二次・私大向け記述模試 | 国公立・難関私大志望者 |
全統プレ | 本番形式で直前演習 | 共通テスト受験者すべて |
大学別模試 | 志望大に特化 | 東大・京大・名大など志望者 |
次回は【第2回:駿台模試の詳細】を特集予定!
駿台全国模試・ベネッセ共催模試・大学別模試などを詳しく解説します。
※この記事は2025年5月時点の情報をもとに作成しています。最新情報は河合塾公式サイトをご確認ください。