イタリアの歴史【世界史】
更新日 : 2025年8月8日

イタリアの歴史は、古代ローマ帝国から近代の統一国家成立、そして現代のヨーロッパ統合に至るまで、多くの激動と栄光を経験してきました。以下にその概要を時代ごとに簡潔にまとめます。
🏛 古代:ローマの栄光(紀元前8世紀~西暦5世紀)
- 紀元前8世紀:ローマ建国伝説(ロムルスとレムス)
- 紀元前3世紀:地中海支配を巡るポエニ戦争(対カルタゴ)
- 紀元前27年:オクタウィアヌス(アウグストゥス)によりローマ帝政始まる
- 西暦2世紀:ローマ帝国最盛期(五賢帝時代)
- 西暦476年:西ローマ帝国滅亡(ゲルマン人の侵入)
⛪ 中世:分裂と教皇の支配(5世紀~15世紀)
- ローマ教皇の台頭:キリスト教の中心としてローマが重要な地位を確立
- 神聖ローマ帝国との抗争:イタリア諸都市と皇帝の勢力争い
- 都市国家の発展:フィレンツェ、ヴェネツィア、ジェノヴァなどが繁栄
- 十字軍遠征:商業都市が東方貿易で富を蓄える
🎨 ルネサンス期(14世紀~16世紀)
- 文化の黄金時代:ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロらが活躍
- 人文主義の発展:古代ギリシャ・ローマ文化の復興
- 経済・金融の発展:メディチ家などのパトロンが文化を支援
⚔ 近世:外国支配と分裂(16世紀~18世紀)
- ハプスブルク家・フランスの介入:イタリア戦争が続く
- スペイン支配:ナポリ王国、シチリア島などがスペイン統治下に
- 教皇領の存続:ローマ周辺はバチカンを中心に独立的存在
🇮🇹 近代:イタリア統一(19世紀)
- リソルジメント(統一運動):
- マッツィーニ、カヴール、ガリバルディらが活躍
- 1861年:イタリア王国成立(初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世)
- 1870年:ローマ併合、統一完成
🪖 現代:戦争と共和国(20世紀~)
- 第一次世界大戦:連合国側で参戦、戦後の不満がファシズムの台頭へ
- 1922年:ムッソリーニが首相に(ファシスト政権開始)
- 第二次世界大戦:枢軸国側で参戦、のちに敗北
- 1946年:王政廃止、イタリア共和国成立
- 1957年:欧州経済共同体(EEC)創設メンバー
- 現代:G7の一員として、経済・文化両面で世界に影響力を持つ
📌ポイントまとめ
- ローマ帝国の中心地として世界史の中心的存在
- 文化・芸術の中心(ルネサンス)
- 近代までは外国勢力に分断されていたが、19世紀に統一達成
- 現代では観光・デザイン・食文化などで世界的な魅力を持つ
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