タイの歴史【世界史】
更新日 : 2025年8月10日

タイの歴史を、重要な時代ごとに分けて簡潔に整理します。
1. 古代〜中世初期
- 先史時代
約4,000年前から稲作文化が発展。青銅器・鉄器時代を経て村落共同体が形成される。 - ドヴァーラヴァティ王国(6〜11世紀)
モン族が築いた仏教国家。インド文化の影響が強く、上座部仏教が広まる。 - クメール帝国の支配(9〜13世紀)
現在のカンボジアを中心に栄えたクメール帝国がタイ中部まで勢力を伸ばす。
2. スコータイ王朝(1238〜1438年)
- タイ最初の統一王朝とされる。
- ラームカムヘーン王の時代に繁栄し、タイ文字が制定される。
- 上座部仏教が国教化され、仏教文化が定着。
3. アユタヤ王朝(1351〜1767年)
- チャオプラヤ川流域に都を置く国際交易都市として発展。
- 日本(朱印船貿易)・ポルトガル・オランダなどとの貿易が盛ん。
- ビルマ(現ミャンマー)との戦争が激化し、1767年にビルマ軍により滅亡。
4. トンブリー王朝(1768〜1782年)
- タクシン王が建国し、戦乱で荒廃した国土を再統一。
- 短命な王朝だが、首都をバンコク近郊に置く基盤を築く。
5. ラタナコーシン(バンコク)王朝(1782年〜現在)
- ラーマ1世がバンコクを首都に定め、現在まで続く王朝の始まり。
- 19世紀:西洋列強との外交
周辺国が植民地化される中、巧みな外交と近代化改革で独立を維持。 - 20世紀前半
1932年、立憲革命により絶対王制から立憲君主制へ移行。
第二次世界大戦では日本と同盟関係を結ぶが、戦後はアメリカ寄りに転換。 - 20世紀後半〜現代
軍事クーデターと民政移行を繰り返す政治不安定期。
2016年、ラーマ10世(ワチラロンコン国王)が即位。
6. タイの歴史の特徴
- 植民地化を免れた東南アジア唯一の国(巧みな外交と緩衝地帯の役割)。
- 上座部仏教を中心とした文化の一貫性。
- 王権と軍の影響力が強い政治構造。
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