トルコの歴史【世界史】
更新日 : 2025年8月6日

歴史上、日本とも関わりの深いトルコの歴史の概要をわかりやすくまとめます。
🏛️ トルコの歴史概観
1. 古代〜ローマ時代
- ヒッタイト帝国(紀元前17〜12世紀):アナトリア地方(現在のトルコ中部)に興った古代王国。
- ギリシア都市国家:西部沿岸に多くの植民都市が成立(例:エフェソス、ミレトス)。
- ローマ帝国:紀元前1世紀以降、アナトリア全域がローマ領に。
2. ビザンツ帝国(東ローマ帝国)
- 330年:コンスタンティノープル(現イスタンブール)建設。ローマ帝国の新首都に。
- 395年:東西ローマ分裂後、ビザンツ帝国として独立。
- キリスト教文化・ギリシア文化の中心地となる。
3. セルジューク朝とイスラム化
- 1071年:マンジケルトの戦いでビザンツ帝国に勝利、アナトリアへのイスラム勢力の進出が加速。
- セルジューク朝ルーム・スルタン国が成立、トルコ系イスラム文化が根付く。
4. オスマン帝国(1299〜1922年)
- 1299年:オスマン1世により建国。
- 1453年:メフメト2世がコンスタンティノープルを征服、ビザンツ帝国滅亡。
- 16世紀:スレイマン大帝の下で最盛期。東欧・中東・北アフリカを支配。
- 19〜20世紀:衰退と「病人国家」と呼ばれるように。列強に対抗できず弱体化。
5. 近代・共和国の成立
- 1914年:第一次世界大戦に同盟国として参戦 → 敗戦
- 1919〜22年:トルコ独立戦争(ムスタファ・ケマル主導)
- 1923年:オスマン帝国崩壊 → トルコ共和国建国
- 初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルクが近代化改革(政教分離・ローマ字導入など)を実施。
6. 現代トルコ
- 1952年:NATO加盟、冷戦構造の中で西側に。
- 1980年:軍事クーデター(政治の不安定さ)
- 2000年代以降:エルドアン政権下で経済発展とイスラム色の強化。
- EU加盟交渉を続ける一方で、国内外での政治的課題も。
🧭 キーワードまとめ
時代 | 重要キーワード |
---|---|
古代 | ヒッタイト、ギリシア都市、ローマ帝国 |
中世 | ビザンツ帝国、セルジューク朝、イスラム化 |
近世 | オスマン帝国、スレイマン大帝、東西交流 |
近代 | 第一次世界大戦、アタテュルク、共和制 |
現代 | NATO、エルドアン、EU交渉 |
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