【特別編】模試の“本当に効果的な”復習方法とは?|返却が遅い・記憶が薄い…を乗り越える戦略
更新日 : 2025年5月30日
はじめに:模試の“その後”をどうする?
模試は「受けるだけ」では意味がありません。 でも現実問題、返却までに1ヶ月かかることも多く、
- 「解答の意図を忘れてる」
- 「その時の学力より今のほうが上がってる」
- 「復習の意味ある?」
と感じる人も多いはず。 この記事では、そうした課題を前提に、 記述模試・共テ模試別の復習法/高校1,2年生の模試への向き合い方/進研模試の扱い方までまとめます。
共通テスト模試の復習:自己採点が“命”
◆ 模試後すぐにやるべきこと:
- 当日中に自己採点し、マークミスや知識抜けをチェック
- 「どこで時間が足りなくなったか」「どこを捨てたか」を記録する
- 予想得点と実得点が返却後にどれくらいズレたかを必ず比較
📌 POINT: → 共通テスト本番では、自己採点を元に出願・受験校を決定します。 模試でも「自己採点力」を鍛える=受験戦略の精度を上げることに直結します。
記述模試の復習:記述内容を“再提出”するつもりで見直せ
◆ 解き終わった直後にメモしておく:
- なぜその答えにしたか?どういう根拠・論理だったか?
- どこで時間を使いすぎたか?
→ これが1ヶ月後の「思い出せない」を防ぐ鍵!
◆ 返却後にやるべき復習:
- 模範解答と自分の記述を比較(構成・根拠の有無)
- 同じ問題をもう一度、今の実力で書いてみる(=自己更新)
- 添削結果の赤字だけを見ず、「なぜその減点か?」を考える
📌 POINT: → 記述は1回見ただけでは身につかない。 再解答+再添削の気持ちで復習すれば、次回以降に必ず成果が出ます。
高1・高2生にとっての模試:向き合い方を間違えるな
◆ よくあるパターン
- 学校に言われてなんとなく受ける
- 進研模試しか受けたことがない
- 偏差値だけ見て「まあまあかな」とスルー
→ これ、超もったいないです。
◆ 模試の使い方(高1・高2)
- 高1:定着度確認+共テ形式に慣れる(数学I A、英語基礎など)
- 高2:本格的に判定がつく。志望校を仮決定し、得点の伸び方を記録していく
📌 POINT: → 高1・高2の模試は「将来伸びるかどうか」を測る機会。 偏差値は「現状」ではなく「伸びしろ」で見るのがコツ。
進研模試って受ける意味ある?
- レベルはやや低め(偏差値=相対評価なので、母集団が穏やか)
- だからといって無意味ではない!
- 目的は:定着度確認+勉強ペース維持+成功体験
📌 POINT: → 共通テスト形式に慣れる、1点でも多く取る訓練、 「解けた!」の成功体験が大事。“勝てる模試”も成長に必要です。
まとめ:模試は“記録媒体”であり、“教材”でもある
模試は「受けるもの」ではなく、「使うもの」。 得点も記述も「答えた自分の姿」を記録してくれるからこそ、
- 自分の成長軌跡
- 思考のクセ・パターン
- 次に改善すべき具体的なポイント
が全部詰まってます。
✔ 自己採点で戦略を磨く ✔ 再記述で答案力を伸ばす ✔ 数ヶ月後に振り返ってニヤけられる模試活用を!
※この記事は2025年5月時点の模試制度・出題形式に基づいています。